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2016年09月21日

最上もが(でんぱ組.inc)インタビュー「他人に興味がなかったぼくを変えてくれたキッカケ」

最上もが 闇金ウシジマくん
アイドルグループでんぱ組.incでのメンバーである最上もが。キュートなルックスとは裏腹に人とのコミュニケーションが苦手で自分の殻にこもってしまった過去があったそう。そんな彼女がなぜ、アイドルや女優として活躍できるのか、心境の変化や心掛けたことなどを聞いてみました。
 

この仕事を選んだのは、生きるために働かなくてはいけなかったから

最上もが 闇金ウシジマくん
――最上さんはもともと人と関わることがあまり得意じゃなかったそうですが、その真逆の人前に出て、人と関わる職業を選んだのかとても興味があります。

「ご縁があってお誘いいただいてでんぱ組.incに加入しましたけど、アイドルになりたいとか芸能界に入りたいというよりも“生きるために働く”という感覚でこの職業に就きました。すごくお金が欲しいという気持ちはないんですが、やっぱり生活するにはお金が必要ですから」

――とはいえ、自分が不得意なことを職業にするのは、相当大変なのでは?

「加入して3年ぐらいは本当にひどかったです。もともと他人に興味がないし、話すのも得意じゃないし。インタビューを受けても、ほとんど話せなくて他のメンバー頼みという状態で。でも、話したくないからで話さないのではなくて、ぼくみたいな緊張しいで話が下手な人が話すと、他の人の話をつぶしてしまったり、つまらなくさせてしまうんだろうと考えてあえて話すことをしなかったんです」
 

迷惑をかけたくないと話さなかったら、余計マイナスイメージに…

最上もが 闇金ウシジマくん
――嫌だから話さないのではなくて、迷惑がかかると思って話さなかったんですね。

「そうです。でも、自分は良かれと思ってやっていても『いつも不機嫌そう』とか『愛想が悪い』と良くないイメージを持たれることが多くなってしまって。自分では周りの人やメンバーのことを思って良い選択をしているとつもりだったのに、全く別の結果になってしまったんです。それがとても悲しくて、すごく落ち込みました」

――そこからどうやって方向転換したんですか?

「メンバーに怒られたんです。『そういう言い方は良くない』とか『話すのが不得意でも言い方を考えなさい』とか色々と指摘されました。きっと、話さなくても許される人もいると思うんですけど、それは確固たる実績があったり力があるから話さなくても認められている人だと思うんです。ぼくみたいな駆け出しの人がそんなことをしてしまったら、ただ、調子にのっていると思われるだけで。

そんなメンバーからの助言もあって、自分から話すようになりましたし、明るく見せたほうが印象が良くみえるとやっと気が付いたんです。気がつくまで3年もかかりましたけど(笑)」
 

自分を印象良く見せる秘訣はきちんとした挨拶と目を見て話す基本のこと

最上もが 闇金ウシジマくん
――自分を印象良く見せるのは、なかなか難しいと思うんですが、最上さんはまずは何から取り組んだんでしょうか?

「『そんなこと?』と思うかもしれませんが、きちんとした挨拶と目を見て話すことです。すごく基本なんですけど、とても重要なことなんですよね。タウンワークの読者の方はこれから社会に出られる方も多いと思うんですけど、職場で『おはようございます』『おつかれさまです』と言われるとすごく嬉しいんですよね。自分が言われて嬉しいことは、相手も嬉しいことだと思うので、自分から率先して言うようになりました」

――大切なことって、意外と忘れがちなんですけど、基本のことだったりするんですよね。印象良く見せるように努力したら、周りは変わってきましたか?

「そうなんです! スタッフの方とも積極的にコミュニケーションを取るように自分から動いたら、現場がとても良好になって。照明の方からは『もがちゃんがどんな角度で照明を当てたら一番かわいく見えるか考えている』と言われたこともあって。自分の中では、そんなことをしてもらえる立場ではないと思っていたのでとても嬉しかったです。

周りに媚びるのではなくて、礼儀を持って接することで対人関係をよりよくすることができるんだと知りました」
 

落ち込むことも多いけど、お芝居の仕事は一番楽しい

最上もが 闇金ウシジマくん
――その頑張りのおかげか、最近ではアイドルだけでなく女優としても活躍中ですよね。最新映画『闇金ウシジマくんPart3』にも出演されていますが…。

「最初、お話しをいただいたときは裸にされたり、ボコボコにされたらどうしようと思いましたけど、カウカウファイナンスの受付嬢と聞いてホッとしました(笑)。でも、クランクインしてからは毎日、緊張と不安の連続で主演の(山田)孝之さんに、色々話を聞いたら『いままでこの作品の中で、いろいろな人と関わってきたけど、もがちゃんが一番やりやすかったよ』と言ってくださって。ただ、その後に『でも、演技はまだまだだけどね』って言われて、本当にそうですよね、すみません…って(笑)。そして完成試写会で自分の演技を観てまたヘコむという…。」

――そんなにヘコんで落ち込んでも女優の仕事を受けるのはなぜですか?

「いろいろなお仕事をさせていただいている中で一番好きなのがお芝居なんです。もちろんそれはでんぱ組.incに加入して、様々な仕事をする中で少しずつ気が付いていったことで。芝居の現場には知り合いも少ないですし、仕組みも分からなければ、何が正解かも教えてくれる人もいないので、緊張するし不安も強い。

でも、現場に行くとみんながひとつのことに集中して取り組もうという姿勢が見えるこの場所がとても心地が良くて。共演している役者の方たちはアドリブでもどう動いているんだろうかとか、演技の幅の広さを見ながらスゴイ!と日々、学びつつ、自分はまだまだとヘコむことの繰り返し…。それでも翌日には現場に行くことが楽しみなんですよね」
 

仕事の辛さをカバーするのは思いやりの心

最上もが 闇金ウシジマくん
――ヘコんでも立ち上がって楽しめるのは、好きな証拠かもしれませんね。劇中、主役のウシジマが『仕事に必要なのは仲間だ』というセリフがありますが、最上さんにとって仕事に必要なものは何だと思いますか?

「仲間だ!と言いたいところですが(笑)、ぼくは思いやりですね。どんな仕事もひとりではできなくて、誰かしらが関わって成り立ちます。だからこそ、関わる人たちに思いやりをもって接すれば、仕事もうまくいく気がするんです。

例えば、上司から厳しい言葉をかけられたとしても、思いやりを感じれば受け止めることができる。仕事は辛いコトも多いし心を削ることもたくさんあると思う。それを何でカバーするかと言ったら、ぼくは思いやりだと思っています」

闇金ウシジマくん

(C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会

■映画情報
『闇金ウシジマくんPart3』
9月22日(木)全国ロードショー

派遣社員の真司(本郷奏多)はタレントのりな(白石麻衣)との出会いをきっかけにネットビジネス界のカリスマ・天生(浜野謙太)のセミナーに参加、人生逆転を狙ってマネーゲームに巻き込まれ、サラリーマンの加茂(藤森慎吾)はキャバクラ嬢を落とすために、丑嶋(山田孝之)が経営するアウトローの金融屋『カウカウファイナンス』で借金を繰り返す。金を巡り、様々な人間模様が交錯する人気シリーズ『闇金ウシジマくん』の映画第3弾。

■Profile
最上もが(もがみもが)

2月25日生まれ、東京都出身。アイドルグループでんぱ組.incのメンバー。アイドル活動だけでなく、ファッションモデル、女優としても活躍中。

取材・文:中屋麻依子 撮影:八木虎造