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2017年12月01日

SCANDALメンバーに聞いた「アーティストになると決心した瞬間は?」【コヤブソニック2017出演者インタビューVol.2】

SCANDALメンバーに聞いた「アーティストになると決心した瞬間は?」【コヤブソニック2017出演者インタビューVol.2】11月3日〜5日までの3日間、インテックス大阪にてタウンワークが特別協賛したコヤブソニック2017が行われた。連日ステージには錚々たるアーティスト、芸人が集結。熱いパフォーマンスを繰り広げてくれました。

そんな、第一線で活躍する出演者たちも、かつては夢見る少年少女だったはず。今回タウンワークマガジンでは、彼ら、彼女らが夢を見つけた瞬間、そして今に至るまでの物語を語ってもらいました。シリーズ2回目のゲストは熱いライブを繰り広げてくれたSCANDALの4人です。

 

<子どもの頃の夢>
(子どもの頃になりたかった職業)

「自分はセーラームーンになるんだ!」ってそれしか考えてなかった

TOMOMI(Bass & Vocal) 小さい頃、アニメ『美少女戦士セーラームーン』が大好きで。「自分はセーラームーンになるんだ!」って、それしか考えたことがないです(笑)。

MAMI(Guitar & Vocal) 保育園のころは、建築士になりたいと思っていました。というか、設計やデザインはもちろん、土木工事まで含めて、将来は全部自分で家を建てたいなって。

TOMOMI 昔からもの作りが好きな、MAMIらしい夢やな。

HARUNA(Vocal & Guitar) 私は幼稚園の年長さんあたりから安室奈美恵さんに憧れていて。歌って踊るアーティストになりたかったです。

RINA(Drums & Vocal) 私も、小さい頃からステージに立つ人になりたくて。幼稚園のころから劇団に入っていてレッスンを受けたり、小中学生になるといろいろなオーディションを受けながら、そういう華やかな世界への憧れがありました。

 

<夢を見つけた瞬間>
(今の仕事を目指そうと思ったキッカケ)

ある日突然、ダンススクールの先生から「楽器をやってみないか」と言われる

HARUNA 私たち4人とも、もともとは大阪のダンス&ヴォーカルスクールに通っていたんです。

RINA 私とHARUNAは小さい頃から追っている夢を叶えるためにね。

TOMOMI 私はただダンスが好きで、趣味で習うっていう感じだったんですけど。

MAMI 私も習い事感覚でした。

RINA そうしたら、ある日突然、スクールの先生から「楽器をやってみないか」って言われて、この4人でバンドを組むことになったんです。

――まさかの急展開!

RINA もう、びっくりでしたけど、私なんかはどんな手を使ってでも夢を叶えたい!っていう一心で、その提案に飛びついたんです。

TOMOMI ただ……まず楽器を知るところからのスタートで、自分からバンドを始めたわけじゃなかったから、劣等感みたいなものも最初はあって。

MAMI 私は、バンドといえばギターかな?っていうくらいのノリで、スクールの先生に勧められるままにギターを始めたから、わからないことがたくさんだったし。

RINA でも、2年後にデビューして、アメリカツアーをやることも決まっていったから、そこに追いつくために毎日レベルアップしなきゃっていう気持ちが、4人ともすごくあって。

HARUNA 自分たちで、大阪城ホールでライブをしようって決めてね。

RINA それから、大阪城ホールが見える大阪城公園でストリートライブを始めたんです。

SCANDALメンバーに聞いた「アーティストになると決心した瞬間は?」【コヤブソニック2017出演者インタビューVol.2】

 

<夢への道のり>
(今の仕事につくために、努力したこと、作戦を立てたこと)

結成当初はお金がなかったので衣装は制服

HARUNA 最初の頃は、制服で集まって、みんなでそのままスタジオに行って、そのノリでライブをしちゃおうっていう。

MAMI 衣装を買うお金もなかったしね。

RINA だったら制服のままやってもいいんじゃない?っていうことになって、それを見てくれたスタッフさんが、「そのままデビューしてもいいんじゃないか」って言ってくれたんだよね。ただ、ロックバンドの仲間がなかなか増えなくて、アイドル方面にも、バンド方面にも、ダンス方面にもなじめないようなグループだったんですよ、ずっと。そんな中で、ちゃんとバンドになりたい!っていう気持ちがどんどん大きくなって。最初はスクールの先生に言われて受け身のままバンドを始めた4人なんですけど、自分たちでSCANDALを作っていくのが楽しくなっていったし、使命感すら芽生えるようになったんです。

TOMOMI 結成したときはバンドとしては孤独だったけど、11年続けると仲間も増えてきてね。長らくフェスや音楽系のラジオ番組にご縁がなかったんですけど、そういう機会も少しずつ増えていくうちに、バンドらしくなっていったなと思います。

SCANDALメンバーに聞いた「アーティストになると決心した瞬間は?」【コヤブソニック2017出演者インタビューVol.2】

 

<創意工夫>
(人気者になるために、工夫したこと)

ストリートライブで手書きのチラシを配った

TOMOMI ストリートライブのとき、手書きでチラシを書いて、それを歩いている人に配ったりとか。

HARUNA 大阪城ホールのすぐ近くでライブをしていたから、大阪城ホールでライブをやるアーティストの曲を、バンドでコピーをしたり。なんとか、自分たちの歌と音を聴いてもらおうと思って。

MAMI  YUKIさんがライブをするとなったら、「JOY」をコピーしてね。

RINA あのときは、結構観てもらえたよね。

SCANDALメンバーに聞いた「アーティストになると決心した瞬間は?」【コヤブソニック2017出演者インタビューVol.2】

 

<血と汗と涙>
(今の仕事を通して辛かったこと、悔しかったこと。がんばった記憶)

バンドはメンタル勝負って、ホントに思います

MAMI 最初のうちは、ストリートライブでなかなか人に足を止めてもらえなかったり、配るチラシももらってもらえなかったり……。

RINA 結構、精神的なダメージが大きくて(苦笑)。

TOMOMI でも、毎週やっていくうちに本当に少しずつだけど観てくれる人が増えていって。

RINA ストリートライブのおかげで、大分メンタルが鍛えられたよね。

TOMOMI うん、ストリートライブをやっていてよかったと思います。メンタルを鍛えられていなかったら、今までバンドが続いていないかもしれない。

RINA バンドはメンタル勝負って、ホントに思います。

HARUNA 私たち、メンタルがどんどんムキムキになっていって……(笑)。

TOMOMI 『スーパーマリオ』で言う、無敵のスター状態(笑)。

――そして、誰かが落ち込んでいたら、メンバーが支えになったりも?

HARUNA そうですね。最初のころ、RINAが自分でいいのかって悩んだときには……。

RINA 私にとっては先輩の3人とバンドをやることのプレッシャーと、でもやりたいという気持ちの間で揺れていて。

HARUNA その気持ちを素直に打ち明けてくれたから、「RINAじゃなきゃダメだよ」って言って。

RINA あのときの言葉、すごくうれしかった。音楽的にも精神的にも支え合える仲間は、財産でもあります。

――信頼関係とお互いへの尊敬があればこそですよね。

RINA 技術も知識もなんの根拠もなかったけど(笑)、この4人ならおもしろいことができるんじゃないかっていうワクワクの空気が、最初からあったもんね。

MAMI そうそう。この4人なら楽しいことができる!っていうね。

――そのワクワクは、11年経った今もあるのでしょうか。

HARUNA そう、あるんですよ。

RINA ずっと仲がいい友だちだから、ライブのあとに一緒にご飯に行ったり、休みの日に誰かが車出してみんなで一日中出かけたりとか。

TOMOMI みんな近くに住んでいるし……。

MAMI よく一緒にいるもんね。

RINA 近々、4人で韓国に行こうと計画もしてるし。楽しいこともつらいことも一緒に経験してきた4人の絆は、だいぶ固いと思います。

 

<私の夢>
(仕事、人生の夢)

どんな形であれ、続けていくことが大事

HARUNA 大阪城ホールでライブをしたい!って願っていたときみたいな明確な夢は今はないんですけど……もっといい曲や詞を書けるようになりたいとか、いいライブをしたいとか、今できていることをブラッシュアップしていきたいっていう想いはあります。

TOMOMI ずっとライブ中心の生活をしてきて、まだまだライブに来てくれる人たちをたくさん増やしたいしね。

MAMI どんな形であれ、続けていくことが大事。まだまだやりたいこと、できていないこともたくさんあるので、ひとつずつ、自分たちのペースでやっていきたいです。

HARUNA そして、ライブハウスでも、ホールでも、アリーナでもライブができるバンドで居続けられたらいいなって思います。

 

<思い出深いバイト>
(過去にした仕事の話)

バイトしていた牛丼屋さんに100人分のオーダーが入る

MAMI 国道沿いにある牛丼屋さんの大型店舗でバイトをしたことがあるんですけど、働き始めて1ヵ月くらい経ったころ、少年野球のチームから100人分くらいのオーダーが入って。なんとかこなしましたけど、そのときはもう、大パニックでした。でも、仕事に慣れてくると、来店するいろいろなお客さんがそれぞれにいろいろなものを抱えているのが見えて、人間観察も密かに楽しんでいました。

HARUNA 高校卒業後、地元の名古屋を離れて大阪でひとり暮らしをしていたときに、ネットカフェでバイトしていたことがあって。たまに深夜12時から朝6時までバンドでスタジオ練習をして、そのまま7時から15時くらいまでネットカフェで働いて……そのときは、ちょっとしんどかったですね。

――寝る時間、なかったのではないでしょうか?

HARUNA そう、全然なかったから、ネットカフェの先輩が心配して、1、2時間仮眠をとらせてくれたりして。そのやさしさに救われました。

――TOMOMIさんとRINAさんはバイト経験がないそうですが、興味があるバイトは?

TOMOMI 普段あまりお酒を飲まないんですけど、飲めるようになりたいという願望もあるから、居酒屋とかバーとかカラオケとかで、お酒を作って、人とコミュニケーションできる仕事がいいですね。

RINA パン屋さんか古着屋さん。引っ越しするときは駅まで何分か、パン屋さんまで何分かっていう2点で決めるくらい、パンが大好きなんですよ。そういうパンの近くにいたいというそういう気持ちを、活かしてみたいです(笑)。あと古着も大好きで、海外にライブ行くときはよく古着屋さんに行って、日本にはないような服を見るだけで幸せになれるので、買いつけをしてみたいなって。やっぱり、好きなことを仕事にしたいです。

SCANDALメンバーに聞いた「アーティストになると決心した瞬間は?」【コヤブソニック2017出演者インタビューVol.2】

■Profile
SCANDAL
2006年に結成した女性4人組のロックバンド。メンバーはHARUNA(ボーカル&ギター)、MAMI(ギター&ボーカル)、TOMOMI(ベース&ボーカル)RINA(ドラムス&ボーカル)。2008年「DOLL」でメジャーデビュー。翌年には「少女S」でレコード大賞新人賞受賞。2015年SCANDAL史上最大世界9カ国41公演の初の単独ワールドツアーを行い、2016年8月に結成10周年を迎え、結成地大阪にて1万人を動員し野外コンサートを開催するなど、名実ともに日本を代表するガールズバンドである。

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編集:ぽっくんワールド企画 撮影:内藤恵美 文:杉江優花

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