気象衛星「ひまわり8号」搭載ロケット打ち上げを見に、種子島まで行ってきた
2014年10月7日、気象庁の気象衛星「ひまわり8号」を搭載したH2Aロケットが打ち上げられたのをご記憶の方も多いかと思います。先日12月18日には、気象庁よりひまわり8号が撮影したカラー画像が公開され話題になりました。
今回、そのロケットが種子島宇宙センターから打ち上げられるところを見に行ってきたのでレポートします。
まずは、鹿児島市内から種子島へ。一応、種子島には空港もありますが、フェリーもしくは高速船で行かれる方が多いかと思われます。鹿児島県鹿児島市の港から高速船で80分。フェリーでのんびりだと3時間30分で種子島の西之表港に到着します。種子島宇宙センター(JAXA)は、そこからさらに南に車で1時間ちょっとといった感じでしょうか。
打ち上げ時は、宇宙センターや打ち上げ場所の半径3キロ以内は立入禁止となります。
今回は禁止区域からギリギリ外側にある、一番よく見えると評判の「恵美之江展望公園」なる場所に行ってきました。
http://www.town.minamitane.kagoshima.jp/guide/observation.html (※地図あり)
ロケットが見られる公園の広場に駐車スペースはあるのですが、一般の人が駐車できる数は限られています。14時16分に予定されている打ち上げ時刻の1時間以上前に駐車場へ到着したのですが、11時30分頃にはすでに満車になっていたそう。結局、広場から若干離れたところに車を駐めて、舗装されていない道をのんびり20分ほど歩くことに。
広場に到着すると、さすがに人でいっぱいです。皆さんいい場所にカメラを構えております。テレビ局の車もちらほら。当日は『ミヤネ屋』の中継もあった模様。屋台も出ており、少々お祭りな気分。JAXAもいろいろグッズを販売していました。見学の小学生と思しき団体などもあとから来たりしました。
広場に駐めてある自動車は、東北や関東、関西など全国津々浦々のナンバーが。また、「日本一周中」というプラカードをつけたバイクも数台ありました。
発射の時刻が近づくと、数分前よりカウントダウンがスピーカーから流れます。
そして、ロケットから白い煙が見えた後、数秒後に遅れてくるゴゴゴという音。
歓声が沸く中、空に向かってグングンと上昇していき、白く鮮やかなロケットロードを残して青い空の先に消えていきました。無事打ち上がって皆拍手。
映像では何度か見たことはありましたが、やはり数キロ先とはいえ実際に目で見るとなんともいえないワクワク感がありました。10月17日には、無事静止軌道上に達したと報じられた気象衛星のひまわり8号。
来年から運用が開始される予定です。天気予報の衛星写真がカラーになるなどして、今後の生活に深く関わってくると思うと、感慨深いです。
文:Taka、企画:ガジェット通信