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2014年12月31日

「引っ越し」は人生を変えるきっかけになる│岩崎夏海

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『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』作者の岩崎夏海さんが、混沌とした現代をどうとらえればいいのか? を書き綴っていく社会評論コラム。この記事は岩崎夏海メールマガジン『ハックルベリーに会いに行く』よりお届けします。

人間は、環境に影響されやすい生き物である

これまで生きてきた中で強く実感するのは、「人間は環境に影響されやすい」ということだ。人間は環境によって大きく変化する。だから、多くの親が自分の子供を良い環境で育てることに一生懸命になって、時には引越や転職までする。環境の力はそれだけ大きいのだ。

ただし、環境に影響されやすいのはなにも子供だけではない。大人もそうである。これは他ならぬぼく自身がサンプルで、引越をするたびに生活が変わり、生活が変わると人生も大きく変化した。

最大の引越(変化)は30代の後半で、東京の日野市から渋谷区に引越したことだ。これで人生が変わった。師匠である秋元康さんのもとを独立するきっかけにもなったし、「もしドラ」を書くきっかけにもなった。再婚のきっかけにもなった。それもこれも、全てはこの引越から始まったのだ。

部屋を変えることは有効な生活改善策だ

なぜ「引越」が人生を変えるかといえば、それは人間が環境に影響されて変化するからだ。それまで日野に住んでいたぼくは、日野の部屋に影響されながら生きていた。しかし、渋谷に引越すと渋谷の部屋に影響されるようになったので、生活や生き方、あるいは性格までもが変化した。

端的にいうと、渋谷に引越してぼくは良い方向に変化した。それは渋谷の「部屋」が良かったからだ。良い部屋に影響されて、良く変化した。

この逆ももちろんあるだろう。ぼくは26歳の時に日野に移った。ここでも変化した。悪く変化したのだ。これでぼくの人生は大きな回り道を余儀なくされた。

人は、住む部屋次第で良くなったり悪くなったりする。だから、人生を良くしようと思って良い部屋に住むというのは、かなり現実的な「生活改善」の方法だ。あるいは、「人生改善」の方法ですらあるといえる。部屋というのはそれほど大きいのだ。人の一生にまで影響を与えるのである。

企画:プレタポルテby夜間飛行

部屋を活かせば人生が変わる書影◆部屋を活かせば人生が変わる
人は必ず変わることができる。しかしそれは並外れた才能や努力ではなく、環境によって。「部屋を考える会」は、仕事でも恋愛でも、人生がうまくいかず悩んでいる人に、部屋を変え、人生を変えていくための方法――ヘヤカツ――を伝授すべく結成された。代表は岩崎夏海氏。
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岩崎夏海岩崎夏海(いわさきなつみ)
1968年生。東京都日野市出身。 東京芸術大学建築科卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』など、主にバラエティ番組の制作に参加。その後AKB48のプロデュースなどにも携わる。 2009年12月、初めての出版作品となる『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(累計273万部)を著す。近著に自身が代表を務める「部屋を考える会」著「部屋を活かせば人生が変わる」(累計3万部)などがある。