自分のことばかり考えてしまう性格を変えたい【DJあおいの「働く人を応援します!」】

イラスト:沼田光太郎
「自分を理解して欲しい」という欲求と、
「相手のことを理解したい」という欲求
人間関係って初対面から始まるじゃないですか。
何も知らない情報ゼロの人と接するわけですから、「自分だったらこう言われたい」「こうされたらイヤだ」と、自分を投影して接するしかないんですよね。
そうやってコミュニケーションを積み重ねていくと、自分とは異なる「その人らしさ」という相違点が見つかっていき、それをコレクションして、お互いの「らしさ」を尊重し合っていくのが人間関係の形成になるわけです。
このプロセスが人間関係の醍醐味なんですよね。
他人ってホントに面白いんですよ、だって自分とは違うものを幾つも持っているのですから。
でも、ここで注意したいのは、「自分を理解してほしい」という欲求に偏りすぎてしまうと、相手のことが見えなくなってしまうんです。
自分の話ばかりして、相手の反応を無視していると、会話が一方通行になってしまいますからね。
話せど話せど相手の情報が入ってこない、これ、気づかないうちにやっている人、多いんじゃないでしょうか。
でも、「理解してほしい」という気持ち自体は、べつに悪いことじゃないんです。
誰でも自分をわかってほしいという気持ちはあって当然。
むしろその欲求も人間関係を形成するうえの大切な要素のひとつでもあります。
ただ、その気持ちに偏りすぎると、相手の気持ちを無視することになってしまう。
だからこそ、「相手はどう感じているのかな?」って一度立ち止まって考えることが大切なんです。
人間関係って、「自分を理解して欲しい」という欲求と、「相手のことを理解したい」という欲求の両翼で出来ているんです。
「自分のことを理解して欲しい」という欲求だけでは人間関係が成り立たないように。
「相手のことを理解したい」という欲求だけでも人間関係は成り立たない。
両翼が羽ばたいてこそ、人間関係は空高く飛べるようになるということですね。
自分の話をひとつしたら、相手にもひとつ質問する。
それだけで、ぐっと相互理解が深まりますよ。
「自分のことばかり考えてしまう」と悩むことがあるなら、それは相手を知る余地がまだ残っているサインです。
自責する必要はありませんが、もっと他人に「好奇心」を抱いてもいいんじゃないですかね。
例えば、親友という存在って、自分よりも自分のことをよく知っている存在なんです(お互い様ですけど)。
そういう人が一人いるだけで、自分自身への理解もより解像度が上がるし、自分にないものから影響を受け、自分自身のアップデートにもなるんですよ。
何よりも、自分のことばかり考えていても、何も面白くないんですよね。
自分とは異なる人がいて、自分とは異なる人に想いを馳せるから、人生は楽しいのではないでしょうか。
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謎の主婦。Xで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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