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2022年11月25日

飽き性で何事も長続きしない【困った人のトリセツ】(企画:トキオ・ナレッジ 漫画:カマタミワ)

ベストセラーを多数生み出すクリエイティブユニット・トキオ・ナレッジと、大人気漫画家カマタミワさんによる新シリーズ。

喫茶店で働く一見普通のパート主婦・照代は、人間観察や悩みを解決することが大の得意。毎回、性格に何らかの悩みを抱えているお客さんに、問題を解決する方法をこっそり伝授します。

●今回の登場人物


和佳照代(わか・てるよ)

43歳。喫茶「T&Nコーヒー」の店員。多種多様な人が訪れる喫茶店で働いているうちに、人間観察や悩みを聞くことが得意になった主婦。悩みを抱えている人や、自らの短所に気づいていない人を放っておけず、ついついアドバイスをしてしまうのが悩みの種。

困った人のトリセツ マンガ タウンワークマガジン townwork
秋留野早美(あきるの・はやみ)

飽き性なお客さん。女性(20代前半)

今回のテーマ:飽き性で何事も長続きしない性格

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【飽き性な人(続かない人)の特徴】

 
(1)すべてにおいて熱しやすく冷めやすい

(2)見切りをつけるのが早い

(3)思いつきで行動しがち

【解説】

ハマるのも早いが、辞めるのも早い。結果が出なくてもすぐ忘れられる性格

いろんなことに興味はあるけれど、いざやってみると長続きしない――他人に迷惑をかけることほとんどないとはいえ、興味のあることがコロコロ変わるので、周りの人はなんとなく付き合いにくさを感じてしまう。それが、今回の「飽き性の人」です。

『飽き性の人』が行き着く結論は、「どうせ私は、何をやっても続かない」。「続かない」は、ネガティブ思考に陥りがちな特徴なのです。早めに治すのが吉と言えるでしょう。
今回も、飽き性の人の特徴をおさらいしながら、対処法をご教授させていただきます。

まずわかりやすい特徴は、「熱しやすく冷めやすい」ということ。
「飽き性の人」は、なんとなく始めて続かないのではなく、最初は「私はこれと出合うために生まれてきた!」と言わんばかりの熱量でスタートします。
そのため、最初は投資をケチることはありません。見た目から入る人が多いので、たまに会うと「別人か?」と思うくらいフルモデルチェンジしています。
変わるまでの期間は、それが1ヶ月なのか3ヶ月なのか本人にもわかりません。「飽きる」という内部要因に加えて、「新しい出合い」もあるからです。恋愛に関しても同じことが言えるでしょう。

「見切りをつけるのが早い」のも、飽き性の人のあるあるです。
飽きるのが早いのもさることながら、「できない!」と感じたら、すぐにやめてしまうのです。そして、なぜか「あ、これできるわ」と思ってもやめてしまいます。ゴールが見えた時点で、それはゴールと同じと考える傾向にあるのです。
しばらくしてから「とりあえずでもゴールしておけばよかったな…」と後悔するまでが、1セット。そこから「後悔していても始まらない!」となって再チャレンジするならよいのですが、かなりの高確率で別のことに熱を上げてしまうため、「続かない」ループが止まらないのです。

「思いつきで行動しがち」なのも、大きな特徴と言えるでしょう。
興味が湧いたらすぐに行動。興味を持ったモノ・コトに対して、自分が向いてるかどうかなど深く考えることはありません。気持ちの切り替えが早いため、本人は結果がついてこなくてもすぐに忘れてしまいますが、その行き当たりばったりに周囲が振り回されることもあります。

と、まあ、ここまでマイナス面ばかり取り上げましたが、いいところもたくさんあります。
いろんなことに興味があるぶん、フットワークが軽く行動力があること。見切りをつけるのが早いぶん、いたずらに時間を浪費する可能性が低いこと。そして、気持ちの切り替えが早いこと、などなど。仕事も恋愛も長続きしませんが、そのぶん経験豊富とも言えます。
熱しやすく冷めやすくても、いいんです。見切りをつけるのが早くたって、全然いいんです。思いつきで行動しがち? なんの問題もありません。
「何事も続かない」という一点にフォーカスを当てて、課題を解決していきましょう。

 
【対処法】
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目標は低く設定+毎日達成できる課題を作る

なぜ、長続かないのか? 
それは、すぐに結果を求めてしまうからに他なりません。求める結果、すなわち目標のハードルが高すぎる傾向も、見逃せません。
まずは、「3ヶ月でマイナス15kgのダイエット」とか「1ヶ月の蕎麦打ち修行で、お店で食べるような蕎麦打ち」といった無理めの目標設定をやめさせること。
ダイエットなら「1日でマイナス100g」、技術的なことなら「今日は◯△ができるようになる」といった具合に、1日で達成可能な目標値や課題を設定するようにコツコツ誘導していきましょう。

重要なのは「毎日すること」、つまり習慣化させることです。「目標を達成すること」よりも「毎日できること」から考えると、習慣化しやすいはず。歯磨きや入浴のように、「やって当たり前。やらないと気持ち悪い」となれば、しめたもの。習慣化は成功です。

ファッションやコレクションの場合は、いきなり大人買いするのを控えさせましょう。とはいえ、やりすぎはストレスになるので我慢は禁物。曜日を決めて週に1回、あるいは日にちを決めて月に1回、予算を決めて購入することをオススメします。

 

▼過去のシリーズはこちら▼

「メンドウな女のトリセツ」第2回

●漫画:カマタミワ

東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー

HP:http://kamatamiwa.com
Twitter:@kamatamiwa

●最新著書
カマタミワ
『気づいたら独身のプロでした』

KADOKAWA 刊
1,210円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4046810742

●構成・文:トキオ・ナレッジ

弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。

●最新著書
トキオナレッジ おとな キレイ 養成講座 タウンワークマガジン
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」

ジービー 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/

●著書
メンドウな女のトリセツ タウンワーク
「めんどうな女のトリセツ」

宝島社 刊
1,296円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4800239648

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