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2023年09月30日

ソロ活ができない【ワタシのトリセツ】(企画:トキオ・ナレッジ 漫画:カマタミワ)

ベストセラーを多数生み出すクリエイティブユニット・トキオ・ナレッジと、大人気漫画家カマタミワさんによる新シリーズ。

喫茶店で働く一見普通のパート主婦・照代は、人間観察や悩みを解決することが大の得意。毎回、性格に何らかの悩みを抱えているお客さんに、問題を解決する方法をこっそり伝授します。

●今回の登場人物


和佳照代(わか・てるよ)

43歳。喫茶「T&Nコーヒー」の店員。多種多様な人が訪れる喫茶店で働いているうちに、人間観察や悩みを聞くことが得意になった主婦。悩みを抱えている人や、自らの短所に気づいていない人を放っておけず、ついついアドバイスをしてしまうのが悩みの種。

ワタシのトリセツ コラム タウンワークマガジン townwork
客:佐美師伊代(さみし・いよ)20代前半

今回のテーマ:ソロ活ができない性格

ワタシのトリセツ コラム タウンワークマガジン townwork
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【ソロ活ができない人の特徴】

(1)人目を気にしすぎる

(2)すぐ人に頼る

(3)寂しがり屋

 

【解説】

どこに行くにも、何をするにも誰かと一緒でないと不安

今回のテーマは「ソロ活できない人」――どこに行くにも、何をするにも誰かと一緒でないと不安になってしまう人です。程度の差こそあれ、けっこう当てはまる方も多いのではないでしょうか?
さっそく「ソロ活できない人」の特徴をおさらいしていきましょう。

まずは「人目を気にしすぎる」。
そもそも「ソロ活している人=友だちがいない人」という固定観念を多かれ少なかれ抱いているため、「自分もそう見られるに違いない」という強迫観念にかられています。移動している時はよいのですが、映画館や初めての飲食店で「おひとり様」になるのは恐怖以外の何物でもありません。誰も見ていないとわかっていても、スタッフや店員さんには「1人なんだな。友だちいないんだな」と思われてしまう(と思い込んでいる)からです。
イベント施設やテーマパークなどはもってのほか。ショップ店員さんの「何かお探しですか?」も苦手です。

2つ目の特徴は「人に頼りすぎる」です。
場所/目的/手段など、何でも人に決めてもらおうとします。基本的に他人に頼りきって生きてきたため、1人ではどうしていいかわからないことだらけです。頑固な店主のハウスルールが存在するラーメン屋などは、ネットで予習できたとしてもハードルが高すぎます。
誰かにすべてお膳立てしてもらうのが楽なのは確かです。けれど、それが経験値の少なさにつながり、どんな些細なことでも未体験のことはすべて「誰かと一緒の時でいいや」となってしまっているのです。

そして、3つ目が「寂しがり屋」という点。その根っこには、「感情を共有したい」という強い思いがあるようです。
例えば映画を観たら「感想を言う相手がいたらいいな」、観光スポットに行ったら「楽しさを共有できたらいいな」という気持ちは誰にでもあるものです。けれど寂しがり屋の人は「いたらいいな」ではなく、「いなきゃダメだ」と思い込んでいるフシが見受けられます。
そこに「自分に自信がない」という要素が乗っかってきます。いざという時に判断してくれたり、守ってくれる人がいないと不安になってしまうのです。

ソロ活ができるようになれば経験値や知識が増え、判断力、決断力、コミュ力もアップさせられるはずです。メリットだらけでデメリットはありません。
「わかってはいるけど私にはできない」と諦めている人もいるかもしれませんが、そんなことは決してありません。もしもあなたがコンビニに1人で行けるのであれば、「どんなソロ活でもできる人になれる!」と断言しましょう。

【対処法】
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まずは近距離、短時間で済むことからソロ活を始めてみる

どうすればソロ活ができるようになれるのでしょう?
結論を言ってしまうと、これはシンプルに「慣れ」です。些細なことからコツコツと慣れていく、それ以外にありません。

まずは1人で「できること」と「できないこと」をメモに書き出しましょう。次に「できないこと」の中でもギリギリできないことを、ピックアップしてトライしてみてください。
いきなり1人テーマパークや1人旅行といったソロ活は、心技体そろって無理でしょうから、最初は近距離、短時間で済むことから始めましょう。少しずつ距離と時間を伸ばして慣れていくことで、ソロ活耐性をつけていくのです。

ポイントは、「できること」と同じタイミングでトライしてみるということです。
例えば「1人ランチは行きつけならできる」けれど、「1人で映画を観るのはギリできない」のであれば、1人ランチをしたついでに1人で映画館に入ってみる。「できる」イメージを持ったまま「できない」ことにトライしてみると、意外とできてしまうものです。
「できない」だけにトライしようとすると腰も重くなってしまいます。必ず「できること」を先にクリアしてから挑戦しましょう。

たとえ1回のトライでうまくいかなくても、何回かトライすれば「ギリできない」ことが「ギリできる」になるはずです。そうなったら、次なる「ギリできない」にトライです。このステップを繰り返すことで、ソロ活できることが着実に増えていきます。1年も経つ頃には、あなたもすっかりソロ活マスターになっていることでしょう。

 

▼過去のシリーズはこちら▼

「メンドウな女のトリセツ」第2回

●漫画:カマタミワ

東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー

HP:http://kamatamiwa.com
Twitter:@kamatamiwa

●最新著書
カマタミワ
『気づいたら独身のプロでした』

KADOKAWA 刊
1,210円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4046810742

●構成・文:トキオ・ナレッジ

弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。

●最新著書
トキオナレッジ おとな キレイ 養成講座 タウンワークマガジン
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」

ジービー 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/

●著書
メンドウな女のトリセツ タウンワーク
「めんどうな女のトリセツ」

宝島社 刊
1,296円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4800239648

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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