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2025年04月25日

自分の非を認めないと思われてしまう性格を改善したい【ワタシのトリセツ】(企画:トキオ・ナレッジ 漫画:カマタミワ)

ベストセラーを多数生み出すクリエイティブユニット・トキオ・ナレッジと、大人気漫画家カマタミワさんによる新シリーズ。

喫茶店で働く一見普通のパート主婦・照代は、人間観察や悩みを解決することが大の得意。毎回、性格に何らかの悩みを抱えているお客さんに、問題を解決する方法をこっそり伝授します。

●今回の登場人物


和佳照代(わか・てるよ)

43歳。喫茶「T&Nコーヒー」の店員。多種多様な人が訪れる喫茶店で働いているうちに、人間観察や悩みを聞くことが得意になった主婦。悩みを抱えている人や、自らの短所に気づいていない人を放っておけず、ついついアドバイスをしてしまうのが悩みの種。

自分の非を認めない 性格 ワタシのトリセツ コラム トキオ・ナレッジ カマタミワ アルバイト タウンワークマガジン townwork
バイト:半瀬 詩奈(はんせ しいな) 20代前半

友人:20代前半

今回のテーマ:自分の非を認めないと思われてしまう

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【自分の非を認めないと思われてしまう性格の特徴】

 
(1)同じミスを繰り返す

(2)ミスをタイミングや運の悪さのせいにする

(3)「でも」「けど」が多い

【解説】

相手に信用されていないため、反省や謝罪の気持ちが伝わらない

自分の中では反省しているつもりなのに、相手には反省しているように思われない、なんなら「自分の非を認めない」人認定されてしまうことはありませんか?
ミスの状況や前提条件をわかってもらうため説明しているだけなのに、なんなら「反省している」と明言しているにもかかわらず、それを認めてもらえない。怒られている最中、「ガムを噛んでいる」「睨みつけている」「TikTokを見ている」のならまだしも、シュンとしながら謝罪もしているのにそれが伝わらない。いったい、なぜなのでしょう?

結論を言ってしまうと、「まったく相手に信用されていない」ということに尽きます。
相手からすれば、あなたの「すみませんでした」は「昨日、宇宙人にさらわれたんだけど、全員ボコボコにして家までUFOで送らせた」と言っているのと同じ認識なわけです。それが事実かどうかではなく、信用できるかどうかですから、信用させるためにはそれなりの「行動」が必要になるわけです。
どういう行動が必要になってくるかの前に、まずは「反省していないと思われてしまう」原因を詳しく見ていきましょう。

1つ目は「同じミスを繰り返す」。
「こいつは反省していない」と思われる原因、不動の1位です。2度、3度同じことを注意されたのに繰り返していれば、「反省」の信用度が下がってしまうのは当然です。
自分の中では「あの日のミス」と「今日のミス」は別物と考えていても、「見落とし」など根本的な原因が同じであれば「同じミスの繰り返し」認定されてしまいます。初めてのミスなのに注意する口調が強めだな、と感じたら「別のミスと原因が同じ」という可能性を考えてみるべきです。

2つ目は「ミスをタイミングや運の悪さのせいにする」。
基本的に100%自分が悪いなんてことは、故意でもなければそうそうありません。誰がやってもミスするタイミングだったと思いたくなることもあるでしょう。運が左右することもあったかもしれません。でも、かといって「だから自分は悪くない!」では、お話になりません。担当したあなたには、それ相応の責任があるからです。
他責の気持ちは強ければ強いほど、態度や顔に出てしまうもの。もちろん、信用度はダダ下がりです。

3つ目は「『でも』『けど』が多い」です。
自分では言い訳のつもりじゃなくても、「でも」「けど」というワードを聞いた相手は「反論してきた…何こいつ!」となるものです。内容はもはや関係ありませんし、こうなってしまうと信用もへったくれもありません。もし言い分がある場合は「でも」「けど」を使わなくても伝えられるように言い方の工夫が必要です。

いずれにせよ、相手から「反省していない」と決めつけられた以上、いかなる事情や理由があったにせよ、そこから「ホントに反省してたんだ…疑ってごめん!」と巻き返せた事例は、ほぼないはずです。

 
【対処法】

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「なぜ反省していないと思っているのか」をストレートに尋ねてみる

なぜ「反省している」と言っても「反省していない」と思われるのかは、前述の通り、信用されていないからです。特徴を見てもわかるように、信用されるためには「同じミスを繰り返さない」「ミスをタイミングや運の悪さのせいにしない」「『でも』『けど』を封印」する」しかありません。が、どれも簡単にできるものではありません。1つずつ、克服していくのが一番の近道です。すべてに思い当たるフシがあるようなら、優先順位もつけなければいけません。

とはいえ、「どこから手をつけたらいいのやら…」と悲観する必要はありません。まずは相手に信用される第一歩として、「反省している可能性」を行動で示しましょう。シンプルに「なぜ反省していないと思っているのか」をストレートに相手に尋ねてみてください。
「同じミスばかりするから」と言われたら、それが優先順位第1位。続けざまに「客観的に見た同じミスをする原因」も尋ねてみてください。スキルの問題なのか、時間や段取りの問題なのか、やる気の問題なのか、あるいはそれ以外の問題なのか、課題がクリアになるはずです。いずれにせよ訊いた以上、改善は必須です。他責問題も言い訳問題も、訊くことでセーフとアウトの基準がわかれば、封印ワードが明確になり、お互いイライラすることもなくなることでしょう。

怒られたり叱られたりした際は、聞くことも大事ですが、今後に活かすコツはわからないことをしっかり「訊く」こと。尋ねることによってミスを改善しようとする前向きさも伝わりますから、その場で「反省してないでしょ?」と言われることはなくなるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

 

▼過去のシリーズはこちら▼

「メンドウな女のトリセツ」第2回

●漫画:カマタミワ

東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー

HP:http://kamatamiwa.com
X(旧Twitter):@kamatamiwa

●最新著書
カマタミワ
『気づいたら独身のプロでした』

KADOKAWA 刊
1,210円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4046810742

●構成・文:トキオ・ナレッジ

弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。

●最新著書
トキオナレッジ おとな キレイ 養成講座 タウンワークマガジン
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」

ジービー 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/

●著書
メンドウな女のトリセツ タウンワーク
「めんどうな女のトリセツ」

宝島社 刊
1,296円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4800239648

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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