データ入力のバイトとは? 仕事内容、時給、メリット・デメリット
アルバイトの求人サイトを見ているとき、よく見かけるのが「データ入力」という仕事です。「デスクワークで時給も良さそうだし、自分もやってみようかな」と興味を持っている人もいるでしょう。でも、「データ入力」といわれて、どんな仕事なのか、そもそも何のデータを入力するのか、ご存じでしょうか?今回はデータ入力のバイトについて、具体的な仕事内容や時給、メリット・デメリットなどをご紹介します。
【目次】
データ入力のバイトとは?
データ入力バイトの仕事内容
「データ入力」の仕事は、企業が持っている情報や、アンケートなど外部から得た情報、議事録などの音声データなどをパソコンを使って入力します。勤務先は、企業のオフィスに勤務する募集と、在宅で行う募集があります。中には、スピードや正確性を重視して、細かくスキル確認をされることもありますが、多くはパソコンでの日本語やアルファベットのタッチタイピングでの打ち込み、半角全角・カナ変換などができれば未経験でも始めやすい仕事のひとつです。
データ入力のバイト募集で任される範囲は会社によってさまざまなので、応募前あるいは面接時に確認するのがおすすめです。シンプルにデータ入力のみを任されることもあれば、一般事務として伝票処理や書類作成をしながらデータ入力もやる場合もあります。また、文字起こしバイトとして、録音された会議やセミナー、インタビューなどの音声を入力する仕事も、データ入力として募集されることがあります。また、コールセンターでのデータ入力の募集もありますが、これも、サポートセンターやテレフォンオペレーターとしての電話応対が主な業務で、データ入力はそれに付随するケースが多くなります。
データ入力のバイトの平均時給
首都圏・東海・関西の三大都市圏におけるデータ入力のバイトの平均時給は1,231円でした。三大都市圏全体の平均時給が1,099円なので、データ入力は他のバイトより高い時給をもらえる可能性が高いことがわかります。在宅バイトの場合は、出来高に応じた成果報酬制が多く、1件いくら、あるいは1文字いくらという形式で報酬が設定されます。
データ入力バイトの評判|良かった、楽だったこと
実際にデータ入力バイトを経験した人が感じたメリットを紹介します。
未経験でも始めやすいい
アルバイトに任される仕事は、パソコンなどへのタイピングで出来るものが一般的で、未経験OKや高校生歓迎の募集も多くあります。特に、データ入力を中心で行うアルバイトの募集は、仕事内容がシンブルな傾向にあるようです。
数字や住所を打ち込むだけだったので、高校生でも仕事を任せてもらいました(20歳/アルバイト/女性)単純作業なので、確認作業のとき以外は頭を使うことなく一定のスピードで作業をするめることができた(19歳/大学2年/女性)
アンケートはがきの文字起しを既定のフォーマットに入力するバイトでした。難しい内容でもなかったので稼ぎやすくとても良かったです(23歳/アルバイト/女性)
シフトの選択肢が多い
データ入力の仕事は、短期のものから、レギュラーシフトも1日数時間からシフトOKのものも多く、比較的シフトの融通が利きやすいアルバイトの1つです。最近ではリモートでの在宅作業もOKというところもあり、締め切りに間に合えば自分のスケジュールで作業できることもあるようです。
紙の顧客データをパソコンにまとめる仕事で、短期募集があったので都合よく働けました(24歳/アルバイト/女性)
web広告のサイトに入力する仕事でしたが、シフトを2週間単位で申告できるし、ほとんど自分の好きなように休みも入れれたので予定を調整しやすいし良かったです(23歳/アルバイト/女性)
1人で黙々と作業できる
データ入力そのものは、黙々と所定のファイルやフォーマットに入力していくため、人と関わるのがあまり得意でない人や、作業に集中したい人にはおすすめという意見もありました。
年末の年賀はがきの住所などを入力する仕事でしたが、直接お客様と接することはまったくなく、個人で黙々と自分のペースで作業ができるので気持ち的にラクでした。 接客が苦手な方などは向いていると思います(23歳/アルバイト/女性)
賃貸の物件情報を入力して、サイト上の情報を更新するのが主な仕事でした。営業業務やノルマがないため、ある程度は自分のペースで業務内容を進めることができ、仕事を覚えてしまえば、黙々と作業できます(21歳/アルバイト/女性)
体力面ではラク
会社勤務でも在宅でも、仕事は座って行うのが基本のため、立ち仕事と比べると体力的にはラクだというメリットがありました。
データ入力バイトの評判|きつい、大変だったこと
一方、データ入力のバイトでのきついことは、パソコン作業ゆえに感じる大変さをデメリットで挙げる人が多くいます。
目の疲れ、肩こり…カラダの不調
最も多いのは、立ちっぱなしのアルバイトとはまた違うカラダへの負担への意見。バイト中はほとんどパソコン作業のため「目が疲れる」「肩がこる」、同じ姿勢で座りっぱなしのため「腰が痛い」などの体のトラブルが出てしまう人が多くいます。できるだけ作業の合間に肩を回したり、ストレッチをするなどしたり、マイクッションを持参して腰の負担を軽減するなど対策している人もいるようです。
一日中パソコンに向き合っていて、デスクワークが初めてだったので慣れるまで眼精疲労と頭痛、腰痛に悩まされました(20歳/アルバイト/女性)
デスクワークで、ずっと座りっぱなしが足が疲れてしまったり、痺れてしまったりしていました(23歳/アルバイト/女性)
同じ作業の繰り返しで飽きる
単純作業でラクというメリットの反面、同じ作業が延々と続くために飽きてしまったり、集中力がなくなる、なんて声も。「眠気との闘い」という意見もあるなど、いかに集中力を保って仕事と向き合うかが重要なポイントになりそうです。
正確性やスピードを要求される
数字をひとつ打ち間違えるだけでも大きなミスに繋がる可能性があるデータ入力の仕事。そのため、正確性はもちろんのこと、かつスピードも求められます。バイト先によっては1日のノルマが決まっていたり、出来高制のところもあるため、自分のペースといえどもある程度の速さは要求されるようです。
データを打ち込む速さが数値化されるので、常に速い速度でさばいていました(24歳/アルバイト/女性)
出来高制なので、誤字脱字などのミス入力をしたら給料にならず、気を付けなければいけませんでした(23 歳/アルバイト/女性)
事前のスキルチェックはある?
バイト経験者のうち、面接の時にパソコンがどれくらい使えるかを聞かれたり、応募先指定の履歴書にパソコンスキルのチェック欄があるなどを確認された人は約半数いました。ごく少数ですが、入力の実技チェックがあったという人もいました。ただ、あとの約半数は、特にパソコンスキルの質問は無かったと回答しています。
バイト先によって求められるスキルは様々なため、募集内容はきちんと確認しておき、不安な場合は、事前に問い合わせをするのも良いでしょう。
※初回公開2017年9月20日