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2024年04月15日

動画編集バイトの仕事内容は? 大学生・未経験でも可? 在宅でもできる? メリットと注意点を紹介

動画編集 バイト タウンワーク townworkYouTubeなどの動画サイトやSNSで見ない日はない「動画」。そんな動画を編集するアルバイトの募集が今、増えています。でも「動画編集」がどんな仕事なのかイメージできないという人もいるでしょう。ここでは、動画編集の仕事内容から、未経験でも始められるかなど、気になることについて紹介します。

動画編集ってどんな仕事なの?

高性能なスマホ・PCが普及したことで、趣味で動画を編集したことがある人も少なくないでしょう。ただ「仕事」の動画編集となると格段に手間がかかるといいます。YouTube動画のマーケティングや制作などを手掛ける会社・Suneight(サンエイト)の香西さんによると、「1分作成するのに1時間かけるほど、地道な作業を積み重ねます。企業の動画だと5分〜15分が多いので、15分なら15時間かかる計算です」と解説します。

例えばテロップを1つ入れるにしても、タイミング/場所/大きさ/色、何秒間表示されるのがもっとも効果的なのか、試行錯誤を重ねながら進める必要があります。その結果、わずか数分の動画でも、地道な作業が必要になるのだといいます。

【動画編集仕事の一例】
動画編集の主な流れですが、「企画にあわせて撮影された動画をつなぎ、『テロップの作成と挿入』、効果音の挿入などの『音入れ』などの工程をへて完成させます」(香西さん)。

・撮影した映像・音声素材を動画編集ソフトに取り込む
・構成(絵コンテなど)に基づいて映像の並べ替え、切り出し
・映像にあわせてテロップなどを作成、合成する
・音楽、効果音、ナレーションなどの音入れ
・仮編集した動画をクライアントに確認依頼

…その後試写などを行い、修正・確認を繰り返し、納品。

会社や業務内容によって携わる範囲も異なり、企業によっては企画や撮影の段階から参加することもあるようです。

【使用するソフト】
使うのは主にAdobe社のPremiere Proという動画編集ソフト。他にも補助的なツールとして同じくAdobe社のIllustrator、Photoshop、After Effectsなどを使うそう。会社によってはApple社のFinal Cut Proなどを使用することもあるようです。

動画編集バイトに向いている人は?

未経験や大学生でも興味があればOK

未経験の大学生でも動画編集バイトはできるのでしょうか。前出の香西さんによると「可能です」といいます。ちなみに香西さん自身も動画編集の経験はなく、アルバイトとして入社し、その後正社員になったそう。興味をもった人がはじめやすいというのは、うれしいですね。

実際の募集広告でも、動画編集のアルバイトを検索してみても、「未経験OK」としているところも多いようです。とはいえ、募集によっては使用経験があることを条件としているケースもあるので、応募条件はしっかりチェックしてからエントリーするのがよいでしょう。

動画のテーマや視聴者の気持ちを見極める力のある人

「編集する動画が何を目的としたものなのか、また動画に出演している人が伝えたいことは何か、動画を視聴した人はどんな気持ちになるかなど、その動画に関わる人のことを想像できる『思いやり』がある人が向いていると思います」(香西さん)

 

動画編集のアルバイトのメリット、魅力は?

動画編集のアルバイトとして働くとどんなメリットを香西さんにお聞きしながらまとめました。

動画需要が増え、アルバイトの募集が増えている

YouTubeを筆頭に動画コンテンツの量が増えている今、動画編集の仕事そのものが増えています。そのため、アルバイトの募集も増えているほか、時給も高めに設定されているケースも少なくありません。

再生回数や再生時間など、視聴者の反応がダイレクトにわかる

ネット動画は再生回数、再生時間、評価などの、反応がダイレクトにわかるツールです。
「音ひとつ、テロップ1つで、どうやったら視聴者の心に刺さるのか、編集作業で視聴者の反応が変わるので、アルバイトでも手応えやおもしろさがあります」(香西さん)

将来に活かせるスキルと経験を積める

動画編集のアルバイト経験は、いまの段階ではレアスキルの1つ。手に職がつくのはもちろんのこと、将来、クリエイターとして働きたい人はその一歩を踏み出すことができますし、就活でも大きなアピールポイントになるはず。
「動画制作にもさまざまありますが、特に企業のマーケティングとしての『動画制作経験』は強みになるのではないでしょうか」(香西さん)。

 

動画編集アルバイトのデメリット、理解しておきたいこと

一方、動画編集バイト、大変なところやデメリットはあるのでしょうか。注意したいポイントも正直にお話しいただきました。

自己表現の場ではない

動画編集では自分なりの工夫ができたり、クライアントや視聴者からの反応・評価がわかるというメリットがありますが、思い通りの動画が作れるわけではありません。あくまで発注先のクライアントが意図する内容、納得いただけるクオリティを達成することが目的となります。「動画を自分の作品としたい」「映像表現がしたい」「自己表現がしたい」という欲求が強過ぎる人は、経験やスキルがあってもミスマッチになってしまうこともあります。

マニュアルやルーティン通りの作業ではない

動画編集のアルバイトは、「効果音」ひとつとっても、正解がありません。
「動画を公開したあとも、効果測定ツールを使って分析し、効果音を変えることも。常に試行錯誤、PDCA(※)の繰り返しの仕事です」(香西さん)
王道の「やり方」はあっても、正解がない答えがないのが動画編集のおもしろさであり大変さ。裏を返せば、淡々と同じ作業を繰り返したいという人には不向きだといいます。

※Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善すること。

※ここまでの情報は株式会社Suneight(サンエイト)の取材内容をまとめました。

取材協力:株式会社Suneight(サンエイト)
YouTubeに特化した動画マーケティング支援を行っている会社。企業のYouTubeアカウントの企画・デザイン・制作から運営・管理まで一貫して携わっている。

 

動画編集バイトの口コミ

ここからは、タウンワークが調査した動画編集バイトの経験がある大学生に、実際にやってみた感想を紹介します。

動画編集バイトの良かったところ

・時給が高めなので、普通のアルバイトをするよりも稼ぎやすいです(29歳/大学2年生/男性)

・一本ごとの報酬の場合は、スキルがあるほど迅速に終わらせることができるので、かなり稼ぐことができました。クオリティを気に入ってもらえると技術料がプラスされることもあり嬉しかったです(23歳/大学4年生/男性)

・自分が編集した動画の再生回数が多いときや、コメントがきたときは嬉しいです(20歳/大学2年生/女性)

・PCの基本的な操作から動画作成ソフト、画像作成ソフトなどの使い方まで、様々なパソコンスキルが学べました(21歳/大学3年生/女性)

・自分のスキルを磨けます。その先一生稼げる力が身につきました(29歳/大学2年生/男性)

動画編集バイトのきつい、大変だったこと

・納期が決まっているので、時間が取れない都合の悪い時などには自分の時間を削ってまで間に合わせるしかなかったことがきつかったです。また、デスクワークで体を動かさないので、肩こりや腰痛、血行不良などの症状になりやすかったです(22歳/大学2年生/男性)

・塾の講義動画を担当していたのでマニュアル通りにやればいいことがほとんどでしたが、エンタメ系の動画編集では自分で考えることも多く、さらに大変だろうと感じました(22歳/大学4年生/女性)

・ずっとパソコンに向かって文字を打つことになるので、目をすごく使います。また文字を起こす際には、動画の音声に聞き取りにくい部分がたまにあり、その部分の聞き取りにはかなり苦労します(19歳/大学1年生/女性)

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アンケート出典:2023年1月 大学生アルバイト調査/N=1547/株式会社マクロミル

取材・文:嘉屋恭子

※更新履歴:
2020年3月13日、2023年5月25日

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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