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2021年10月19日

峰島こまき(ナナランド)インタビュー「夢は1人で叶えるものでなくて、信用できる人に頼ることも大事だと思います」

峰島こまき ナナランド インタビュー タウンワークマガジン townworkデビュー3周年を迎えた7人組アイドルグループ、ナナランド。結成メンバーの1人の峰島こまきさんは愛らしさと裏腹に、ステージでは激しいパフォーマンスが光ります。アイドルに憧れるより先に自分がアイドルなってからの足跡、そして、4thシングル「開花宣言!」のことや目指すものまで語ってもらいました。

高校で応援団に入ったら人前に立つのに慣れました

――アイドルに興味を持ったのはいつ頃ですか?

中2の終わりに知り合いの勧めでアイドル活動を始めたんですけど、自分からやりたいとは思っていませんでした。静岡から東京まで鈍行の電車で通ったので、片道3時間、往復6時間かかるのも辛くて。だから、高校に入るタイミングでグループを卒業して、「もうアイドルはやらない」と思っていたんです。でも、いつの間にか、またアイドルになっていました(笑)。

――「いつの間にか」ってことはないでしょうけど(笑)。

高2の夏休みに部活を辞めて毎日家にいたら、母に「またアイドルをやらない?」と言われたんです。私がアイドルをやっていた姿が好きと言ってくれて。それでオーディションをいっぱい受けて、今の事務所に入って、ナナランドのメンバーになりました。

――ちなみに、部活は何をしていたんですか?

応援団です(笑)。友だちに「声が大きいから、いいんじゃない?」と誘われて。真夏に学ランで野球部の応援をして、熱中症で死んじゃうかと思いましたけど、人前に立つことに慣れました。反り腰でとんでもない大声を出していたから、アイドルに全然恥ずかしさはなかったです(笑)。

――学校でもアイドルっぽいキャラだったんですか?

まったく違いました。友だちをそんなに作るタイプでなくて、目立たない女の子たちのグループにいて、男の子とは部活以外では全然喋らなかったです。

でも、握手会では最初から、ちゃんと話していました。昔は話すことが好きでなかったのが、自分を好きになってくれた人は私も好きなんだとわかりました。

自分が人から必要とされているのが嬉しくて

峰島こまき ナナランド インタビュー タウンワークマガジン townwork――アイドルの楽しさは、やってみて知ったわけですか?

ファンの方に「こまきちゃんのおかげで頑張れるよ」と言われると、やっていて良かったと思います。辞めたくなることがあっても、その言葉で「やっぱり続ける!」となります。自分の存在が人に必要としてもらえていると感じることは年々増えていて。おかげで私も頑張れます。

――ナナランドではパフォーマンス面で苦労したことはありませんでした?

アイドルの動画を観て振りコピすることは、前から1人でやっていたんですけど、歌は本当に覚えられなくて。いまだに一番後から入ったメンバーに教えてもらったりしています(笑)。

だったらダンスを頑張ろうと、目立つように踊っていました。他のメンバーが2回ジャンプするところで4回したり、身長150㎝なのに一番背の高いメンバーと同じ高さまで手を伸ばしたり、頭をブンブン振ったり(笑)。

「悪目立ちしているから抑えたほうがいい」と言われても、聞かない時期がありました。それで、自分でもワケのわからないことになって(笑)。今は大人になりましたけど、フリーで踊るところでは、自分なりの工夫をしています。

ピンチになったグループを引っ張ろうと

峰島こまき ナナランド インタビュー タウンワークマガジン townwork――ナナランドはこの7月、デビュー3周年記念ライブを成功させました。ここまで順調に来られましたか?

伸び悩むことはなかったんですけど、メンバーと「1コ上にポンと行きたいね」と話していました。3周年ライブを豊洲PITで開催できて、「私たち、ちょっとキテるんじゃない?」となりました(笑)。

でも、3年の間にはいろいろなことが起きて、メンバーの卒業が多かったり、ピンチはたくさんありました。そのたびにたくさん泣いて、どうにか立ち直って、弱っちいメンタルが強くなりました。

――特に大きなピンチだったのは?

去年、リーダーでメインボーカルで真ん中にいた小日向(麻衣)が抜けたときですね。周りから「終わった」と言われて、自分たちでもどうしたらいいかわからなくて、ヤバイなと思いました。

でも、その時期から「グループを引っ張りたい」と思うようになったんです。それまでは「どうぞどうぞ」と譲る感じだったのが、自分の力でどうにかしようと、グラビアを始めたり。歌割りがほとんどなかったのが、回ってくるようになったので、歌の練習もすごくした記憶があります。お風呂で半身浴をしながら、ずっと歌っていました。

ちょうど自粛期間に入ったので、家で毎日曲を流しながら踊って、筋トレもして、SNSも頑張りました。1日に1枚は写真を載せる。どこにも行かないのに毎日メイクして、自撮りして上げていました。

オンとオフをはっきり切り替えてます

峰島こまき ナナランド インタビュー タウンワークマガジン townwork――3年を経て、アイドルとして大事にするようになったこともありますか?

私、アイドルをしているときとプライベートで差があると、周りの人に言われるんです。そのオンとオフをちゃんとしようと思っています。オフのままでステージに出たりは絶対しない。でも、最近は私のことを好きでいてくれる人には、ちょっとオフを見せてもいいなと思って、配信でお酒を飲んだりもしました(笑)。

――オンとオフでどう違うんですか?

アイドルの私は元気なタイプに見られますけど、オフはサバサバというか、冷めていて(笑)。ファンの方に「好きです」とちゃんと言葉にして伝えているのも、たぶんオフなら言えません。地元の友だちは私がアイドルをしている姿を見ると、「別人みたい」とビックリします(笑)。

――切り替えるスイッチがあったり?

準備しながらスイッチが入る感じです。メイク中はまだズーンとしていて、衣装を着て、ステージに出るギリギリ前くらいにパチッと入ります。私は本当に気分屋で、メンバーに「大丈夫?」と心配されるくらい、どんよりしているときもあって(笑)。でも、そんなのファンの方は見たくないじゃないですか。円陣を組む辺りではしっかり切り替えます。

――普段も落ち込むことはあるんですか?

ありますね。前はどんどん考え込んで頭がいっぱいになって、どん底まで落ちていました。最近はヘコんだら、筋トレをします(笑)。自分を追い込んで「私ってすごい!」とポジティブに考えます。

それでも落ち込むことがあったら、実家の母に電話して泣きながら何時間も話します。あと、しんどいときはすぐ、仲良くさせてもらっている来栖りん(26時のマスカレイド)の家に行ったり、来てもらったり。人に話すことはすごく大事だと感じます。

ロックのテンションに追いつくのに必死です

峰島こまき ナナランド インタビュー タウンワークマガジン townwork――ナナランドの4thシングル「開花宣言!」はアップテンポのロックナンバーになりました。こういう曲は普段聴きますか?

まったく聴きません(笑)。私は超アイドルソングか暗めのバラードが好きで、ロックはその間だから、この曲が来たときはビックリしました。

――レコーディングも時間がかかったり?

なかなかうまく歌えませんでした。テンポの速さとか、今までにないくらい声を張ったりするのに苦戦して、何テイクも録った気がします。歌っていくうちに曲のテンションについていける感じになりましたけど、今も追いつくのに必死。カッコつけて歌いながら(笑)、体力もすごく奪われる曲なので。

――MVではOLに扮して、パソコンを使っている場面がありました。

私はパソコンを持ってないんですけど、アメーバピグが流行っていたときにやっていたからか、高校のタイピングではクラスで1位でした。今回は他のメンバーもかわいらしく打っていて、いい感じに仕上がったと思います。

――タイトスカートの制服で踊ったりも。

私はああいうスカートが苦手なんです。普段は脚をあまり出さないから、恥ずかしくてたまらない。今回のMVを撮ると決まった瞬間から、ずっと脚を(マッサージローラーで)コロコロしていました(笑)。

タイトスカートでツーステップを踊るのも大変でした。何テイクも撮らないで済むように集中したんですけど、恥ずかしさのせいか、私が今までにないくらい間違えてしまいました(苦笑)。

――さらに、ボクシングのシーンもありました。

私はジムには行きますけど、ボクシングはしたことなくて、グローブも初めて着けました。「パンチ! パンチ!」とやっていたら、メンバー全員、筋肉痛でバキバキになって。でも、楽しかったし、絶対痩せるじゃないですか(笑)。みんなで「またやろうね」と話しました。

メンバーに頼らず1人で何かできるようになれたら

――今、こまきさんが開花させたいことはありますか?

ナナランドで行けるところまで行きたいし、1人で番組に出たり、イベントもしたいです。でも、ちゃんと喋れるかが不安で。今はメンバーに頼りすぎているので、自分だけで何かできるようになれたら。

――グループではどこまで行きたいと?

メンバーと話しているのは「日本武道館に立ちたい」とか「アニメの主題歌を歌いたい」とか。私もアニメは好きですけど、もっと深くて話に全然ついていけないメンバーもいるので(笑)、絶対叶えたいです。

焦らないで、悩んでもごはんはちゃんと食べて(笑)

峰島こまき ナナランド インタビュー タウンワークマガジン townwork――夢を叶えるために必要だと思うことはありますか?

焦らないことが一番かな。私は焦ると自分を見失うタイプなんです。以前は「こうしたい! こうなるはず!」とバンバン言って、スタッフさんに「それはできない」と言われると、「だったら辞めます!」とか口にしていました。今考えると「大人になれよ」って感じです。

私の場合、夢は1人で叶えるものではなくて。周りの人を信じて、頼ることも必要だと思います。母に「こうしたほうがいいよ」と言われても聞かなかったことがありますけど、後で「言われた通りにしておけば良かった」と気づきました。

――そもそもアイドルになったのは、お母さんの勧めからでした。

それでアイドルになって、今は本当に良かったと思っています。信用できる大人の意見を耳に入れて、あとは、ちゃんとごはんを食べて、ちゃんと寝る(笑)。基本ですけど本当に大事なことで、ごはんを食べるか食べないかで精神的にだいぶ違いますから。悩むより食べる。食べたら動く。少しでもプラスになることをやっていくのが、夢にも繋がると思います。

 

■Profile
峰島こまき(みねしま・こまき)

11月17日生まれ。静岡県出身。2017年12月にナナランドに結成メンバーとして加入。2018年9月にメジャーデビューシングル「満月に遠吠え/理由」を発売。個人で2020年11月27日にデジタル写真集『ぜんぶ詰め込んで、夏』を発売。

◆峰島こまき OFFICIAL Twitter@komaki_7land
◆峰島こまき OFFICIAL Instagram@mineshima_komaki
◆ナナランド OFFICIAL Twitter@7land_official
◆ナナランド OFFICIAL SITEhttps://7-land.jp/

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河野英喜 取材・文:斉藤貴志

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