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2025年06月12日

俳優・梅津瑞樹さんインタビュー「梅津瑞樹という存在を知っていただけたことで、ポジティブな姿勢で創作に臨めるように」

梅津瑞樹 俳優 東映ムビ×ステ「死神遣いの事件帖 終(ファイナル)」 アルバイト タウンワークマガジン townwork東映ムビ×ステ「死神遣いの事件帖 終(ファイナル)」で、最恐の死神・無限狼に扮した梅津瑞樹さんにインタビュー。約5年にわたって愛されてきた人気シリーズの最後を飾る作品に、新キャストとしてどのような心境で臨んだのか、また、俳優業のみならず、創作活動にも精力的な梅津さんにパワーを与える存在について聞きました。

無限狼はカッコよさと気持ち悪さのよいバランスがとれたキャラ

梅津瑞樹 俳優 東映ムビ×ステ「死神遣いの事件帖 終(ファイナル)」 アルバイト タウンワークマガジン townwork
――映画と演劇のメディアミックスシリーズ「東映ムビ×ステ」への出演は3作目ですね。

舞台「GOZEN-狂乱の剣―」(2019年)、映画「漆黒天 終の語り」(2022年)、舞台「漆黒天 始の語り」(2022年)に続いて3作目となります。「死神遣いの事件帖」シリーズは今作が3本目ということで、多くの方に愛されている作品なんだという認識でいました。

――今作では物語のキーマン、死神の無限狼を演じていますが、印象を聞かせてください。

キャラクターのディテールがまだ明確になっていないことも多いのですが、親との因縁を抱え、ある目的をはたそうと暗躍している役柄という認識で向き合いました。無限狼の真の目的は夏に上演される舞台で明かされることになると思うので、どう描かれるのか僕自身も楽しみですし、稽古でもっと深掘りしていきたいです。

――黒づくめの衣装がとてもお似合いでしたが、ビジュアルに関してアイデアを出された部分などありましたか?

スタッフさんと打ち合わせを進める中、「一見して異質さが伝わるような見た目がいいですよね」となって、眉毛を消してみるのはどうかと提案し、すべてを潰したバージョンと半分だけ潰したバージョンを衣装合わせのときに監督に見ていただきました。結果的に全部を潰したバージョンとなりましたが、観てくださった方に「なんか気持ち悪い」と思っていただけたらいいなって。ラスボスとしての威厳を表現するための装飾なども凝っていますし、気持ち悪さとカッコよさのよいバランスがとれたのではないかと思います。

――お芝居において意識したことはありましたか?

瞬きをしないようにしていました。映像作品って、基本的に瞬きをせずにセリフを言うことが多くて、それってすごく不思議だなと日頃から感じていたのですが、おそらく瞬き一つにも意味をもたせるためにそうしているのかなと。無限狼に関しては、瞬きが多いと不安そうに見えてしまうと思ったので、なるべく眼球を見開いた状態での芝居を心がけていました。

鈴木拡樹さんと密度の濃い殺陣を披露したい

梅津瑞樹 俳優 東映ムビ×ステ「死神遣いの事件帖 終(ファイナル)」 アルバイト タウンワークマガジン townwork
――後半では主人公・久坂幻士郎役の鈴木拡樹さん、十蘭役の安井謙太郎さんと対決するシーンがありましたが、アクションシーンの裏側について聞かせてください。

戦った場所の地面が土で、そこに水を撒いていたので結構ぬかるんでいたんです。普段、舞台で立ち回りを演じるときは滑り止めがついた靴を履いていたり、スニーカーのようなものを履いていたりするのですが、無限狼の履物はブーツで、スタッフさんに滑り止めの有無を確認したら「土なので大丈夫です」みたいな話をされて。結果的に僕は大丈夫だったのですが、安井くんがしゃがみながら片手をついて駆けずり回るみたいなアクションがついていて、泥だらけになるし、土に足をとられていてとても大変そうでした。

――鈴木さんとの共演は映画『刀剣乱舞-黎明-』(2023年)以来ですね。

映画『刀剣乱舞』では、僕が演じた山姥切長義が他の刀剣男士と絡むシーンがあまりないキャラクターで、拡樹さんとは合間に「梅津さんは……」というような感じでお話しさせていただいた程度だったのですが、久しぶりにお会いしたら「梅ちゃん」と呼んでくださって、とても嬉しかったことを覚えています。立ち回りでも拡樹さんのほうからいろいろな提案してくださって、劇中でバチバチな殺陣を繰り広げたぶん、裏ではとても平和な時間を過ごさせていただきました。

――撮影中の印象的なエピソードやハプニングがあれば聞かせてください。

衣装の袖の部分にビラビラがたくさんついていて、その衣装で大きくて重さのある鎌を振り回すと柄の部分に巻き付いてしまい、動きがストップしてしまうんです。自転車に乗っていて、ほどけた靴ひもがペダルに巻き付いて足がグンッてなるのと同じ状態(笑)。少し巻き付いた状態ならまだ戦えるのですが、ちょっと無理して頑張ると2、3秒後にグルグルグルッとなって続行不能になるという。その立ち回りはかなり難儀しました。

山姥切長義というキャラクターとの出会いが大きな転機に

梅津瑞樹 俳優 東映ムビ×ステ「死神遣いの事件帖 終(ファイナル)」 アルバイト タウンワークマガジン townwork
――2020年の「タウンワークマガジン」のインタビューで、原動力の自身の中にあるモヤモヤだと発言されていますが、今もモヤモヤを抱えていますか?

厳密にいうと、“モヤモヤ=怒り”ですね。当時の僕はひねくれた自我が形成され尽くしてしまった後で、あれから5年が経ち32歳になりましたが、よほどのことがない限り人間性が変わることはないので、今も自分の中にある怒りが僕を突き動かしています。

――これまでの活動において転機になった出来事について聞かせてください。

オーディションに合格し、舞台『刀剣乱舞』で山姥切長義を演じるようになったことが明確な転機でした。僕を見てくださる方がそこで一気に増え、シンプルに「梅津瑞樹という存在が舞台界隈にいます」と知っていただけたことがとても大きく、そこからいろいろなことが変化していきましたから。運命的な縁(えにし)を感じるのは、僕が舞台俳優を生業と選択する以前からニトロプラスのゲームが大好きで、まわりまわって人生を切り拓く作品としてニトロプラスが生み出した『刀剣乱舞』という作品に携われたことがすごく不思議で面白いなって。裏を返せば一寸先は闇ともいえるので、一瞬たりとも気が抜けません。

成そうとしなければ何も始まらない、前進することが大事

梅津瑞樹 俳優 東映ムビ×ステ「死神遣いの事件帖 終(ファイナル)」 アルバイト タウンワークマガジン townwork
――30代に入り、仕事に向き合う姿勢の変化はありましたか?

以前は、ものを創ることが苦しくてしょうがありませんでした。というのは、自分の芝居を誰が見てくれて、誰が評価してくれるのだろうという世界で生きていましたから。鬱屈とした中でもがきながら、舞台『刀剣乱舞』をはじめとした作品で多くの方に僕のことを知っていただき、自分が創りたいと思うものを実現させていただく機会に恵まれるようになった。ひとり芝居しかり、演劇ユニット「言式」しかり。僕の中で生まれたものをお金が発生するビジネスとして形にできることで、よりポジティブに、クリエイティブなものに向き合えるようになったんです。作品を創り、それを評価してくださる人たちがいることが僕の救いです。だって、評価されないということは存在していないのと同じですから。創作にあたる時のハラハラ感の種類が明らかに変わりました。

――仕事をするうえで大事にしているのはどのようなことですか?

自分が飽きないこと、そして、面白いと思えないものはやらないことです。舞台に限らず、執筆もそうですし、演劇ユニットでの作品づくりもそう。自分自身が飽きずに取り組めるものでないと続けることができないので、その感情を大切にしています。

――夢や目標に向かって奮闘している若者世代にメッセージをお願いします。

成功するか、失敗するかはさておき、「成そうとしなければ何にもならないよ」ということを伝えたいです。やらなければ何も生まれませんし、挑戦したうえでの失敗ならよいのですが、何もせずに停滞している時間がまず無駄だと思うんですよ。ですから、とにかく「進め!」と言いたいですね。

梅津瑞樹 俳優 東映ムビ×ステ「死神遣いの事件帖 終(ファイナル)」 アルバイト タウンワークマガジン townwork
2020年の梅津瑞樹さんのインタビューはこちら

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2025年6月12日(木)〜2025年6月18日(水)23:59 まで
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■Profile
梅津瑞樹(うめつ・みずき)
1992年12月8日、千葉県生まれ。2015年から活動を開始。主な出演作に舞台『刀剣乱舞』シリーズ、舞台「ちょっと今から仕事やめてくる」、少年社中第40回公演「三人どころじゃない吉三」、舞台「呪術廻戦」-京都姉妹校交流会・起首雷同-、ミュージカル「伝説のリトルバスケットボール団」、剣劇「三國志演技~孫呉」、舞台&ドラマ「あいつが上手で下手が僕で」シリーズ、SOLO Performance ENGEKI「MAGENTA」など。演劇ユニット「言式」を立ち上げ脚本、演出を手掛ける。

◆Official Site:https://bam-boo.biz/actors.php?id=9
◆Official X:@MizukiUmetsu
◆Official instagram:@umetsumizuki

■作品情報
梅津瑞樹 死神遣いの事件帖 終(ファイナル
梅津瑞樹 死神遣いの事件帖 終(ファイナル

東映ムビ×ステ「死神遣いの事件帖 終(ファイナル)
<映画>6月13日(金)公開
<舞台>
【東京公演】8月7日(木)~17日(日)サンシャイン劇場
【福岡公演】8月21日(木)福岡サンパレス
【大阪公演】8月30日(土)・31日(日)大阪 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【石川公演】9月5日(金)・6日(土)石川県こまつ芸術劇場 うらら大ホール
【京都公演】9月13日(土)~15日(月・祝)

京都劇場死神遣いとして探偵業を営む幻士郎(鈴木拡樹)のもとに新たに舞い込んできた徳川からの依頼。それは、江戸城の宝物殿に忍び込んだ泥棒「“銀狐”を捕らえよ」というものだった。その頃、幻士郎と契約関係にある相棒の死神・十蘭(安井謙太郎)には、冥界に帰らなければならない期日が迫っていた。そして、幻士郎の父・衒太夫と十蘭の父・光蘭が封じたはずの死神・無限狼(梅津瑞樹)の封印が解け…。
幻士郎と十蘭の最後の仕事、ふたりは再び無限狼を封じることができるのか!?

公式サイト:https://shinitsuka.com/
©2025 toei-movie-st

編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
取材・文:荒垣信子

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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