アーティスト・高尾颯斗(ONE N’ ONLY)さん&高尾楓弥(BUDDiiS)さんインタビュー/「兄弟は運命共同体! 颯斗+楓弥=2ではなく、3や4になるような存在に」
かつてケンカに明け暮れていた主人公たちがダンスと出会い、仲間とともに世界一を目指しながら絆を深めていくダンス×バトルエンターテインメント映画「BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏-」「BATTLE KING!! Map of The Mind -終奏-」に出演した高尾颯斗さんと楓弥さん。続編制作の喜びや撮影の思い出を聞いたほか、兄弟でもあるお二人が普段、どのような姿勢で仕事に向き合っているのか尋ねました。
「兄の熱演を目の当たりにし、胸がギュッとなった」(楓弥)
――2023年3月に公開された「バトルキング!!-We’ll rise again-」の続編となる今作ですが、制作が決まった時の心境や台本を読んだ感想を聞かせてください。
颯斗:前作を撮影していた当時から、メンバーや監督と「続編ができたらいいよね」みたいな話をしていたので、実現したことにまず驚きました。正式に決まってから皆でストーリーの予想をしていたのですが、仲間になっていく過程が面白すぎて、演じることや完成した作品を見ることを心待ちにしていました。
楓弥:僕が演じる龍之介は前作で少年院に入ったので、続編で登場するのか不安だったんですけど、台本を読んだら出所するところから始まって、そして、予想外の行動に出ていたので驚きました。読み終えた後は「お騒がせしました」という気持ちでいっぱいでした(苦笑)。
――瀧川元気監督との再タッグはいかがでしたか?
颯斗:僕は前作から引き続きダンスシーンの監修を担当していて、監督の隣でモニターをチェックする制作サイドの立場でもあったので、続編に対する監督の熱意みたいなものを常に肌で感じていました。
楓弥:今回は龍之介が抱えた葛藤がきちんと描かれていて、感情的になるシーンが多かったことが印象に残っています。源二郎(山下永玖)と対峙したり、思いをぶちまけたりする場面で永玖くんの顔をまともに見ることができなくて、これがお芝居の面白さ、奥深さだと撮影の節々で感じました。映像や舞台などいろいろな種類のお芝居があるけれど、映像も生ものなんだなというのが大きな気づきでしたね。
――劇中でも兄弟を演じていますが、撮影の感想を聞かせてください。
颯斗:実際の高尾兄弟と、愛之助&龍之介兄弟の空気感が別物にみえる芝居をすることを現場では意識していました。そして、愛之助と闇落ちした龍之介が対面する場面では、龍之介のアウトローな空気ができ上がっていて、シンプルに驚きましたね。
楓弥:僕がすごく印象に残っているのは愛之助が「返してください、大事な弟なんです」とファイトクラブに乗り込むシーン。普段のはやちん(颯斗)は感情的になることがほとんどないので、苦戦した場面だと思うのですが、監督の「OK」が出た瞬間に胸がギュッとなりました。それはおそらく、僕自身が龍之介としてその場に存在できていたからだと思います。
状況を共有できることが兄弟ならではのメリット
――兄弟で活動することのメリット、デメリットはありますか?
楓弥:両親からよく言われるのは、高尾兄弟として応援してくださる方もたくさんいるので、颯斗+楓弥=2じゃなくて、3とか4、もしくはそれ以上のものをお見せできる存在になりなさいと。
颯斗:兄弟で推してくださる方が多い一方で、普段は別のグループで活動しているので、それぞれの活動で刺激し合えるのはなかなかない環境だと思うんです。お互いの状況を共有できるのはメリットなのかな。デメリットでいうと……グループは別でも同じ事務所なので、マネージャーさん同士がツーツーというか(笑)。
楓弥:どちらかに何かあったらすぐ連絡がくるよね(笑)。今後もそうだと思うんですけど、運命共同体といいますか、互いの活動がそれぞれ影響することが多いです。兄弟だからこその良さであり、どこか怖い部分もあります。
颯斗:兄的には、僕のファンの皆さんの中には弟のことを好きな人も多いので、僕が何か発信すると「それは楓弥くんも同じこと言ってたよ」って言われることがすごく多いんです。そんな時に「いやいや、その話、俺が言っていたことだから」ってなるんです。
――お互いの活動は気になりますか?
颯斗:大いに気になります! お互い何でもオープンに話しているほうだと思うんですけど、例えば次はどんな作品をリリースするのかな、どんなダンスでいくのかなとか。
楓弥:演技について細かく話したりしますね。
――嫉妬することは? 例えば「うわ、先にやられちゃった」みたいな。
颯斗&楓弥:あるあるある!
楓弥:嫉妬っていうか「へぇ、これやるんだ」みたいな驚きがあります。例えば、ワンエンのライブの演出を見て「うわ、こういうのやってるんだ、いいな」と感じることはあります。それを僕たちのライブの参考にしますし、お互いの活動がいい刺激になっています。
颯斗:曲や振り付けに関してもそう。一時期多かったのが髪色に関してで、僕がやりたかった色をひと足先に全部楓弥がやるんですよ(笑)。
楓弥:今回の映画に、はやちんは黒髪で出演しているじゃないですか。一度、黒くすると他の色に染めることがなかなかできないので、その時期に僕は「先にやっちゃえ」と、いろんな髪色にチャレンジしていました。
落ち着きのなかった弟がギューンって進化したことに驚き(颯斗)
――それぞれの変化や成長をどう感じていますか?
颯斗:中学生の楓弥はどこへ行ってもずっと喋っていたり、大勢の人が集まる場へ行くと一人ずつあだ名をつけたり、落ち着きのない子だったんです。だから、初めての方に会わせるのがすごくイヤで(笑)。僕が上京したことで会えない時期もありましたが、今また、久しぶりに近い環境で仕事をするようになって、楓弥がギューンっと進化したことに驚いています。年上のメンバーに囲まれているからか、実年齢より上のマインドをもって仕事に取り組んでいるなって。
楓弥:うれしいです。
颯斗:仕事をしている時は20歳より上に見えるね。そして、オフの時は実年齢より下に見える(笑)。切り替えがしっかりできるようになりました。
楓弥:はやちんの場合はパフォーマンス面で特色がどんどん濃く、強く出ていて、覇王色すら感じます。グループでは振り付けだけでなく、いろいろな役割も担っていて、その裏側を僕は見ているので、成長や変化というより、前進する姿がカッコいいなって。とはいうものの、オフの時は誰かにフッとされたら飛んでいっちゃいそうなくらいフワフワしています(笑)。そこがファンの皆さんから愛されている理由なんでしょうね。
“高尾兄弟”としてのチャレンジで意識が変化
――活動において転機になった出来事を聞かせてください。
楓弥:兄弟でダンス企画に挑戦した時、それまで互いのグループでの交流はあったものの、2人で何かをやるというのが初めてだったんです。挑戦することが決まってからは夜中に集まっては振りを考えるなど集中する日々で、芸能界に入る前の兄弟の空気に戻った気がしてすごく楽しかった。その時に、自分がやりたいダンスとグループとして披露するダンスの融合は可能なんだと気づいて、振り付けにも変化が出たのは大きな出来事でした。
颯斗:僕の場合は弟が活動を始めたタイミングかな。一人で活動していた頃、年末年始に帰省しても実家から配信したり、何かを発信したりと単独行動が多かったんですけど、弟も活動を始めたことで、二人で発信する時間がすごく増えました。
――夢や目標に向かって奮闘する世代にアドバイスをお願いします。
楓弥:アドバイスというか、普段自分が思っていることなのですが、僕自身も将来について悩むことが多いですし、今もまだ夢を追いかけている最中。毎日の仕事に向き合うのが精一杯というのが現状です。ただ、これから先のことを深く考えすぎても落ちる一方なので、今、目の前のものに全力で取り組むことが大切なのではないかなと思います。
颯斗:簡単に言ってしまえば“頑張る”の一言に尽きますが、その頑張り方を僕はあまり考えず、フィーリングで動いてきたので、目標があるのならば、今の自分にできることを少しずつでも進めていくことが大事なのかなって。やりたいと思っているのに、動き出さず時間が過ぎていくのはもったいないので、自分の心に素直に行動してほしいです。
🎁X(旧Twitter)プレゼント実施中🎁
今回のプレゼントは・・・
高尾颯斗さん&高尾楓弥さんのサイン入りチェキを抽選で3名様にプレゼントします! 「タウンワーク」公式X(旧Twitter)をフォローのうえ、指定ポスト(Tweet)をリポスト(RT)して、応募してください。
1.「タウンワーク」公式X(旧Twitter) (@townworknet) をフォロー(既にフォローしている場合も対象です)

2. 指定ポスト(Tweet)(下記参照)を、リポスト(RT)
2025年2月13日(木)〜2025年2月19日(水)23:59 まで

#高尾颯斗(@onenonly_tokyo)さん& #高尾楓弥(@buddiis)さんにインタビュー🎤
サイン入りチェキ🎁
▼応募方法
1.@townworknet をフォロー
2.この投稿をリポスト
☑️2月19日(水)〆切▼インタビューはこちらhttps://t.co/PJD8xbVHNj@battlekingmovie #ワンエン #BUDDiiS #タウンワークマガジン
— タウンワーク (@townworknet) February 13, 2025
※キャンペーンについてその他詳細はコチラをご確認ください。
■Profile
高尾颯斗(たかお・はやと)
1999年9月17日、静岡県生まれ。2015年に芸能界デビューし、2018年にONE N’ ONLYを結成。主な出演作にドラマ「FAKE MOTION-たったひとつの願い-」(日本テレビ)など。2025年3月~舞台「聖剣伝説3 TRIALS of MANA THE STAGE」に出演する。
高尾楓弥(たかお・ふみや)
2004年10月3日、静岡県生まれ。主な出演作に映画「追想ジャーニー リエナクト」、リーディングホラー「親指さがし」、舞台「パリピ孔明」など。2025年1月17日~舞台「マーダーミステリーShowcase~5人の証言~」に出演する。
◆高尾颯斗Official Site:https://www.stardust.co.jp/talent/section3/takaohayato/
◆高尾颯斗Official Instagram:@8810_takaofficial
◆(ONE N’ ONLY) Official Site:https://one-n-only.jp/
◆(ONE N’ ONLY) Official X:@onenonly_tokyo
◆(ONE N’ ONLY) Official Instagram:@onenonly_tokyo
◆高尾楓弥Official Site:https://www.stardust.co.jp/talent/section1/takaofumiya/
◆高尾楓弥Official Instagram:@10_fumiya.official_03
◆BUDDiiS Official Site:https://buddiis.com/
◆BUDDiiS Official X:@buddiis
◆BUDDiiS Official Instagram:@buddiis.official
■作品情報
「BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏-」
2月14日(金)公開
「BATTLE KING!! Map of The Mind -終奏-」
3月14日(金)公開
かつてケンカに明け暮れていた高坂源二郎(山下永玖)はダンスと出会い、仲間と「Jackpoz」を結成、充実した日々を送っていた。そこに、2年前に山縣虎太郎(森愁斗)を負傷させた罪で少年院にいた直江龍之介(高尾楓弥)が戻ってくる。兄の愛之助(高尾颯斗)らは喜んでメンバーに迎え入れるが、龍之介は「もうケンカはしない」と断言する彼らの変化に戸惑うばかり。一方、虎太郎はファイトクラブ「KNOCK OUT」で頭角を現すも、実権を握る柴田風磨(西山潤)と浅井静空(小南光司)の監視下にあった。今の源二郎たちになじめずにいた龍之介は、柴田と浅井の巧みな誘いに引き寄せられていってしまい…。
公式サイト:https://battleking-movie.com/
©映画「BATTLE KING!! Map of The Mind」製作委員会
編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
スタイリング:曽我一平(颯斗)、井上亮(PUNCH/楓弥)
ヘアメイク:KABUKI RYOTA(颯斗)、KUMA(PUNCH/楓弥)
取材・文:荒垣信子
衣装協力:ALUDE TOKYO、Chikasitsu+ TOKYO<颯斗>、ニット/HARE、デニムパンツ/BAYFLOW<楓弥>