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2021年12月15日

音嶋莉沙(=LOVE)インタビュー「諦めたら終わり。今の努力がいつかは理想に結び付くと信じています」

音嶋莉沙 =LOVE インタビュー タウンワークマガジン townwork夏の横浜アリーナ、秋の幕張メッセと単独ライブを成功させてきた=LOVE。指原莉乃さんがプロデュースする11人組の中で、屈指のアイドル性を持つのが音嶋莉沙さん。10枚目のシングルで大人のクリスマスを描く「The 5th」では、カップリング曲でセンターも務め、お姫様キャラを光らせています。小さい頃からの夢を叶えるために、乗り越えてきたものなどを聞きました。

 

オーディションに落ち続けて一度は心が折れました

――アイドルのオーディションはいつ頃から受けていたんですか?

小学5年生から、ずっと受けていました。幼稚園の年長のときから「アイドルになりたい」と書いていて、その頃はただ「かわいい! 踊りたい!」みたいな感じでしたけど、小学校高学年でAKB48さんを知って、本気になりました。特に(東日本大震災の)復興支援のコンサートを観て、パフォーマンスでこんなに人に元気を与えられるのがすごいなと思って。

――=LOVEでデビューしたのが19歳。なかなか受からない時期もあったんですね。

全然受かりませんでした。書類審査で落とされることも、最終審査まで行ってダメだったこともあって、「向いてないのかな」と何度も諦めかけました。どうしても受かりたかったオーディションの応募資格が18歳までで、ラストチャンスにあと一歩で落ちたときは、本当に心が折れました。「もうダメだ…」と思って、ずっと泣いていました。

私は夢を見ていただけ。そんな気持ちになって、高校が進学校だったので、大学受験を考えました。でも、時が経つと、やっぱり人生は一度きりだから、今しかできないことをやりたいと思うようになって。アイドルを諦められませんでした。

――学校ではどんな子だったんですか?

1年中、マスクをしていました(笑)。どんなに暑い日でも。今みたいな時代ではなかったんですけど、校則でメイクをしたらいけなくて、顔に血色がないのが恥ずかしくて、ずっと隠していたんです。それで密かに、おとなしくしていました。

 

下を向かず目線を上げることを教えてもらって

音嶋莉沙 =LOVE インタビュー タウンワークマガジン townwork――=LOVEのオーディションを受けたのは、指原さんプロデュースということが大きかったんですか?

それが一番のきっかけです。指原さんのプロデュースなら、いろいろな景色を見られる気がしていました。これが本当に最後と決めていて、落ちていたら、もうアイドルのオーディションは受けてなかったと思います。

何とか指原さんの目に留まるように、全力で準備をしていきました。AKB48さんの「ハート型ウイルス」を歌ったんですけど、ダンスも全部覚えて、ファンの方にお見せするつもりで審査を受けました。

――=LOVEに入ってから、指原さんにアドバイスを受けたことはありますか?

私はパフォーマンス中に無意識に下を向いていることが多いらしくて。指原さんがレッスンを見にきてくださったとき、「目線が下だと照明もうまく当たらない。上を向いていたら顔がきれいに映える」と教えていただきました。そういうのはご自身がアイドルだったからこそのアドバイスだと思いました。

 

ヘコたれても好きなことだから頑張ろうと

音嶋莉沙 =LOVE インタビュー タウンワークマガジン townwork――念願のアイドル活動は順調に始まりました?

「やっとアイドルになれたんだ」とときめきに溢れていました。でも、すぐ合宿が始まって、一気に変わりました。キラキラして見えた世界の裏で、こんなに努力しないと輝けないんだと、現実を突きつけられて。

合宿ではほとんどのメンバーが泣いたり、心が折れたりしていました。私もヘコたれがちな性格ではあるんですけど、ここに来るまでにオーディションにたくさん落ちてきたので。その頃を考えたら、好きなことをやれているんだから頑張りたい気持ちが大きかったです。

――アイドルのやり甲斐はどんなときに感じました?

生誕祭でたくさんのファンの方にお祝いしていただくと、ありがたさを感じます。イコラブに入る前は誕生日は家族や身内に「おめでとう」と言われるだけでしたし、嬉しいことを一緒に喜んでくれる人はなかなかいないので。「私のことなんか誰も見てないかもしれない」と思うタイプだったんですけど、ファンの方たちに出会えたことはすごく大きかったです。

 

お城の前でプロポーズされたい(笑)

――今年は1stアルバム収録の「cinema」に、今回のシングルのカップリングの「お姫様にしてよ!」とセンター曲もできました。

今までセンターをやったメンバーはスキルが高くて輝いていて、「cinema」のときは自分にそれができるのか、不安もありました。ライブで素敵な演出にしていただいて、私のファンの方は喜んでくださっても、他のメンバーのファンの方にはどう思われるのか。でも、皆さんがすごく優しくて、誉めてくださったのが自信に繋がりました。

センターに立つと前に誰もいないのが新鮮で、皆さんと目を合わせようという意識がより強くなります。周りに負けない輝きを放つように自分に言い聞かせて、絶対できると信じて歌っています。

――「お姫様にしてよ!」は莉沙さんのキャラクーそのままな感じですね。

お姫様願望は本当に強くて、この歌詞の通りにしてほしいです(笑)。いつか王子様と巡り合って、物語に登場するプリンセスのようになるのが夢。白馬で来てくれたら最高ですけど(笑)、お城の前とかでプロポーズされたいです。

――23歳になっても、そういう願望は変わらず?

変わりません。メンバーにそういう話をすると、さなつん(諸橋沙夏)とかには「そんな人いないよ」と言われますけど(笑)。

 

お姫様っぽく見られるのを大切にします

音嶋莉沙 =LOVE インタビュー タウンワークマガジン townwork――この曲の主人公はお姫様になりたいと思いながら、仕事に奮闘しているようです。<優雅なモーニングはこの世界になくて>とか、アイドルとしても共感します?

そうですね。アイドルは一見優雅そうでも、お休みがなかなかなかったり、朝は早かったりもして。近くのカフェでモーニングを食べている方を羨ましく思いながら、ドタバタ出掛けています(笑)。

――<守ってもらってばかりは嫌だし>とも思います?

今は守ってもらいたい気持ちが強いですけど(笑)、本当に王子様が現れたら、自分が何かしてあげたいと思うかもしれないですね。

――表題曲の「The 5th」のMVでも、メンバーそれぞれのクリスマスシーンが描かれた中、莉沙さんは高級外車で迎えにこられてバラの花束を渡されて、姫待遇でした(笑)。

いろいろなシチュエーションがある中で、私のシーンはめちゃめちゃロマンチックで。バラをもらえるとは思ってなくて衝撃的でした。私はみんなが「そんなの恥ずかしい」と思うような、ぶっ飛んだことをされたいので(笑)、楽しかったです。

――莉沙さんの姫キャラはますます押し出されていきそうですね。

最初はダンスの先生が「姫」と呼んでくだっていたのが、いつの間にかファンの方にも広まりました。レギュラー番組の『キミは=LOVEを愛せるか!!!』でも私を姫キャラとして扱ってくださる企画があって、定着したのかなと思います。

自分で言うのもアレですけど、お上品とか清楚と言われることは多くて。そこは大切にしていきたいです。「お姫様にしてよ!」は指原さんに聞いたら、「盛り上がる楽曲で莉沙にセンターをやってほしかった」と言われたので、ライブでも全力で歌って、ファンの皆さんに「この曲はピッタリ」と思っていただけるように頑張ります。

 

練習した分、自信を持てるようになって

音嶋莉沙 =LOVE インタビュー タウンワークマガジン townwork――10thシングルになる「The 5th」は4年前にリリースした2ndシングル「僕らの制服クリスマス」の続編。莉沙さんがこの4年で成長できたと思うのは、どんなことですか?

アイドルになるまではリップシーンが憧れでしたけど、いざ自分がやると表情が固まってしまうことが、2ndのときはまだありました。それで家の鏡の前で、歌詞と合わせて「こういう表情を入れたい」と考えて練習して、撮影に挑むようになって。準備をした分、緊張しなくなって、自信を持ってできるようなったのは、この数年で培われたものだと思います。

――スレンダーなスタイルを維持するために、努力していることもあるんですか?

お菓子とかよく食べたりするので、「どうして太らないの?」と言われますけど、私も気をつけてはいます。無理なダイエットはストレスになるので、食べた分、脚のストレッチや腹筋をしたり。スタイルキープだけでなく、パフォーマンスにも繋がることなので、お風呂上がりの日課にしています。

――体重計にも乗っているんでしたっけ?

携帯と連動したものを使っていて、体脂肪が増えたとか、すぐわかるようにしています。ちょっとヤバいと思ったら、お菓子は食べても2個までにするとか。視界に入ると食べてしまうので、袋に入れて服の間に隠しておいたりもします(笑)。そういうときは炭水化物もあまり食べません。

 

目標は紙に書くことで明確になります

音嶋莉沙 =LOVE インタビュー タウンワークマガジン townwork――これからは磨いていきたいことはありますか?

2021年はいろいろなチャンスをいただいて、活かすことができたと思っています。それを持続しつつ、もっと自分の引き出しをたくさん増やしたいです。今はかわいい楽曲は得意ですけど、今回のカップリングの「Poison Girl」とかカッコいい曲の表現は苦手なので、そういうのもいろいろ研究したり。パフォーマンス力をもっと上げられたらと思います。

――そうした目標を達成するために、大事なことは何だと思いますか?

やっぱり、諦めたら終わりだと思います。イコラブに入る前の私が「もう無理だ。アイドルなんかなれない」と考えがちだったんです。でも、そうなると必然的に顔も暗くなったり、表に出てしまって。それより、今努力していることが何かに結び付くと信じて、諦めないことが大事なのかなと。

あと、「こうなりたい」ということを日記や紙に書いています。そうすると目標が明確になるので、大きいかなと思います。

――実際に書いて実現したこともあるんですか?

あります。「アイドルになりたい」ということもそうですし、「お姫様になりたい」というのも口で言ってました(笑)。どうしたら理想に近づけるのか、考えるだけなくて、書いてみるとまた違う気がします。時間はかかるかもしれなくても、いつか絶対に叶うと信じて頑張っていきます。

 

■Profile
音嶋莉沙
(おとしま・りさ)

1998年8月11日生まれ。福岡県出身。2017年4月、指原莉乃がプロデュースする=LOVEのメンバーにオーディションで合格。同年9月にシングル「=LOVE」でデビュー。10thシングル「The 5th」が発売中。『キミは=LOVEを愛せるか!!!』(フジテレビTWO)に出演中。

音嶋莉沙 OFFICIAL Twitter:@otoshima_risa
音嶋莉沙 OFFICIAL Instagram:@otoshima_risa
=LOVE OFFICIAL Twitter:@Equal_LOVE_12
=LOVE OFFICIAL SITE:http://equal-love.jp/

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河野英喜 取材・文:斉藤貴志

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