スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2023年10月27日

俳優・高橋健介さんインタビュー 「大体のことは何とかなる!悩み過ぎず楽しむことが長続きの秘訣」

高橋健介 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork明治座創業150周年記念『赤ひげ』に、主人公の“赤ひげ”こと新出去定が医長を務める小石川養生所で、医員として働く森半太夫に扮する高橋健介さん。過去に何度も映像化されてきた珠玉の名作に挑む心境や稽古の手ごたえを聞いたほか、高橋さんが普段、どのような思いをもって仕事に臨んでいるのかを尋ねました。

 

稽古場は常にフルアウトの船越さんに刺激をうけ、よい緊張感に

高橋健介 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――これまで「赤ひげ」という作品に触れたことはありましたか?

今回の出演が決まってから、船越英一郎さんが主演として出演されたテレビシリーズを拝見しました。また原作小説も読みました。現代を生きる僕たちからしたらとても大きな出来事に感じるようなことが、赤ひげ先生たちが生きた時代では、ごく当たり前に描かれていて、そういう部分が強く印象に残りました。

――ドラマ版に引き続き、主人公を演じる船越さんが初めて舞台を踏むことも話題です。

船越さんは常にフルアウト(全力)でやってくださるので、僕たちも船越さんに刺激をうけて、稽古場にいる時間すべて、もしかしたら休憩時間にいたるまで、いい意味での緊張感に包まれた稽古場になっています。船越さんにとっての初舞台、初座長公演に参加させていただくということで、自分も気を引き締めて精一杯演じさせていただきます。

――森半太夫という役柄の印象を聞かせてください。

原作で描かれている森と、ドラマ版での森、そして、今回の脚本の森…それぞれの人物像があり、さらに、稽古で実際に演じてみた時の差異みたいなものが僕の中にあったので、それを本番までに演出の石丸さち子さんとディスカッションを重ねながらつくり上げたいです。この作品において、登場人物一人一人の役割が重要だと僕は考えていて、明るい人、暗い人、従順な人、反発する人、それぞれのキャラクターと触れ合うことで、去定先生の人物像がより鮮明になる。Wキャストで森を演じる猪野広樹くんとしっかり話し合い、基本軸は同じながらも、自分なりの色を上乗せできたらと考えています。

――改めて、公演への意気込みをお願いします。

「赤ひげ」のようなヒューマンドラマへの興味は以前から抱いていたものの、普段は2.5次元作品や、歌やダンスをとり入れた「ザ・エンターテインメント」の出演がメインなので、今回はお芝居1本でどこまでお客様の心を動かせるかが勝負です。来年は30歳になりますし、こういうお芝居もできるんだと、僕を応援してくださっているファンの皆さんだけでなく、初めて僕をご覧になる方たちにもしっかり提示できるように努めたいです。

 

どんな時も楽しみながら仕事をすることを意識

高橋健介 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――仕事をするうえで大事にしているのはどんなことですか?

譲れないのは「自分が楽しいかどうか」です。僕は芸能活動をしながら大学へ行き、学校行事にも普通に参加できた学生時代で、さらに、地元も東京なので、会社勤めをしている友人がたくさんいます。その友人たちが「月曜~金曜は仕事に追われ、金曜の夜からがすごく楽しみな時間」と言っていて、さらに「健介は自分が楽しめる仕事をして、それがお金になっていることが羨ましい」とも言われました。その言葉で、好きなことを楽しくやって、報酬を得られる状況は決して当たり前じゃないと気づけました。その出来事があってからは、友人たちの発言を常に意識し、楽しみながら仕事をすることを心がけています。

――大学時代、まわりの皆さんが就活に奮闘する姿も見ていたんですね。

実際には就活を経験していないから何とも言えませんが、もし、僕が就活をして、なかなか内定をもらえなかったとしても、あまり凹まなかったと思います。それはどうしてかというと、内定をもらうことが目的ではなく、自分が心から仕事をしたいと思えるところでこそ働きたいと思うから。うまくいかなかったとしても「僕はこの会社に必要とされていなかったんだ。それならば、自分を必要としてくれる場所を探そう」と気持ちを切り替えていたはず。もともとポジティブなので、今も仕事で深く悩むことはほとんどないですね。

――「自分を必要としてくれている場所で」ということは、俳優として活動する今、作品選びに関しても同様ですか?

要素は一つだけではありませんが、この作品に携わることでどんな広がりがあるかということを考えます。ですから、過去に出演した作品を思い返してみても「これをやった意味は?」という疑問はほぼありません。

 

芸能界に入り、「上には上がいる」ことを知った

高橋健介 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――お話しできる範囲で、これまで対峙した壁があれば聞かせてください。

学生時代からあまり苦労することなく、何でも人並み以上にはできていましたが、芸能界に入ってから、お芝居、歌、ダンスなど「上には上がいる」ことに気づいて、それが最初の壁でした。そこを克服するために自己投資じゃないですけど、お給料をいろいろなレッスン代に充てるようになって。超えられなかった壁というのはないといいますか、自分の中でなかったことにしているのかもしれません。例えば、100という山を目標としていたのに80までしか登れなかった。そんな時は80まで行った自分を一旦褒めて、登れなかった残りの20は違う山を登ることで補う。思い返せば、そんな思考だったからここまでやってこられたのかもしれないです。

――「ターニングポイント」といえる出来事はありましたか?

大学を卒業した時に、大学を卒業して3年目までは新卒扱いという話を聞いたことがありました。芸能の仕事で、もしうまくいかなかったとしても、他の仕事をすればいいと考えていましたが、ありがたいことにこうやって芸能の仕事を続けさせてもらっている。明確なターニングポイントというのはありませんが、存在としてはやはり「ウルトラマンX」に主演したことが大きかったです。大学2年生の時にオーディションを受けて、そこからクランクインまで1、2ヶ月しかなく、そこで大きく人生が変わった。人に俳優の仕事をしていると胸をはっていえるようになったのは「ウルトラマンX」からでしたね。

 

2024年は30代に突入!20代と同じことはしていたくない

高橋健介 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――来年30歳を迎えますが、今どのような心境ですか?

先輩たちから「20代なんてあっという間だよ」という言葉を聞いていましたが、本当にあっという間でした。年末に29歳になり、20代最後の年になりますが、マインドとしては高校生、大学生の頃とほとんど変わっていません。30代は、毎日が楽しければ何でもいいです。ただ、20代と同じことはしていたくないなって。僕は現状維持=衰退だと捉えるタイプなので、今と同じように2.5次元作品に出演していたとしても、きちんとステップアップしていたいです。

――高橋さんといえば、SNSで何か発信するたびに毎回トレンド入りすることが話題ですが、トレンド王の秘訣を聞かせてください。

それは僕がどうというより、ファンの皆さんのおかげですね(笑)。ただ、SNSで何かを発信する場合、思いつきということはなく、何日かかけて文章を作成したり、何度も読み返したり、画面をスクロールする中、視覚的にどう映るかを考えたり、慎重に投稿するようにしています。おかげさまで、僕のことを知らなくても「高橋健介」という名前だけはSNSのトレンドで見たことがあるという方が多く、これは今の時代ならではだなと思います。

――夢や目標に向かって奮闘する皆さんへアドバイスしたいことはありますか?

あまり悩みすぎないことが一番じゃないでしょうか。世の中に仕事は星の数ほどあって、中には希望の会社に就職できなかったという方もいるかもしれません。違う場所でもできることはあるだろうし、深刻に悩まなくてもいいんじゃないかな。結局、自分が楽しい、職場の人間関係も良好というのが仕事を長く続ける秘訣だと思います。もし、第一希望の会社に入ったとしても、職場の人間関係が良好でなければ、楽しいものにはならないはず。僕が後輩や学生のみんなによく言うのは「大体のことは何とかなるから大丈夫だよ」ということ。それでもどうにもならない時は、手紙でもいいので僕に連絡をください。

高橋健介 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork

🎁X(旧Twitter)プレゼント実施中🎁
今回のプレゼントは・・・

高橋健介 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork

(クリックして拡大)

🎁プレゼント内容
高橋健介さんの直筆サイン入りチェキを抽選で3名様にプレゼントします! 「タウンワーク」公式X(旧Twitter)をフォローのうえ、指定ポスト(Tweet)をリポスト(RT)して、応募してください。
応募方法
1.「タウンワーク」公式X(旧Twitter) (@townworknet) をフォロー(既にフォローしている場合も対象です)
 

2. 指定ポスト(Tweet)(下記参照)を、リポスト(RT)

🕒キャンペーン開催期間
2023年10月27日(金)~2023年11月2日(木)23:59 まで
対象のポスト(Tweet)はコチラ

※キャンペーンについてその他詳細はコチラをご確認ください。

■Profile
高橋健介
(たかはし・けんすけ)

1994年12月24日、東京都生まれ。高校在学中に芸能活動を開始。主な出演作に「ウルトラマンX」(テレビ東京)、「テレビ演劇 サクセス荘」シリーズ(テレビ東京)、映画「アキはハルとごはんを食べたい」、ミュージカル『刀剣乱舞』など。「劇団FIRE HIP’S第14回公演『コン・マン~79歳のクリスマス~』」(12月16、17日・スクエア荏原 ひらつかホール)に出演するほか、「高橋健介バースデーイベント2023」を12月10日・大阪、12月24日・東京で開催する。

◆Official Site:https://takahashi-kensuke.com/
◆Official X(旧Twitter):@kensuke_mr6
◆Official Instagram:@kensukeaogaku

■作品情報
高橋健介 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork
明治座創業150周年記念『赤ひげ』
【東京公演】10月28日(土)~11月12日(日)明治座
【大阪公演】12月14日(木)~12月16日(土)新歌舞伎座

通称「赤ひげ」こと、江戸・小石川養生所の医長・新出去定(船越英一郎)は、名医ではあるが、武骨で変わり者。貧しい者たちを救うため、身を粉にして働き、経費削減を命じる公儀に逆らうことも厭わない。ある日、長崎遊学を終えた保本登(新木宏典)が、新しく医員見習いとしてやってくる。「自分はこんなゴミ溜まりのようなところにいるべき人間じゃない」と、保本は赤ひげに反発。しかし、同僚の津川玄三(崎山つばさ)や森半太夫(猪野広樹と高橋健介のWキャスト)、養生所を訪れる患者たちと関わる中で、保本の態度に少しずつ変化が生まれ始める。

出演:船越英一郎 新木宏典 崎山つばさ 猪野広樹(Wキャスト)高橋健介(Wキャスト)/菅井友香/山村紅葉

公式サイト:https://www.meijiza.co.jp/info/2023/2023_10/

編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
取材・文:荒垣信子

衣装協力/三服屋(スーツ)、ロスガポス(シャツ)、ジラフ(ネクタイ・ネクタイピン・ポケットチーフ)

早速バイトを探してみよう