アーティスト・武知海青さん(THE RAMPAGE)インタビュー「僕を奮い立たせるのは“誰かのため”という信念!プロレス挑戦が大きな自信に」
THE RAMPAGEのパフォーマー・武知海青さんが、ボディ・ビジュアルブック『BULLET』(幻冬舎刊)を発売。グループきっての肉体美を誇る武知さんのストイックすぎるプライベートに迫ったほか、今年2月にリングデビューをはたしたプロレスに懸ける熱意も。そして、結成10周年を迎えたTHE RAMPAGEや仕事に対する情熱を聞きました。
“本来の自分”を明かすことで、似た境遇の人の力になろうと……
――まずは『BULLET』というタイトルに込めた意味から聞かせてください。
パフォーマーとして活動しつつ、柔道の黒帯企画やプロレスに挑戦したり、ボディメイクのコンテストや「最強スポーツ男子頂上決定戦」(通称=スポダン・TBS)に出場したりと、いろいろな壁を弾丸のごとく貫いて結果を残してきたので、これからも壁をぶち破る存在でいたいと、弾丸という意味をもったこのタイトルになりました。
――一般的な写真集ではなく、「ボディ・ビジュアルブック」というスタイルをとった理由はどうしてですか?
僕はTHE RAMPAGE、さらに、もっと大きな枠組みであるLDHの中でも肉体自慢だと自負しているので、一つの作品をつくるとなったら、それはもうボディ・ビジュアルブックしかないと思ったからです。
――特にこだわった部分について聞かせてください。
1冊丸ごと作るからには、過去の自分も現在の自分も全部つめ込んだものを、という願望があったので、写真もインタビューもすべてこだわりました。
――ロングインタビューで、過去の苦悩や本来の姿を明かしていたことが印象的でした。
これまで“強い武知海青”を前面に出してきて、ファンの皆さんもそんなイメージをもっていたと思うのですが、実際は弱く、だからこそ強い人間を演じていると初めて明かしました。ここまで自分をさらけ出すのは、今後ないだろうというくらい赤裸々に語っています。
――どうして明かそうと思ったのですか?
自分の内面を表現することを今まで避けてきましたが、自分について多くの方に知っていただくいい機会だと思ったこと、そして、本来の弱さを隠して、強い人間のふりをしている状況から抜け出したいという僕みたいな方の力になりたいと、このタイミングでの公表を決意しました。
一度の甘えが命取りになるから、妥協することは一切ない
――撮影の中で印象に残っていることを聞かせてください。
やはり、ヌード写真に挑戦したことですね。経験がないぶん、撮影前はどんな自分を写真におさめたいかなどのビジョンが浮かなかったのですが、撮り始めてから「もっとこうしたい、ああしたい」というアイデアや欲がどんどん出てきました。
――体づくりにも時間をかけたと思いますが、大きな挑戦が控えている時と普段の食生活の違いを教えてください。
体をつくることが日常になっているので、どんな時でも食事はほぼ同じメニューです。
――甘えが出ることはありませんか?
例えば、甘えが一度出たことが命取りになって、「スポダン」やプロレスで負けたとします。その時、間違いなく後悔すると思うんですよ。「全力を尽くしたけれど負けてしまった」のほうが精神的にラクなので、甘えが生じることは一切ありませんね。
――そこまで武知さんを奮い立たせるものは何ですか?
「誰かのため」という信念です。自分のためにやっていても、番組などで優勝したら「THE RAMPAGEの武知海青が優勝」と報じられる。それはグループ全体の評価につながるので、自分がやればやるほどプラスに作用していくと思ったら、気を抜くなんてできません。
やる気が出ないときこそ、マインドをポジティブにもっていく
――プロレス2戦目を終えたばかりですが、デビュー戦の手ごたえを聞かせてください。
内容はもちろん、自分が想像していた以上の出来でした。もっと反対意見がくるのかなと覚悟のうえでしたが、僕が目にしたものはいい意見ばかりで。そんなふうに喜んでいただけるなら、再びリングに上がりたいと思いました。デビュー戦で皆さんの期待を超えるという目標も自分に課していたので、1戦目を終えた瞬間、もう2戦目を見据えていました。
――プロレスに挑戦したことで変化したものはありましたか?
プロレスという別の世界を知ったことで視野が広がりましたし、もっと自由に生きていいんだと自信につながりました。
――その日のコンディションや気分で「ジムに行きたくない」という日もあるかと思いますが、そんな時はどう対処しているんですか?
「行きたい」という気持ちになるまで待ちます。音楽を聴いたり、食事をしたりしながらマインドをポジティブにもっていって、1%でも「行こうかな」という感情が芽生えた時がチャンス。出かける支度を始めて、気がついたらジムでトレーニングに向き合っています。
「俺、すげぇだろ」と思ってしまったら終わり
――仕事をするうえで大事にしているのはどんなことですか?
たくさんある中で強いてあげるとしたら、謙虚でいることでしょうか。自信をもつことは大切だけど、「俺、すげぇだろ」と思ってしまったら終わりだと考えていて。プロレスにしても「スポダン」にしても、対戦相手を威嚇しないように心がけています。だって、相手がいなければ試合は組めないし、番組も成り立たない。どんな時も感謝と謙虚な気持ちだけは忘れずにいたいです。
――何かきっかけがあって、そんな姿勢をもつように?
子どもの頃から父に言われていたことですが、未経験から黒帯を取得する柔道企画にチャレンジした時、「礼に始まって礼に終わる」という言葉があるように、相手に思いやりをもって接する大切さを、指導してくださった先生から教わったことが大きく影響しています。
――差し支えなければ、過去に経験した挫折について聞かせてください。
『BULLET』のロングインタビューでも明かしていますが、中学生の時に友人関係で悩み、ずっと習っていたダンスも水泳も、さらにすべてのことがうまくいかなくなってしまって、何もかもイヤになった時期がありました。
――どうやって切り抜けたんですか?
突破口になったものはダンスでした。すべてに疲れはて、一度全部投げ出してしまったんです。精神的にもまいって誰とも口をきかなくなり、抜け殻になった時に最後の灯みたいに残ったものがダンス。「もう一度踊りたい」とダンスを再開したら、少しずつ元の自分へ戻ることができました。挫折は誰にでもあるものですが、そんな時は1回休んでみるのもありなんじゃないかな。休むことで本当に必要なものや、やりたいことが見つかると思うので。
THE RAMPAGEメンバーは家族であり、ライバル
――そうして選択したダンスが職業となり、THE RAMPAGEを結成して10年が経ちました。武知さんにとってグループはどんな存在ですか?
チームメイトであり、家族でもあり、一番のライバルです。自分が浮き沈みしやすい性格だというのは自覚していて、沈んだ時に刺激してくれるのもメンバーだし、支えてくれるのもメンバー。この先もずっと16人で支え合っていきたいです。
――現在の原動力は何ですか?
『BULLET』でも話していますが、「誰かのため」が原動力です。いつか芸能界を離れることがあったとしたら、「誰かのため」がなくなってしまうので、その時はトレーニングもやめてしまうと思います。
――将来に向かって奮闘する学生や同世代の皆さんへメッセージをお願いします。
やりたいものを丁寧に積み重ねることは大事ですが、不器用ながらも頑張った経験は後々、自分の大きな糧になるので、なりふり構わずやってみることも大事だと思うんです。それこそ、僕も粗削りではあったけど、がむしゃらにやってよかったと今は言えるので、思うがまま、自由気ままにやってみるのもありなのではないでしょうか。
🎁X(旧Twitter)プレゼント実施中🎁
今回のプレゼントは・・・
武知海青さんのサイン入りチェキを抽選で3名様にプレゼントします! 「タウンワーク」公式X(旧Twitter)をフォローのうえ、指定ポスト(Tweet)をリポスト(RT)して、応募してください。
1.「タウンワーク」公式X(旧Twitter) (@townworknet) をフォロー(既にフォローしている場合も対象です)

2. 指定ポスト(Tweet)(下記参照)を、リポスト(RT)
2024年10月4日(金)〜2024年10月10日(木)23:59 まで

ボディ・ビジュアルブック『#BULLET』発売📷#武知海青(@kaiche_official)さんインタビュー🎤
サイン入りチェキ🎁
▼応募方法
1.@townworknet をフォロー
2.この投稿をリポスト
☑️10月10日(木)〆切▼インタビューこちらhttps://t.co/C2IuDfn0ES@GL16_TRB @therampagefext #タウンワークマガジン
— タウンワーク (@townworknet) October 4, 2024
※キャンペーンについてその他詳細はコチラをご確認ください。
■Profile
武知海青(たけち・かいせい)
1998年2月4日、兵庫県生まれ。2014年、THE RAMPAGEの正式メンバーとなり、2017年にメジャーデビュー。「Summer Style Award 2019 ROOKIE CHALLENGE CUP」スタイリッシュガイ部門で総合優勝。「最強スポーツ男子頂上決戦」(TBS)で2022年、2024年優勝。2024年2月にプロレスデビュー、9月に2戦目のリングに上がった。
◆THE RAMPAGE Official Site: https://therampage-ldh.jp/
◆THE RAMPAGE Official Instagram:@the_rampage_official
◆THE RAMPAGE Official X:@therampagefext
◆武知海青Official site:https://www.ldh.co.jp/management/takechi/
◆武知海青Official Instagram:@kaisei_takechi_official
◆武知海青Official X:@kaiche_official
■作品情報
『BULLET』武知海青(THE RAMPAGE)/幻冬舎
発売中
@GL16_TRB
編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
取材・文:荒垣信子
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。