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2016年08月25日

俳優・神木隆之介インタビュー「仕事を楽しもうと思うなら自分からもう一歩踏み込むことが大切」

神木隆之介インタビュー2

※撮影:八木虎造


若手実力派俳優として活動されている神木隆之介さん。演技だけでなくアニメーション映画『君の名は。』では声の出演を担当しているなど幅広いジャンルで活躍している神木さんが考える仕事観や楽しく働くコツなどお伺いしてみました。
 

学生ではなくなったときに俳優の活動を『仕事』だと思うようになった

――神木さんは6歳でデビューされていますが、仕事という感覚が芽生えたのはいつ頃ですか?

「高校を卒業してからです。それまでは『学生だから』という気持ちがあったのですが、高校を卒業して学生ではなくなったときに、仕事をしないと暮らしていけないと思うようになって、芝居をすることを仕事だと感じるようになりました。学生時代は『芝居が楽しい!』という気持ちだけで続けていたのですが、仕事として捉えるようになってからは少し冷静に周りを見るようになった気がします」

――冷静とは?

「例えば、演じることだけではなくてバラエティ番組に出させていただいたときに『何を言わなくてはいけない』とか『今、こんなコメントを求められている』とか自分に求められていることを客観的に判断するようになったんです。自分の気持ちだけでなく、周りの反応を冷静に見るようになったというか」

――神木さんは俳優を辞めたいと思ったことはありますか?

「僕をこの世界に入れてくれたのは両親ですが、節目ごとに『辞めたいなら辞めてもいいんだよ』と言ってくれるので、辞めたら他にどんな仕事をしようか…と考えたことはあります」

――他にやりたい仕事はありましたか?

「それがないんです(笑)。やはりこの仕事が好きです」

――どんなときにこの仕事の楽しさを感じますか?

「自分が演じて『これはうまくいったかもしれない』と実感したときや、それを他の方に評価されたとき。俳優の方やスタッフの方、プロデューサーの方、そして観てくださった方が『あの演技は良かった』と言ってくださったり、僕が出演した作品が評価されたりするのはこの仕事をしていて嬉しい瞬間ですし、楽しいと心から思えます。

そして、この仕事は同じことの繰り返しではなくて、作品が変わるごとに毎回新しい現場で新しい人たちと関わりながら、仕事ができることも楽しいです」
 

「神木さんにお願いしてよかった」の言葉を監督から聞けたときがこの上ない幸せ

神木隆之介インタビュー3
――今回、神木さんが声の出演を担当したアニメーション映画『君の名は。』の新海誠監督はもともと大ファンだったそうですね。自分が好きな人と仕事ができるのも楽しさのひとつなんでしょうか。

「もちろんです! 大好きな方とご一緒するのはプレッシャーもありますが、やっぱり嬉しさが勝ります。正直新海監督の作品はいちファンとして次回作を楽しみにしていたので、関われるなんて考えたこともなかったですし、まさか、自分が監督の作品に出演できるなんて本当に驚きました」

――憧れていた人と実際に仕事をしてみてどうでしたか?

「新海監督の作品はすべて観ていましたが、こんなに美しい作品を撮る方はどんな人なんだろうと思っていたんです。実際にお仕事をさせていただいて思ったのは、とても丁寧で物腰が柔らかいけれど、指摘がとても的確。僕が読むセリフにも『ここをこうしてみてください』とはっきりと指摘してくださり、イメージがきちんと出来上がっている方なんだなと。そのイメージを分かりやすく伝えてくださるので、とても頭の良い方なんだなと思いました。もともと僕はアニメーションが大好きなので、とにかく幸せな現場でした」

――そんな大好きな現場で新海監督からどんな言葉をかけられましたか?

「『すごく声があっていました、神木さんで良かったです』とおっしゃっていただけて、この上ない幸せでした(満面の笑顔)」

――今、すごく幸せそうな顔をしていますね(笑)。これが先ほど神木さんが言っていた仕事をしていて楽しいと思う瞬間なんでしょうね。

「まさしくそうです」
 

仕事でネガティブなことがあっても見方を変えれば楽しくなるかもしれない

神木隆之介インタビュー4
――タウンワーク読者は神木さんと同世代が多いのですが、アルバイトや社会人になって楽しく働くコツがあれば教えてください。

「楽しく働くのは難しいですよね。僕も芝居は好きだけど、苦手な役もあります。あまりに現実離れしている役はいつも頭を悩ませますし、身体的に寒いとか暑いとかツライとか、そういうものもたくさんありますから、すべてが楽しいと思える仕事はないと思います。

それでも楽しもうと思うなら、踏み込んでみることが大事だと思います。同期や先輩に自分から声をかけて仲良くしてみるとか。そうすると仕事だけではなくて、人間関係のコミュニケーションが円滑になって楽しくなるかもしれないですし。職場に苦手な上司や先輩がいたら、それを共有できるような同期や後輩を作るとか。

仕事でネガティブなことがあっても違う観点から見れば楽しめるかもしれない。どんな仕事でも働くことは大変ですけど、人とのつながりを大切にしたり一歩踏み込めば見方が変わって楽しくなると思います」
 

アルバイトは働く実感を得られる素敵な体験だと思います

神木隆之介インタビュー1
――最後にもし、アルバイトをするならどんなバイトをしてみたいですか?

「タウンワークさんの取材なので、きっと聞かれるのではないかなと思って考えてきました!(笑)。僕がしてみたいのはコンビニの夜勤です。日中にはない、夜ののんびりとした雰囲気が好きなんです。お客さんとより近づいて話せるというか。僕も夜にコンビニ行くと『今日は暑いですね』と声をかけられたりしてほっこりする、なんてこともあります。人と人の距離感が近い仕事がいいです」

――接客業が好きなんですね。

「人と人がつながるところにドラマが生まれると思うので、接客には興味があります。あとは営業もやってみたい! 契約をとってみたいです(笑)。アルバイトっていいですよね。自分が働くことで時給をもらえて、きちんとお給料が出る。働いている実感ができるのはとても素敵なことだと思います」

■映画情報
君の名は
『君の名は。』
8月26日(金)全国ロードショー

東京で暮らす高校生、立花瀧(神木隆之介)と田舎街で暮らす宮水三葉(上白石萌音)は夢の中でお互いが入れ替わっていることに気づく。少しずつ2人の気持ちが打ち解けていくが、突然入れ替わりが途切れてしまう。心配した瀧が三葉に会いに行くと予想外の真実が待っていた。

■Profile
神木隆之介(かみきりゅうのすけ)

1993年5月19日、埼玉県出身。1999年ドラマ『グッドニュース』でデビュー。2005年、映画『妖怪大戦争』で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2017年には『3月のライオン』(前後編2部作)が公開予定。声の出演としては『借りぐらしのアリエッティ』『サマーウォーズ』など多数。