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2017年08月29日

間宮祥太朗インタビュー「実力以上のものを発揮しようと力むより、今ある力で立ち向かえばいい」

間宮祥太朗 トリガール 俳優 インタビュー タウンワークマガジン
端正な顔立ちと男らしい性格で人気急上昇中の間宮祥太朗さん。最近では、自身初となるラブコメディ映画『トリガール!』に出演し、新境地を開いたとか。男っぷり満載な間宮さんに仕事への考え方や本人のモットーなどをお聞きしました。

初のラブコメ映画は、疑似恋愛できて最高の仕事でした!(笑)

間宮祥太朗 トリガール 俳優 インタビュー タウンワークマガジン
――鳥人間コンテストをテーマにした最新出演映画『トリガール!』をはじめ、最近、コメディ作品によく出演されている印象です。もともとコメディはやりたかったそうですね。

顔がコワイからなのか、結構シリアスな役が多かったんですけど、去年、ドラマ『ニーチェ先生』に出てからコメディ作品のオファーが増えました。でも、『トリガール!』みたいなラブコメディは初めて! この年齢でラブコメが初なのも珍しいんですけど。いや~、いいですよ、ラブコメ! 女優さんと疑似恋愛できるんですから。最高の仕事です(笑)。

――今作でもヒロインの土屋太鳳さんをおんぶしたりしてましたもんね。

撮影の時、あまりに嬉しくて、Twitterに「今日は女優さんをおんぶする仕事です」って書いたぐらいですから。

“たまたま”の失敗を悔やむより、いつもの自分を信じればいい

間宮祥太朗 トリガール 俳優 インタビュー タウンワークマガジン
――相当、嬉しかったんですね(笑)。間宮さん演じる坂場先輩は人力飛行サークルのパイロットで、昔、飛行に失敗した経験からトラウマを抱える男性ですね。間宮さん自身も過去の失敗で前へ進むのがコワくなった経験はありますか?

役者の仕事でいうと、セリフを噛んでしまったり、思うように動けなかったりして撮影を止めてしまった…とかかな。でも、それまではできていた自分もいるわけじゃないですか。たまたまそのときのコンディションが悪くて、思ったようにできなかったわけで。失敗するときのほうがイレギュラーなんですから、それを気にしてもしょうがないと思うんですよ。

――たまたまの失敗よりも、通常のいつもの行動を大切にしろ、ということですね。

そうです! 恋愛に例えると、好きな人や恋人にひどいフラれ方をして「もう恋なんてしない」と思うのはもったいない! たまたまその相手と相性が合わなかっただけで、別の人とはうまくいくかもしれないじゃないですか。

失敗したのは“たまたま”と考えて、次へ進んでいくほうがいいと思います。

自分をよく見せるようとするからプレッシャーになる。今のままで勝負しよう

間宮祥太朗 トリガール 俳優 インタビュー タウンワークマガジン
――間宮さんは仕事のことで落ち込んだりしないんですか?

仕事でもプライベートでも落ち込むことがあまりないんですよ。多分、メンタルが強いほうなのですごく大事な場面でもプレッシャーや不安を感じないタイプ。自分にないもの、できないものは、どうやったってできないんだから今ある力でやろうと考えます。

プレッシャーって「自分の実力以上のものを発揮しないと」と思うから不安になる。芝居だと共演者の方や監督に引き出してもらって自分の実力以上のものが出たりするときはありますけど、それはやっぱり稀。現場で「今、自分がある力を出せばいい」と思えば落ち込むことも少なくなると思います。

――すごくわかりやすい考え方ですね。

僕、「楽しく生きていればそれでいい」という考え方が強くて、あまりいろいろなものを背負わずにリラックスするようにしているんです。もちろん、仕事で気合いを入れる日もありますけど、そのときも肩の力を抜いてリラックスすることは忘れません。リラックスしているほうがラクですし、楽しいと思いますよ!

カッコつけてツッコまれるぐらいの愛嬌があったほう絶対いい

間宮祥太朗 トリガール 俳優 インタビュー タウンワークマガジン
――間宮さんと話していると“リラックス感”が伝わってきます。肩ひじはっていないというか、すごくフラットですよね。

肩ひじ張ってカッコつけるよりも、僕は隙がある人間でいたいと思うんです。

――隙ですか?

男はカッコつけたい生き物ですけど、カッコつけてカッコよくなりすぎちゃうと愛嬌がないというか。カッコつけても「うわー、こいつカッコつけてるよ!」と周りから突っ込まれるぐらいの隙がある人のほうが愛嬌があっていいと思うんです。愛嬌がある人って、仲間も多いし、人から愛されていると感じるので。

――映画の話に戻すと『トリガール!』は鳥人間コンテストに挑むチームの物語ですが、間宮さん自身が夢中になったことってありますか?

学生時代に在籍していた野球部ですね。でも、どんどん部員が減ってしまって、僕の代の部員がとうとう僕ひとりになってしまったんですよ。あとは全部、後輩。そうすると「先輩がひとりの部活なんて入りたくない」と思うじゃないですか。そうならないために、どうにか自分ひとりだけでも「間宮先輩がいるなら入ってみようかな」と思われるような先輩にならないと、と思って部活を頑張っていましたね。

男がみて“いい男”と思われる役者になりたい

間宮祥太朗 トリガール 俳優 インタビュー タウンワークマガジン
――それは男らしいですね! 仕事をはじめた今でも後輩の役者を引っ張っていこうという気持ちは強いですか?

役者は別ですね。俳優の世界には老若男女いますし、各々、演じる役が違いますから、自分が教えられることはあまりないと思います。僕も先輩の演技を見て勉強になることはたくさんありますけど、それと同じことをやっても自分の演技にはなりません。だから、僕はこの仕事に対して先輩・後輩という考え方はないんですよね。

ただ、カッコイイとは思われていたいかな。僕が学生のときは原田芳雄さんや小栗旬さんに憧れて、俳優の道を志しましたけど、今の若い人はそれが菅田将暉や山﨑賢人に憧れて俳優の道に進みたいと考えるかもしれない。その中に僕も入れるような魅力的な存在になりたいとは思っています。できれば、男が見て“いい男”と思われるような役者になりたいですね。

■Profile
間宮祥太朗(まみや しょうたろう)

1993年6月11日生まれ、神奈川県出身。2008年『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』で俳優デビュー。映画『闇金ウシジマくん、ザ・ファイナル』『帝一の国』、今後、主演映画『全員死刑』、『不能犯』の公開が控えている。

■映画情報
間宮祥太朗 トリガール 俳優 インタビュー タウンワークマガジン

(C)2017「トリガール!」製作委員会

『トリガール!』
2017年9月1日(金)全国ロードショー

一浪の末、入学した大学で鳥人間コンテスト出場を目指す人力飛行サークル「Team birdman Trial」にスカウトされた鳥山ゆきな(土屋太鳳)。サークルの先輩、高橋圭(高杉真宙)に一目ぼれしたゆきなは俄然やる気に。しかし、パイロット班に所属されたゆきなの前に現れたのは狂犬と恐れられる伝説のパイロット、坂場大志(間宮祥太朗)だった。相性最悪の2人が鳥人間コンテスト優勝を目指し、過酷なトレーニングに励むが…。

取材・文:中屋麻依子 撮影:八木虎造 衣装協力:原宿シカゴ、VICTIM、STEFANOROSSI

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