【激レア 体験レポ】人気アニメ“文スト”の聖地で映画『文豪ストレイドッグス』公開初日イベントをサポート!
今回の激レアバイトは、3月3日(土)に封切られた映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)』の初日舞台挨拶イベントをサポートするというもの。登壇者は主人公・中島敦役の上村祐翔さんと、泉鏡花役の諸星すみれさんという人気声優のお2人だ。アニメの舞台である聖地・横浜で実施するイベントの成功を支えるため、サポートバイトに挑んだ2人の大学生に密着した。
2016年に放送されたテレビシリーズの続編となる劇場版は、原作者全面協力の完全オリジナルストーリー。
「龍頭抗争」から6年後、世界各国で発生した“異能力者連続自殺事件”の闇に、中島敦ら武装探偵社が挑んでいく……。
プロのイベント運営の仕事を学びたい!
採用されたのは、ともにアニメが好きなKさん(写真左)とMさん(写真右)。
Kさん
「大学の課外活動ではイベント運営を経験し、お客様に笑顔になっていただくことに興味があります。就活が終わり、社会人になったら実際にイベントの企画や運営に携わる予定なので、今日はプロのイベント運営・PRを学びたいです!」
Mさん
「就活に向けて、興味があるものにはなんでもチャレンジしてみようと思い、応募しました。イベントの舞台裏に入れる機会は貴重だと思うので、1つひとつのことに一生懸命取り組み、多くのことを吸収したいと思います!」
「横浜ブルク13」の劇場ロビーで、作品の配給会社「KADOKAWA」の宣伝スタッフさんにご挨拶。
スタッフ控室に移動し、一日の流れを教わる。
この日は朝から池袋、新宿の劇場で舞台挨拶を行っていて、登壇者の皆さんが最終の地となる横浜の劇場に到着するまでにさまざまな準備をしておくのだという。
一体どんな仕事が待っているのか…?
舞台挨拶のリハーサルをサポート。M1、M2って何のコト??
劇場スタッフさんの案内で、館内の動線を確認しながら舞台挨拶を実施する劇場へ。
通常の回の上映が終わったタイミングを図ってスクリーンに近い扉から入ると、場内ではお客さんが退場中。
さっそく2人はステージに上がり、上村さんと諸星さんの立ち位置を決める作業に取り掛かる。
客席側から見てキャストの立ち位置が等間隔に見えるかスタッフさんがチェックし、決まった位置の床に目印のテープを貼る。これは「バミリ」と呼ばれる作業だ。
MCの立ち位置にも目印をつけて、バミリ作業は完了。
続いて、フォトセッション用のカメラテストへ。舞台中央に立ったMさんに劇場スタッフさんがスポット照明を当て、オフィシャルカメラマンがシャッターを切る。Mさんが手に持った白い用紙は、ホワイトバランスを調整するためのものだ。
カメラテストが終わると、劇場スタッフさんが台本を見ながら音響や照明の確認作業へ。
「ここでM1を流します」「このタイミングでM3を……」と音響の指示を出す劇場スタッフさんの言葉に、理解ができていない様子の2人。
「MってミュージックのMだったんですね! 初めて聞く用語で最初は分かりませんでした!」とMさん。
リハーサルが終わると劇場の入り口へ。キャスト宛のプレゼントを入れてもらうためのBOXを置く。ファンの皆さんとの橋渡しとなる、大事な仕事だ。
設置が完了したら、次は登壇者の皆さんをお迎えする準備だ!
1時間以内に控室を準備するミッション!
ここからは二手に分かれ、Kさんはキャスト控室のセッティング。
劇場スタッフさんお手製のウェルカムボードを発見! 作品やキャストへの愛が伝わってくる。
スケジュール表を目につきやすい位置にペタリ。
一方、Mさんは近所のコンビニへ。キャストの喉の調子を整えるための飴やドリンク、お菓子などを調達する。
Kさんはキャスト用のステージドリンクを準備する。スタッフさんに教わり、ペッドボトルのキャップにカッターで穴を開ける。柔らかい素材のフタで、スムーズに開けることができた。
ストローの口をつける部分にはビニール袋を残すのがマナー。
穴にストローを挿して、フタを締めて完成!
買い出しから戻ってきたMさんとお菓子を盛り付け。劇場で実施中の文ストコラボカフェのメニューや台本も並べて、セッティングが完了!
続いて、舞台挨拶後にキャストのお2人にサインを書いてもらうポスターの準備へ。劇場さんにお渡しするためのものだ。担当キャラクターの近くに書いてもらうように、記入位置の見本を作成する。
ポスターの準備が整うと、スタッフさんの携帯電話にキャストの皆さんがそろそろ到着するとの連絡が入る。
急いで関係者通用口に向かうと、バスがやってきた。
上村さん、諸星さん、MC役の三平×2(みひら さんぺい)さんとその関係者、スタッフの皆さんをお出迎え。
「お疲れ様です!」
控室までご案内したら、舞台挨拶の段取りを打合せ。Mさんはタイムキーパー係、Kさんはフォトセッション用のパネルを運ぶ役を任されることに。
MさんはMCに時間経過を知らせるためのカンペを作成。準備は整った!
舞台挨拶本番! 無事にサポートできるか…?
上映が終わる時間が近づき、キャスト・スタッフ一行は劇場のバックステージへ。PA(音響)担当の劇場スタッフさんが登壇者の皆さんにマイクの使い方を説明したら、舞台挨拶開始だ!
場内は満席。
タイムキーパー係のMさんは関係者用に用意された最前列席についた。MCの真正面だ。
MCの呼びかけで上村さんと諸星さんが登場。
「横浜に来ましたよ〜!」と喜びを伝える上村さんに、客席中から大きな拍手が。
コラボカフェのメニュー(ワッフル&アップルティー)を堪能して元気いっぱいというお2人は、聖地横浜での舞台挨拶を迎えられた心境や、オリジナルストーリーの台本を読んだ時の感想、印象的なシーンなど、たっぷり語ってくれた。
Mさんは5分毎に、MCに向けて時間を知らせていく。楽しいトーク内容に気を取られず、しっかりと仕事をこなしていた。
「ここからはフォトセッションにお付き合いください」というMCのセリフをきっかけに、パネルを持ったスタッフさんとKさんが入場。
キャストの手持ちマイクをMさんが預かり、パネルはキャストの手元へ。
カメラマンさんが撮影した写真がこちら。無事にフォトセッションを終えることができた。
舞台挨拶が終了し、一行は事務所へ。上村さんと諸星さんにサインを書いてもらう間、2人はポスターを押さえてサポート。
最後の仕事はキャストと関係者の皆さんをお見送り。
「お疲れ様でした!」
劇場の皆さん、そしてKADOKAWAのスタッフさんにご挨拶をして、本日の激レアバイトは終了に。
1日サポートを終えた2人に感想を聞いた。
Kさん
「とても楽しかったです。舞台挨拶などのイベントはこれまで表面しか見ていませんでしたが、キャストさんが来る前にもたくさんの仕事があって、色々な人の手でイベントが成り立っていることが分かりました」
Mさん
「キャストのお2人に『お疲れ様です』と言う度に、きちんと目を見て『お疲れ様です』と応えてくださって、感動しました! 就活では大学で学んでいる統計学を活かせる仕事を目指す予定でしたが、スタッフの皆さんが笑顔でお仕事されていたのを見て、エンタメのお仕事についても調べてみたいと思うようになりました」
楽しいことばかりではないと分かりつつも、スタッフさんの生き生きとした表情は2人に大きな影響を与えたようだ。それぞれの進む先で、素敵な笑顔を輝かせてほしい。
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