その彼モラハラじゃない？ 付き合う前のデートで見抜くための3つのポイント│浅田さん@令和の魔法使い

モラハラ。

モラハラとは「モラル（＝倫理、道徳）に反した精神的な嫌がらせ」のことです。

実は付き合ってから、その彼がモラハラだったと発覚するケースも多いのですね。甘い顔で近づいて、付き合ってから、正体をあらわすというわけです。

こんな生活を続けていると、がしがし自己肯定感を削られてしまいますよね。びくびく彼の顔色と機嫌を伺って、ますます抜け出せなくなるのです。

いわば「悲しい恋愛」です。

やはり貴女には、そんな恋愛をしてほしくありません。

だからこそ「付き合う前のデートでモラハラを見抜くポイント」を伝えたいのです。デートを楽しみながら、頭の片隅で、これを思い出していただけると幸いです。

1. その彼、まわりの人への態度おかしくない？

彼は、貴女に対しては、抜群のやさしい顔をみせるはずです。

口説きたい女性だから。良い顔をみせるのは当然というわけです。モラハラの怖さは、男子が女子を「完全に手に入ったな」と感じてから顔をだすところにあるのですよ。

つまり注目すべきは「まわりの人間への態度」なのですね。

そこに本性があらわれます。

特に、後輩や、店員さん、バイト先のお客さんの話をするときは要注意。もしかすると「相手が下だと感じると態度を変えるタイプ」かもしれません。

そのときの彼の表情に注目してください。それは、いつか貴女にむけられる顔なのですよ。

2. その彼、思い通りにならないと不機嫌にならない？

モラハラの基本パターンは「思い通りにならないと不機嫌になる」というものです。

という考えが根本にあるのですね。

ちなみに、これは「子供の特徴」でもあります。私たちだって、かつて「自分は世界の中心だ」と考えていましたよね。それを矯正せずに──大人になるとは他人の事情を慮るということですから──他人に押し付ける姿勢のことをモラハラとも呼ぶのでしょう。

貴女との会話でも、バイト先の接客でも、レストランの予約でも、他人との会話でも、ゲームの結果でも、電車の乗り過ごしでも、なんでも構いません。

とにかく目の前の彼を「思い通りにならないと不機嫌になってないかな？」という目線で観察するようにしてください。

逆にいえば、人間のカッコ良さは「思い通りにならないときにどのように振る舞えるか？」にかかっているものなのですよ。

3. その彼、負けを認められないんじゃない？

モラハラ気質の人間は「自分の意見が通るか・通らないか」という基準で生きています。

基本的に「他人は間違っている（自分は正しい）」というわけですね。この気質はあらゆる言動にあらわれます。具体的には、

この二つを何気ない会話のなかでチェックしましょう。

モラハラ男子は、その芯のある感じが、一見すると魅力的にみえたりもします。ときには貴女の感情をゆさぶって、ドキドキもさせてくるでしょう。だからこそ「この人は魅力的だけど、ちゃんと非を認められてるかな？」といった視点でも観察するようにしましょう。すごく大事なことです。

デートは楽しむのはもちろん、彼の正体を見抜くための時間でもあるんですよ。

「あれっ？」と感じたら要注意サイン

好きな人といるときのドキドキは最高の楽しみですよね。人生の花です。

しかし同時に「それは感情的になっている状態だ」とも理解しておいた方がいいかもしれません──水を差すようですみません。

つまり「相手のことを観察しないままふわふわ進みがち」なのですね。

しかし恋人探しは、人生を賭けた、一大事業のはずです。

失敗を避けたいところですよね。しっかり理性の力も借りて、彼を観察した方がいいと思うのです。進路を選ぶときには、何から何まで、調査した方がいいように。

ドキドキするのはわかります。しかし、どうか冷静な貴女の声もきいてあげてください。「あれっ？」と感じたときには立ち止まること。ここが肝心要ですよ。

貴女の恋が叶えられることを祈っております。

浅田さん@令和の魔法使い
（@ASD_ELEGANT）
マジシャン＆恋愛コラムニスト。女性メディアに連載中の「読むだけでモテる恋愛小説・わたしは愛される実験をはじめた。」が2020年に書籍＆漫画化。自身のSNSが「恋が叶うオンライン恋愛神社」と呼ばれだし、恋に悩める乙女たちの参拝メッセージによってDMが24時間ナイアガラの滝のように流れている。この瞬間にも流れている。