折れない! 滑らか! かわいい! 今注目のシャープペン5種をロフトに聞いた
11月26日は、日本ペンクラブが制定した「ペンの日」。詩人や小説家といった、文筆に従事する人々が所属するこのクラブの設立日に由来しているそう。
もちろん「ペン」と言うとインクで書くものではありますが、日々学校でノートを取る学生にとっては「シャープペンシル」が身近な存在ですよね。そしてこのシャープペン、実は日々進化をとげていて、思わずスゴイ!と唸ってしまう優秀アイテムもたくさんあるんです。
ということで今回は、バリエーション豊富な文具を扱う「ロフト」の広報ご担当・岩坂さんに、学校やバイトで活用したい、最新のおすすめシャープペンを教えていただきました!
実用性◎部門 デルガード (ゼブラ/486円)
■安心して下さい。折れませんよ!
「もう、折れない。」というキャッチコピーが表す通り、筆記中の芯折れや、芯づまりの悩みを解決したのがこちらのシャープペン。2014年に0.5mmタイプが発売され、今年の秋には0.3mmと0.7mmタイプが新登場しました。
岩坂さん「このデルガード、本っ当に芯が折れません。折ろうとしても、折れないくらいです(笑)。店頭でも、多くのお客さんが試し書きをして、その“折れない”具合を確かめていらっしゃいますよ」
岩坂さん「紙面に対して斜めに強い負担がかかると、シャープペンの先端から金属の部品が出てきて、芯をしっかりガードしてくれるんです。また垂直の筆圧に対しても折れない工夫がなされていて、様々な角度や強さの力から、芯を守ってくれます。
勉強中などの集中したいときや、アルバイト中、安定しない場所で急いでメモをしたい時などにもおすすめです!」
今回、筆圧の強い筆者も使ってみましたが、これ確かに折れません…! 通常なら折れるくらいわざと斜めにしたり、写真のようにうんと握りしめて力を込めて書いてみたりしましたがやっぱり折れず、非常に頼もしさを感じました。
テスト中など、急いでいる時に芯が折れるとプチストレスを感じるものですが、これがあればもうガリガリ書くのも怖くありません!
書きやすさバツグン部門 ドクターグリップ ピュアホワイト (PILOT/864円)
■このなめらかさ、心地良すぎて勉強せずにいられない!?
学生なら、一度は使ったことがある人も多いであろうシャープペン「ドクターグリップ」。その書きやすさで、国内販売本数累計1億本以上を突破しているという大人気シリーズです。そして、シリーズ発売開始から20周年を迎えた2011年に誕生したのが、こちらの「ピュアホワイト」タイプ。
岩坂さん「“疲れにくい”と言えばこれ!と言えるくらい、もはや定番の人気を誇るドクターグリップシリーズ。このピュアホワイトタイプは、パールホワイトの真っ白な見た目で、おしゃれさも抜群なんです」
岩坂さん「ドクターグリップと言えば、人間工学に基づいて設計されたという、この握りやすい太めのグリップがポイントですよね。たくさん書いても、手や肩への負担が少ないです」
岩坂さんも筆者も、学生時代の勉強にはかなり愛用していたドクターグリップシリーズ。使ったことがある人はお分かりかと思いますが、驚くほど滑らかな書き心地には心底感動します。筆者が昔使っていたタイプと違い、このピュアホワイトのグリップは触り心地がサラッとしていて&程よい柔らかさで、握った時の感触がさらに良くなっている気がしました!
コスパ高し!部門 フレフレ コロネ (PILOT/216円)
■安い、かわいい、軽い、さらに0.3mmタイプ。4拍子そろったスグレモノ
女子なら思わずキュンとしてしまう、可愛らしいドット柄&カラフルなスケルトンカラーのシャープペン。
岩坂さん「こちらは手帳や小さな紙にメモを書くときに便利な、0.3mmタイプです。0.3mmと言うと、製図用の商品などで少々値が張る物もあるのですが、これは軽く振るだけで芯が出てくるという機能も付いてこのお値段!」
岩坂さん「そして、しっかりキュートさもある。見た目良し、値段良し、機能良しと、三拍子が揃っているんです。さらに、振るときの音はシャカシャカと軽めなので気になりません」
手に持ってみると、重さもかなり軽めでびっくり。手帳の小さなマス目にも、確かに無理なく書くことができます。シンプルな手帳にさしておけば、可愛いアクセントにもなりますね! これから来年の手帳を購入する方は、ぜひ併せてゲットしてみては?
ビジュアルがステキ♡部門 製図用シャープペンシル (STAEDTLER/378円)
■海外の一流メーカーがおくる、シンプルで大人かわいい1本
ビジュアルの良さで選ばれたのは、1835年にドイツでスタートした、製図用品や筆記具の伝統あるメーカー「STAEDTLER(ステッドラー)」の商品。
岩坂さん「このメーカーの商品には、ちょっと硬いビジュアルのものが多いんです。でも、“あのSTAEDTLERでこの可愛さ!”と驚いてしまうのが、こちらの製図用シャープペンシル。中でも発色がきれいで可愛らしい、パステルカラーのシリーズがおすすめですよ」
岩坂さん「STAEDTLERならではのシンプルで洗練されたデザインと、機能性の高さが人気のポイント。キャラクター物の文具ももちろん可愛いのですが、このシャープペンには大学生のみなさんが持つのにもぴったりな“大人っぽさ”があるところが良いですよね」
ちなみに岩坂さん曰く、可愛さを前面に出した商品は使いやすさが比例しない場合も多いそうなのですが(確かに…)、こちらは書きやすさについても問題なし。実際に使ってみると、かなりサラサラっと文字が書ける感覚です。文字を長時間書き続けるというよりは、サクサクメモを取りたいときなどに良さそう! 大人たるもの、こういう洒落たデザインの筆記用具も、筆箱に1本は忍ばせておきたいものです。
ユニーク部門 PL1 touch 0.9 (MILAN/281円)
■くるくる軸を回すと、何かがニョキニョキ出てくる
最後の1部門も、海外メーカーからのチョイスです。こちらはスペインの老舗文具メーカー「MILAN(ミラン)」のもので、いかにも国外製品らしい、パッと目を引く鮮やかな色使いが印象的。全体がラバーで覆われているのも特徴です。
岩坂さん「MILANの製品は、形がぽてっとしていたり、ポップなカラーだったりと、可愛らしさのあるものが多いんです。今回選んだ商品も、まるでおもちゃのような、キュートな見た目ですよね」
岩坂さん「そしてこのシャープペン、実は軸を回すと消しゴムが繰り出されるという、これもまたおもちゃのような仕掛け付きなんです! 文字を書いているうちに、自然と消しゴムが繰り出されてしまうという一面もありますが、そんなところもまた良し、ということで…(笑)。MILANにはこの他にも、消しゴムと鉛筆削りが一体となった商品など、ちょっと変わったアイテムがありますよ」
ちなみにこちら、ユニーク部門とは言え、書き心地もなめらかで◎。しかし0.9mmタイプゆえ、かなり太い線になるので、ノートに細かい文字を書くにはあまり向かないかもしれません。ただ、手帳にスケッチするときや、マークシート式のテストでは大活躍すること間違いなし! 0.3mmタイプと比べてみましたが、「塗る」という用途では圧勝でした。
うぅむ、たかがシャープペン、されどシャープペン。あの細~い体の中に、たくさんの知恵と技術と遊び心が詰まっていると思うと…もう、作り手たちの文具への愛と情熱を感じずにはいられません!
機能面でも見た目の良さでも、コレだ!というお気に入りの1本があると、書くことが楽しくなるもの。今回ご紹介したシャープペンをぜひ活用して、勉強もバイトも、これまで以上にスラスラこなしてみては?
取材・文:山田彩(エフェクト) 企画:エフェクト
《取材協力》
株式会社ロフト http://www.loft.co.jp/