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2016年01月12日

【初期症状別】風邪のひきはじめに試したいアロマ&ツボ

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「あれ?風邪かも…」と思っても、熱がないとついつい放置して風邪が悪化…そんなことにならないために、初期に試してほしいのがアロマとツボでの対処法。アロマやツボは、リラックス効果やコリをほぐすだけでなく、人間の本来持っている自然治癒力を高めると言われているんです。
そこで、鍼灸師であり、アロマセラピストでもあるさくら治療院院長の神崎先生に、自分で簡単にできるツボ押し&アロマの極意を聞いてみました。

鼻からの風邪対策

01
■ツボ:迎香(げいこう)
「香りを迎える」という名前がついている迎香は、鼻づまりなどの要因によりにおいが嗅ぎ取れない時に押すと嗅覚が戻るというツボです。花粉症による鼻づまりに効果があるとも言われる迎香は、風邪による鼻の症状にも効果が期待できます!

位置は、両小鼻のつけ根のくぼんだ部分が迎香です。中指を使ってゆっくり押してみましょう。鼻通りが悪く、寝苦しい時も即効性が期待できます。

■アロマ:ペパーミント、ユーカリ
鼻風邪に効果があるアロマとしておすすめしていただいたのはペパーミントやユーカリ。ともに殺菌効果も期待できるアロマで、スッとする香りは鼻通しをよくしてくれます。

アロマディフューザーやアロマポットを利用しての芳香浴(ほうこうよく)で空気中に拡散させての吸入がおすすめです。

もし、アロマ器具がない場合でも、熱湯を入れたマグカップに精油を垂らすことで同じような効果が得られるそうです。火を使わず安全で気軽に試せるので、これは是非試してみたいですね!

のどからの風邪対策

02
■ツボ:合谷(ごうこく)
手の甲の親指と人差し指の間にある名ツボ、合谷。親指を使って押してあげることでのどの痛みを和らげる効果が期待できます。

万能なツボと呼ばれている合谷は、その他眼精疲労、頭痛や歯周病など首から上のすべての症状に効くと言われています。

■アロマ:フランキンセンス、ユーカリ
フランキンセンスは咳を鎮めてくれる・のどの痛みを和らげる効果が期待できます。ユーカリは鼻風邪に引き続きラインアップ。

マスクの外側に精油をつけて「直接吸入」がおすすめ。人ごみに行く際の予防としても効果が期待できます。
精油は肌に直接つくとピリピリすることがあるので、必ずマスクの外側に垂らすようにしましょう。

頭痛からの風邪対策

03
■ツボ:太陽(たいよう)、曲池(きょくち)
眉毛の末端と目じりを直線で結んだ中点から、耳に向けて親指の第一関節の幅くらいの位置にある太陽は偏頭痛に効くツボ。親指を使って痛気持ちのいい程度の力で押しましょう。

曲池はひじを曲げた時にひじの内側のしわの終点にあります。こちらも親指を使ってツボ押しを。そしてのどからのツボでも紹介した万能ツボ、合谷は頭痛にも有効だそう! 

■アロマ
熱の出始めのズキズキした頭痛にはペパーミントがオススメ
ペパーミントは冷却作用のあるアロマ。冷やしたタオルにペパーミントの精油を垂らして頭に当てることで、手作りの冷却シートのような使い方が出来ます。

重くずっしりとする頭痛にはラベンダーがオススメ
ラベンダーの香りにはリラクゼーション効果があります。あたたかいタオルにラベンダーの精油を垂らし、首の後ろへ。ラベンダーの香りでリラックスしながらじんわり体を温めます。

頭痛のタイプ別に効果的なアロマが異なるので、痛みに合わせて活用してみましょう!

悪寒・熱からの風邪対策

04
■ツボ:風池(ふうち)
首の後ろの髪の生えぎわ付近にあるツボが風池です。
悪寒や熱による寒気がある場合は体を冷やしてはいけません。風池をドライヤーなどであたためたり、あたたかいホットタオルであたためたりすると効果的です。

風池を押す際は中指を立ててツボに対して垂直に。左右両方を一緒に押すと効果的です。

■アロマ:カモミール
体をあたためる作用や血行をよくする効果があるカモミール。ゆっくり体を休めてカモミールの香りでリラックスすることが免疫力アップにもつながるそう。

オイルを体に塗ったりするほか、ハーブティーとして飲むことも効果的です。香りの効果を鼻から取り入れつつ、体の中からあたためることができます。

風邪予防に効くアロマ&ツボとは?

そもそも風邪を引かないために、風邪予防に効果があるアロマとツボについてもお聞きしました。

■ツボ:風池、風門(ふうもん)
風池、風門はその名に「風」が入っていますがこれは、風邪に関するツボだそう。
東洋医学において、病気の原因とされる邪気のひとつ、「風」すなわち風邪が体の中に入る風門。そして「池」のように溜まるところが由来の風池はともに風邪の特効ツボとして知られています。こちらはともにドライヤーなどを使い、ツボをあたためるのが効果的です。

■アロマ:エキナセア、オレンジ
免疫力を上げる効果のあるエキナセア。こちらはハーブティーとしておすすめとのこと。

また、アロマバスで好きな香りの精油をお風呂に使い、リラックスすることも風邪予防・そして免疫力のアップにつながるそうです。
オレンジなどの柑橘類が持つ「リモネン」は、体を温めて風邪予防に効果があります。日本でも古来から冬至に「ゆず湯」に入ったりしますよね。昔から日本人はリモネンをうまく使って風邪予防をしてきたんですね。

まとめ

いかがでしたか? ツボやアロマをうまく活用して、健康にこの一年を過ごしましょう!
なお、こちらでご紹介しているツボは共通して、10回押すことを1セットとして、2~3セット行うことが理想的です。自分で指圧する際は8分目位の力を使って痛気持ちのいい程度の力で押してみて。この程度ならツボを押しすぎということがないので、毎日数回行ってもやりすぎにはならないとのこと。

また、ここでご紹介したことはあくまで応急処置なので、良くならなければ速やかに病院の診療を受けてくださいね。

■取材協力kanzaki_takako
さくら治療院 院長 神崎 貴子(かんざき たかこ)
スポーツアロマトレーナープロフェッショナル、鍼灸師・あんま指圧マッサージ師、AEAJアロマセラピーインストラクター・アロマセラピスト資格を保持。NPO法人日本スポーツアロマトレーナー協会副理事長やプレミナセラピストスクール校長も務める。
プレミナ●http://puremina.com/

取材・文・イラスト:井口エリ

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