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2016年05月27日

レポート提出や卒論、受験まで!何にでも使えて、しっかり身につく「穴あけ勉強法」

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学校の課題で出たレポートや迫ってくる試験…。どう勉強すればいいのか頭を悩ませていませんか? そこで、ご紹介したいのが「穴あけ勉強法」。暗記はもちろんレポート提出まで幅広く活用できると、今話題の勉強法です。

そこで、『考える力を鍛える「穴あけ」勉強法』の著者である、河合薫さんご本人に、その方法とコツを語っていただきました。
 

ルールはたった3つ!超簡単な「穴あけ勉強法」

【手順】

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1.まず、ノートを縦半分に折ります。

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2.左側に穴をあけた問題を作ります。

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3.右側に穴の答えを書きます。

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たったこれだけ! 簡単ですよね。

では、もう少し説明をしましょう。日経新聞の文章をもとに、実際に穴あけ問題を作ってみるとこうなります。

(例文)
財務相会議の成果は26日~27日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の土台になる。安倍信三首相は連休中の訪欧で各国首脳に財政出動を訴えた。(中略)21日に記者会見した麻生太郎財務相は「経済成長に需要が必要だと皆一致している」と述べた。
(引用 出典:2016年(平成28年)5月22日(日曜日)日本経済新聞 一面記事より抜粋)


[     ]の成果は伊勢志摩サミットの土台になる 答:財務相会議
安倍首相は訪欧のとき各国に[     ]を訴えた 答:財政出動
麻生財務相は[     ]に需要が必要だと皆一致している」とした 答:経済成長

最初の例文はわずか120文字ほどなのに、聞きなれない言葉や漢字が多く難解です。ところが、穴あけ問題ではどうでしょう? たった3行にまとまり、しかも1文が短いぶん、すっと頭に入ってきやすいですよね。

これが穴あけ勉強法のいいところ。もとの文章を「自分の手で」「簡単に」、穴あけ式で「ノートにまとめる」だけ。これだけで頭に入ってくるスピードが断然かわるのです。
 

そのまま書き写す。そのなかで気になった単語に穴をあけるだけ!

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●テク1:最初は元の文章を丸写しで穴あけすればOK。
●テク2:文章は要約しないでOK。
●テク3:読めない漢字や聞いたことのない言葉を穴あけしてOK。

無理に文章を要約しようとすると難しくなって挫折しますから、その必要はありません。穴あけすることで「これって何だったかしら?」とひっかかりができれば、それでOK。知らない言葉に立ち返るきっかけになればそれでいいのです。

実は、以前の私は長文読解がとても苦手で(笑)。ほんとはラクに暗記したい、ズルしたいって思って、「じゃあ参考書をまるまる書き写そう」と思ったのです。でも、ただ書き写すのも単調で面白くないので、いっそ穴あけ問題にしちゃおうと始めたのがこの勉強法のはじまりです。ラクな気持ちで、簡単に、楽しく問題をつくっていきましょう。
 

応用テク! 気になった単語はネットや本で調べるとさらに効果的

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応用と言ってもこれもまたすごく簡単です。
最初に作った穴あけ問題で、「ちょっと気になるな」「これって何だろう?」と思う言葉をさらに調べてみればいいだけ。とても簡単ですが、実はこの作業が重要なのです。では、再度最初の例文を見てみましょう。

[     ]の成果は伊勢志摩サミットの土台になる 答:財務相会議


たとえば、小学生に「伊勢志摩サミットって何のこと?」と聞かれたとします。さて、あなたは小学生に理解できるように教えてあげられますか?

ここで、「教える自信、ないかも…」と思ったらチャンス! その言葉の意味をさらに調べてみましょう。情報源はネットでも本でもOK。とにかく、これを繰り返すことで、知識が自然と「アメーバ状に広がって」いくもの。とにかく知識を広げることが大切です。
 

応用テク2 自分の言葉で説明すると理解力が深まる

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これもすごく簡単です。アメーバ状に広げた知識をもとに、小学生にも分かるように自分の言葉で説明してみましょう。

知らなかったことを知る、分かるというのはとても嬉しいもの。他者に説明することで、知識がより自分の中に定着していきます。この時、気をつけたいのが、難しい言葉を難しいままアウトプットしないこと。例えば税金や税収の話を、家計簿に置き換えるなど「自分の周辺、半径3mで起きていることに例えて」説明するのです。これだけで自分の理解度がどれくらいかわかってきますよ。

万が一、「ちょっとよくわかってなかったな…」と気づいたとしても、大丈夫です。また穴あけ問題に戻ればいいだけ。何度もこれを繰り返しているうちに、自然と知識が深まっていくので安心してくださいね。
 

課題のレポートやテスト勉強で実践してみよう!

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たとえば、通い慣れた通学路。その途中、気づくとビルがなくなってサラ地になっていたとします。すると「あれ、ここって何があったんだっけ?」と考えてしまいますよね。この感覚が穴あけ勉強法の原理。いつも見ているけどスルーしてしまっていることに対して、「あれ?」とひっかかりを作る。それこそが大切なのです。

そして、穴あけ問題を作って、知らない言葉を調べ、さらに周りに話す。これをゼミの課題やテストの出題範囲のなかでやってみればレポートの作成や試験勉強がどんどん進んでいくものです。

さぁ、脳が喜ぶ法則を使って勉強を効率よく進めていきましょう。
 

まとめ

難関資格の一発合格や東大大学院進学を実現した河合薫さん直伝の勉強テクニック、いかがでしたか? 河合さんは、「穴あけ勉強法はルーティン化することが大事。1日5分でいいので、毎日習慣にすることが成功への近道です」と教えてくださいました。

また、「ノートはA6サイズのしっかりしたものがオススメです。バッグにもすっぽり収まって、電車の中でも開きやすいですよ」とも。

穴あけ勉強法で作ったノートは「自分で作ったぶん、見るだけで安心するもの。私はテスト前のお守りのように持ち歩いていた」そうです。

皆さんも河合薫さんの穴あけ勉強法、さっそく実践してみては?

■Profile
(c)渡部幸和

(c)渡部幸和

河合 薫(かわい・かおる)
健康社会学者、気象予報士。 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D.)。
千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演。その後、東京大学大学院医学系研究科に進学し、現在に至る。著書『考える力を鍛える「穴あけ」勉強法』では、自身の勉強経験も交え、詳しい勉強テクニックも紹介している。

 
河合薫 考える力を鍛える「穴あけ」勉強法 書影【書籍】
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考える力を鍛える「穴あけ」勉強法

草思社 刊
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