【名言付き】スピードワゴン・小沢一敬の“激甘〜い”お悩み相談室 第3回「やりたいことの見つけ方」
■今回の質問
やりたいことがわからない。どうすればやりたいことって見つけられますか?
来年、就職活動を控える大学2年生です。正直いってやりたいことがありません。だから何をどう活動すればいいかもまったくわからず…。小沢さんは芸人になりたいと思ったのはなぜですか? どうすれば小沢さんのようにやりたいことが見つかって、それを叶えることができるのでしょうか。やりたいことの見つけ方が知りたいです。(20歳・男・大学生)
■小沢さんの回答
今は「やりたいことがない」があるじゃない
僕が芸人になった理由は友達に誘ってもらったから。15歳の頃からずっと働いていて、バイトなんて100個ぐらいやったけど20歳になると周りも就職しはじめて、僕もバイトだけじゃなくて何かやろうと思っていたときに、友達に誘われたの。それで、お笑い養成所に入ったのがこの世界に入ったきっかけ。でも、誘われてすぐ「いいよ」って答えたから、ずっと興味はあったんだと思う。実際にやってみたらすごく楽しかったしね。
相談者さんは就職活動中だから「やりたいこと=仕事」って考えているのかもしれないけれど、みんな仕事のことを重要視しすぎるんだよ。仕事なんてただの1日の予定に過ぎないじゃん。僕の中では朝8時から草野球するのと、情報番組に出演するのって同じ「予定」としか思ってないんだよ。僕にとっては両方とも大切な予定。だから仕事をするためにやりたいことを見つけなくちゃ! と思うよりも、今、やりたいことを一番に考えなよ。キミの場合は今はやりたいことがないんでしょ。だったらやりたいことが見つかるまでぼーっと暮らしていればいいよ。今は「やりたいことがない」があるじゃん。それでいいいじゃない。
小沢一敬 Kazuhiro Ozawa
1973年愛知県知多市出身。1998年に井戸田潤とお笑いコンビ、スピードワゴンを結成。その後2002、2003年と連続で「M-1グランプリ」の決勝進出し一躍全国区に。Eテレ「短歌de胸キュン」、AbemaTV「月曜THE NIGHT」などにレギュラー出演中。小沢の独特なツイッターのつぶやきを一冊にまとめた「恋ができるなら失恋したってかまわない」(宝島社)が発売中!
Twitter:@ozwspw
取材・文:中屋麻依子 撮影:八木虎造