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2017年09月20日

大学生にインターンがおすすめな理由とバイト・ボランティアとの違い

大学生にインターンがおすすめな理由とバイト・ボランティアとの違い
大学生の間にインターンが浸透してきました。国を挙げて制度を推進していることもあり、送り出す側の大学も、優秀な学生を早期に確保したい受け入れ側の企業もインターン拡大に前向きに取り組んでいることが背景にあります。では、同様に大学生の参加が多いアルバイトやボランティア活動と比較して、インターンにはどのような特徴があるのでしょうか? 今回は大学生がインターンに参加するメリットや注意点、インターンに採用されるための志望動機の書き方についてご紹介します。

 
【目次】
1.インターンとは
2.大学生がインターンに参加するメリットと注意点
3.インターンに採用されるための志望動機の書き方
4.インターンは働きながらできる就活の準備

 

インターンとは

大学生にインターンがおすすめな理由とバイト・ボランティアとの違い
インターンとは、大学生が企業などにおいて実習・研修的な就業体験をする制度で、正式には「インターンシップ」と呼ばれます(以下「インターン」で統一)。インターンには、有給のものと無給のものがあり、学生が在学中に、専攻や将来希望するキャリアに関連した就業体験をすることで、学習内容と企業の現場での体験を結びつけ、自分の適性や将来設計について考えたり、社会人として必要な基礎力を身に付けたりすることが期待されています。

インターンの特徴

体験期間は1週間未満から3カ月以上のものまで幅広く、大きくは短期インターンと長期インターンに分けられます。有給・無給の別、経費支給の有無など待遇面も企業ごとに異なるため、募集要項や面接での事前確認が不可欠です。中には会社説明会の延長のように1日のみ開催されるものや、短期インターンで無給のものもあるので注意が必要です。

インターンは文部科学省を中心に国が推進しており、体験する学生だけでなく、学生が所属する大学などの教育機関や学生を受け入れる企業側にもそれぞれ意義がある施策として、積極的な取り組みがなされています。インターンを実施している企業は、就活でも人気が高い総合商社・広告・金融・ITなどさまざまで、海外でのインターンもあります。また、企業以外に官公庁の一部がインターンを受け入れています。

インターンとアルバイト・ボランティアの違い

インターンは就業体験であることから、大学生、大学院生、短期大学生、高等専門学校生が対象です。一方でアルバイトやボランティアは、学生に限らず、社会人や主婦、シニア層など幅広い年齢や階層の人が働いています。

また、主な目的については、アルバイトが収入、ボランティアは社会貢献であるのに対し、インターンの場合は、将来の就業を見据えたスキルアップや、就活の一部である点が大きな違いです。そのため、サポート的な役割の多いアルバイトと違って、インターンは基本的に社員と同じく、責任の重い仕事やプロジェクトを任されたり、意思決定を求められたりすることがあります。

<インターンの3つの類型>
インターンは、大学などにおける教育課程との関連という点で、大きく3つに分類されます。

◆1.単位認定されるもの
1つ目は、正規の授業科目として単位認定されるものです。大学などの教育の一環として位置づけられ、インターンの活動が単位として認められています。文部科学省が全国782校の大学(学部・大学院)を対象に行った調査(平成27年度)によると、インターンを単位認定している大学は581校(74.3%)でした。

◆2.学校行事や課外活動の一環とみなされるもの
2つ目は、大学などの授業科目ではないが、学校行事や課外活動の一環として位置づけているものです。この場合、インターンは大学の単位としては認定されませんが、大学の学部や就職支援課が企業と連携し、学生に情報提供を行います。

◆3.学生が個人的に参加するもの
3つ目は、大学などとは無関係に企業が実施するインターンのプログラムに、学生が個人的に参加をするケースです。インターネット上に登録されている情報を学生が自分で探して応募します。

インターンの状況(平成27年度)

文部科学省の調査によると、平成27年度にインターンを実施している(インターンを単位認定している、または単位認定はしていないが学生の参加状況を把握・関与している)大学・大学院は730校(93.4%)でした。また、インターンに参加した学生は631,939人(22.5%)となっています。

【引用】
「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(文部科学省、厚生労働省、経済産業省)
「平成27年度 大学等におけるインターンシップ実施状況について」(文部科学省)

大学生がインターンに参加するメリットと注意点

大学生にインターンがおすすめな理由とバイト・ボランティアとの違い
インターンでの就業体験は、就活前の大学生にとってさまざまなメリットがあります。メリットを得るために注意しておきたい点と併せてご紹介します。

インターンのメリット5つ

①就活で有利に働く可能性がある
就活に関連したメリットがあるかどうかは、大学生が最も気になるポイントの一つでしょう。結論としては、インターンの経験は就活で有利に働く可能性があります。ただし、多くのインターンは採用活動とは直接的な関係はなく、学生に体験を通じて会社や社会について理解してもらうことを目的としており、内定をもらうためには必ず企業のインターンに参加しなければならないということではありません。

就活に有利となる理由は、働く現場を見たり、社員から直接話を聞いたりすることで、会社や業界の理解が深まり、志望動機が書きやすくなったり、実際に仕事をする中で自分の強みを発見でき、自己PRがより具体的に書けるようになったりするところにあります。仕事を体験しながら、「なぜこの仕事をしたいのか」「なぜこの会社で働きたいのか」を考えることは、採用面接の練習にもなります。

②業界研究ができる
インターンは、業界研究ができるという点でも就活に役立ちます。多くの企業が実施しているだけでなく、官公庁でもインターンを行っているので、気になる業界のインターンに参加し、実際に働いている人に接してみると、会社説明会やOB・OG訪問だけではわからないことが見えてくるでしょう。

③実践的なスキルが身に付く
社会人として求められる実践的なスキルが身に付くという点も、インターンのメリットです。社員と同様に業務を行うインターンは、実務に近い経験を積むことができます。それだけに仕事には相応の責任を伴います。

④入社後のミスマッチを防げる
「期待していた仕事と違っていた」という入社後のミスマッチを、インターン参加によって防ぐことができます。実際の仕事内容や職場環境、企業の雰囲気といったものは、公式サイトの情報や会社説明会などだけでは把握しにくいものです。インターンで実際の職場に入って働く人を見たり、話を聞いたりすることで初めてわかることもたくさんあります。希望する会社で実際に社員同様に働きながら自分の適性を考えることができるのも、インターンのメリットです。

⑤人脈ができる
気になる業界や企業に人脈ができることもインターンの財産です。インターンで出会った上司や先輩と、インターン後も気軽に相談できる関係を築ければ、就活にも役立ちます。業界情報を教えてもらったり、就活の相談をしたり、時には働く前にやっておくべきことのアドバイスをもらえることもあるでしょう。また、同じインターンに参加して、楽しいことも大変なことも共有した学生仲間は、社会人になってからも心強い味方として関係を継続できる可能性があります。

インターンの注意点

◆目的意識を持って参加しているか
何を得るためにインターンに参加しているかという目的意識を持つことが重要です。企業の実務に近い仕事が与えられるインターンは、得られるものが大きい半面、かかる期待や責任も大きくなります。周りがやっているからという理由で何となく始めてしまうと、つらくなって続かない可能性があります。就活に生かすためには、「インターンで何を得ましたか?」という採用面接での質問を頭の片隅に置いて参加することが大切です。

◆学業との両立ができるか
インターンでの活動が充実していたとしても、学業に支障をきたしては本末転倒です。インターンはすぐには辞められないことが多いため、出席日数が足りずに単位を落とさないか、試験期間に勉強時間を確保できるかなど、学業にきちんと対応できることを事前に確認することは必須です。

◆ノルマや残業を課されていないか
インターンでも正社員同様にノルマが課されたり、残業を求められたりするケースが一部であるようです。インターンはあくまでも学生の就業体験であり、学業が優先です。インターンに参加する前に学生に配慮した運用が正しく行われているか、企業の状況をよく確認しましょう。

◆雑用ばかりさせられていないか
任せられる仕事の大半が、電話番や資料の印刷、買い出しといった雑用に終始していないかという点にも注意しましょう。インターンを通じて行った仕事が雑用のみでは、社会人としての基本的なスキル習得だけでなく、経験から得られる学びも少なくなり、成長の機会が失われてしまいます。

インターンに採用されるための志望動機の書き方

大学生にインターンがおすすめな理由とバイト・ボランティアとの違い
インターンに参加するためには、採用選考に通らなければなりません。インターン採用選考で重要となる志望動機について、書き方のポイントと具体例を解説します。

志望動機の書き方のポイント

志望動機を書き始める前に必要なポイントを書き出してみると、流れを作ってまとめやすくなります。

① その業界を志望するきっかけ
「その業界をどのように知ったか」「なぜ興味を持ったのか」「特に興味を持ったポイントはどこか」などを書き出し、その業界を志望するきっかけとしてまとめます。学校で学んでいることや、アルバイト先での経験と結びつけたり、ニュースや書籍などの情報から興味を持った点を含めるなど、一般論ではなく個人として感じたり考えたりしたことを書きましょう。

② その業界の中でも、応募先企業でインターンを志望する理由
競合他社ではなく、なぜ応募先企業を選んだのかについてまとめます。応募先企業だけでなく競合についても調べて比較すると、商品やサービス、得意な領域やターゲット層の特性などの違いが浮き彫りになり、志望理由が見えてくるはずです。

③ インターンを通して学びたいこと
インターン参加の目的は非常に重要なポイントです。インターンを通して何を体験し、何を学びたいかを明確に書きましょう。その業界、企業を志望する理由とインターン参加の目的をつなげ、応募先企業だからこそできる学びのために志望したという流れでまとめると、企業側の担当者に伝わりやすくなります。

志望動機の例文

<IT業界の志望動機>
社会の仕組みをシステムという形で創造するという点でITに興味を持ち、インターンを志望しました。大学2年の時に地域でのボランティアを経験したことで、人の暮らしを助けるシステムについて考えるようになり、社会的課題をシステムで解決することを目指す貴社の取り組みを知りました。貴社のインターンを通して、IT業界に求められるスキルを理解するとともに、課題に対してシステムという形で解決策を具体化する考え方やプロセスを学びたいと考えています。
<金融業界の志望動機>
大学で経済を学ぶ中で、金融業界に興味を持ちました。理由は、個人や組織が活動するためのエネルギーともいえる「お金」を循環させる機能を金融業界が果たしているからです。中でも銀行は融資という形でチャレンジを支援できる点に魅力を感じています。貴行のインターンは、実際の業務を体験できるだけでなく、企業と銀行がどのように力を合わせ、共に発展していくかというプロセスを理解できる内容であることから、志望しました。銀行で求められるスキルを学び、企業のパートナーとしてのあるべき姿と求められる人材像について考えたいと思います。
<医薬品業界の志望動機>
「医薬品を患者さんに届けること」を自ら体験したいと考え、インターンに応募しました。大学で薬学を学ぶ中で、必要としている人に必要な薬を届けることが最も重要なことだと感じ、MRという仕事に興味を持ちました。貴社のインターンは、患者さんや医療従事者との関わりに重点を置いた内容である点に魅力を感じています。薬を中心とした人々の関わりの中で、医薬品業界やMRの仕事について理解するとともに、患者さんを意識した仕事の在り方についても学びたいと考えています。

インターンは働きながらできる就活の準備

インターンは、学生時代にしかできない貴重な体験です。インターンの業務を通して身に付けたことだけでなく、インターン先を探したり志望動機を考えたりする準備段階や、参加後も残る人脈も含めて、すべてが就活の助けになるでしょう。インターンに参加したい企業が見つかったら、ぜひ積極的に応募してみてくださいね。