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2018年04月30日

経済学部と経営学部の違いは? 後悔しない学部選びのための基礎知識

経済学部 経営学部 違い タウンワーク

大学受験においては、行きたい大学の候補を決めるのと同様に、学部選びがとても大切です。どの学部で何を学んだのかが大学卒業後の就職先を左右する可能性もあり、「偏差値が低くて入学試験に合格しやすいから」などの安易な理由で学部を選ぶと、就活時に後悔する恐れがあります。学部の中でも金融やメーカーへの就職に強いとされるのが経済学部・経営学部・商学部です。ただし、学ぶ内容はそれぞれ異なりますので、学部の特徴をよく理解した上で選択をしないと、入学後に「興味がなくて勉強が楽しくない」という状態に陥ってしまうかもしれません。大学受験を目指す高校生は、今のうちにそれぞれの学部の違いをしっかりと認識しておきましょう。
この記事では、経済学部・経営学部・商学部で学ぶ内容の違いや卒業後の就職先について解説します。

 
【目次】
1. 経済学部と経営学部で学ぶ内容の違い
2. 経済学部と経営学部で学ぶメリット
3. 商学部と経営学部はどう違う?
4. 経済学部、経営学部、商学部、卒業後の就職先は?
5. 学部選びは、学びたいテーマを主軸に絞り込む

 

経済学部と経営学部で学ぶ内容の違い

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経済学部と経営学部は名称が似ていますが、学ぶ内容は大きく異なります。まず、二つの学部の違いを見てみましょう。

経済学部で学ぶ内容

経済学部は、社会全体における経済の仕組みについて経済理論をベースに学びます。「ヒト、モノ、カネ、情報、時間」といった限られた資源を社会全体が豊かになるように使うためにはどうすれば良いのか、というのが経済学の目的です。
経済理論は、大きくミクロ経済学とマクロ経済学に分けられます。ミクロ経済学とは簡単に言うと、家計の消費活動や企業の生産活動を対象に分析を行い、経済のしくみを解明しようとする学問です。
一方、マクロ経済学は、GDPや投資、消費、貯蓄、雇用、貿易などの集計値からインフレやデフレ、財政赤字など国家レベルで経済全体の動きを分析します。
ほかには、今はやりの統計学やデータ分析に必要な計量経済学、経済に関する具体的な問題を分析する応用経済学、カール・マルクスを創始者とするマルクス経済学などがあります。

経済学部は文系の学部ですが、分析には数式やグラフを使います。微積分や線形代数なども用いますが、ほとんどの内容は高校の文系コースで学んだ数学レベルで対応可能です。文系だが数学も得意という人は、経済学部に向いています。数学に対して苦手意識が強い人は、経済学部は自分には向いていないかもと思いがちですが、経済に関わる問題を数式やグラフを使って考えることで、初めて数学の楽しさを実感することもあります。

経営学部で学ぶ内容

経済学部が社会全体におけるさまざまな経済活動を学ぶのに対して、経営学部では、企業経営や組織を全般的に学びます。様々な事例から「いい企業とは、どんな要素を満たしているのか」「いい組織には、どんな共通点があるのか」について考え、より豊かな生活を目指すことを目的としています。具体的には、経営や組織運営の理論はもちろん、マーケティングや財務、人材マネジメントなどを学び、個々の組織での課題解決力を養います。企業経営の仕方を詳しく知りたいと考えている人は、経営学部を選択すると良いでしょう。

 

経済学部と経営学部で学ぶメリット

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経済学部と経営学部、それぞれの学部で学ぶ内容が異なる以上、そこから得られるメリットにも違いがあります。どのようなメリットがあるのかを理解して、大学受験時の学部選びに役立てましょう。

経済学部で学ぶメリット

経済の仕組みを理論から学ぶ経済学部では、経済活動に関する専門知識を全般的に身に付けることができます。その結果、個々の経済ニュースが示す意味合いや重要性を論理的に理解し、自分で判断できる力を養うことができます。
もちろん、ニュースが理解できるレベルにとどまらず、政府が発表するGDPや物価などの経済指標や市場の為替相場や株価の動向をチェックし、世界の経済動向を分析したり、自らの投資行動に役立てることも可能です。

経営学部で学ぶメリット

経営学部で学ぶメリットは、企業経営に関して経営管理・労務管理・生産管理など全般的な知識を身に付けられることです。理論だけでなく、様々なケーススタディを通じて現実の企業活動や市場への影響について実務的な内容を学べるため、経営に関する具体的な知識や情報は、就活の面接時に大いに役立ちます。また、経営学部で養った組織解決力は、NPOや自治体などの公益性の高い組織でも発揮でき、さらに独自のビジネスプランをたてて自ら新たな会社を起す、すなわち起業する道も検討することができます。

 

商学部と経営学部はどう違う?

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経済学部と経営学部の違いに加えて、迷いやすいのが商学部の存在でしょう。企業の経営について学ぶことは経営学部と同じですが、商学部ではより実践的にビジネスを学びます。「商」という字がつくように、商人、すなわち現代社会の様々な分野で活躍するビジネスパーソンを養成するというのが商学部の特徴です。

商学部で学ぶ主な内容

商学部では企業経営の中でも、特に商取引を中心に制度や仕組みを学びます。具体的には、企業の会計業務・財務戦略・マーケティング・グローバルビジネスなどを勉強するのが商学部です。簿記の資格取得を必須としている大学もあり、経理や財務の基礎知識など、よりビジネスの現場に近い実践力が身に付きます。専攻によって、金融・証券・流通・貿易のほか、市場調査や広告宣伝などのマーケティングについて学ぶことができます。

商学部と経営学部の違い

経営学部では企業の組織運営を学ぶのに対し、商学部で重点を置くのは企業活動の主体を成す商取引です。製品やサービスを生み出す活動と流通など、企業と消費者を結びつけるビジネスそのものを研究すると考えると良いでしょう。企業に就職しビジネスパーソンとして働く中で、より実際の業務に直結する実践的な知識が身に付きやすいと言えます。会計士や税理士などの資格試験を目指している人は、同じような志望者が多い商学部を選ぶといいでしょう。

 

経済学部・経営学部・商学部、卒業後の就職先は?

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学部選びにあたって受験生が気になる大きなポイントの一つは、大学卒業後の就職先でしょう。経済学部・経営学部・商学部を卒業した学生たちは主にどのようなところに就職するのでしょうか。

卒業後の進路の違い

経済学部・経営学部・商学部ではそれぞれ学ぶ内容が異なります。しかし、学生たちが希望する就職先において際立った違いはありません。その理由は、方法論やアプローチの仕方が違っても、いずれも幅広い分野の仕事に役立つ学問だからです。人気が高いのは、銀行・証券会社や保険などの金融分野や商社で、ほかにはITやメーカー、さらには国家や地方の公務員を目指す人も数多く見られます。
したがって、この3学部においては大学卒業後の就職先を考えて学部を決めているというよりも、大学で何を学びたいかで選択している学生が多いと言えるでしょう。

3学部の学生が取得を目指す主な資格

資格取得においても、経済学部・経営学部・商学部の3学部で大きな違いはありません。いずれの学部でも、会計のプロフェッショナルである公認会計士、税務の専門家である税理士、中小企業の経営コンサルタントとなる中小企業診断士などの資格取得を目指して勉強している学生が数多くいます。また、企業のお金やものの出入りを記録するための方法を通して会計の知識を身に付ける簿記の入門として、簿記3級の資格を必須としている大学もあります。将来の独立開業を目指して資格取得に励む学生もいます。

 

学部選びは、学びたいテーマを主軸に絞り込む

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経済学部・経営学部・商学部のどこに進むべきかを迷っている人は、どこが一番自分の興味のあるテーマを勉強できるかどうかで絞り込んでいくと良いでしょう。多様化する世界において、それぞれの学部が扱う学問の分野は拡大しています。将来進みたい方向性がある程度はっきりしているのであれば、その分野に力を入れている大学を探してみましょう。また、同じ大学内にこれらの学部がすべて揃っている、あるいは経済学部の中に経済学科と経営学科がある、など大学によって学部のあり方に違いがありますので、そこも大きなチェックポイントとなります。たとえば、同じ大学内に経済学部と経営学部があれば、入学後に自分の勉強したい方向が変わったときに、他学部の講義やゼミに参加したり、転部したりすることも可能です。

さらに、一般的な経済理論や企業経営以外にも、国際経済学・政治経済学・環境経済学などを学科として独立させている大学のほか、情報処理などのIT系の科目に力を入れている大学もあります。英語などの外国語教育や海外研修制度がどれだけ充実しているか、という違いもあります。それぞれの大学のウェブサイトをチェックしたり、オープンキャンパスに参加して、どの大学ならば最大限自分の要求を満たすことができるかを考えながら、大学・学部選びをしてください。