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2024年06月28日

浪費癖の性格を改善したい【ワタシのトリセツ】(企画:トキオ・ナレッジ 漫画:カマタミワ)

ベストセラーを多数生み出すクリエイティブユニット・トキオ・ナレッジと、大人気漫画家カマタミワさんによる新シリーズ。

喫茶店で働く一見普通のパート主婦・照代は、人間観察や悩みを解決することが大の得意。毎回、性格に何らかの悩みを抱えているお客さんに、問題を解決する方法をこっそり伝授します。

●今回の登場人物


和佳照代(わか・てるよ)

43歳。喫茶「T&Nコーヒー」の店員。多種多様な人が訪れる喫茶店で働いているうちに、人間観察や悩みを聞くことが得意になった主婦。悩みを抱えている人や、自らの短所に気づいていない人を放っておけず、ついついアドバイスをしてしまうのが悩みの種。

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金塚 伊代(かねづか いよ) 20代後半

友人 20代後半

今回のテーマ:浪費癖

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【浪費癖断の特徴】

 
(1)1か月で使った金額を把握していない

(2)流行りモノが好き

(3)細かい出費が多すぎる

【解説】

細かい出費が多く、使った金額を把握していないため、気づけば金欠状態

「宵越しの金は持たない!」と決めているなら別ですが、何が起こるかわからないこのご時世、なるべくなら金銭的余裕は持ちたいものです。
そう思っているのに毎月“なぜか”お金がない…、という人は浪費家の疑いアリ。この“なぜか”というのがポイントです。その理由を探ってみましょう。

1つ目は「1か月で使った金額を把握していない」です。
買い物ごとに使った金額はさすがに把握してはいますが、1週間、1ヶ月でそれがトータルいくらになったかまではわかっていないのが特徴です。食事でいくら使った、コンビニでいくら使ったetc.――1日に使う金額は、日によって違うもの。平日は安定していても、休日は誰しも変動幅が大きいものです。イベント事が絡めば、財布の紐もゆるくなります。
一応シーンごとには、「これくらい使っても平気だろう」とか「これくらい使わないと逆に変」と考えて使ってはいますが、それが積み上がった総額を把握していないため、使いすぎていても気づけないのです。

2つ目は「流行りモノが好き」。
その時に流行っているモノを買うのは悪いことではありませんが、さほど良いとは思っていないのに、ただ「流行っているから」を理由に買っていてはキリがありません。
しかも、ブームが去ったら使えなくなるものがほとんどなため、賞味期限は短め。たとえ値段が高くて品質がよくても、「いいものを買って長く使う」ことのできないものにお金を使っている自覚はありません。「流行っているからとりあえず買っておく」スタイルは浪費家の典型だと言えるでしょう。

3つ目は「細かい出費が多すぎる」というもの。
まさにチリも積もればなんとやら。用もないのにコンビニに行き、見るまでは欲しいとも思っていなかった新商品のスイーツを買い、月額数百円くらいのサブスクを使いもしないのに払い続け、ワンメーターだからといってすぐタクシーに乗り、数百円の配達料金を気にせずデリバリーを頼むetc.――それぞれは少額でも、1か月トータルで考えれば、かなりの額になるはずです。
モノとして残らない出費は、時間の経過とともに使った実感もなくなってしまうため、つい使いすぎてしまうのです。

あなたが毎月“なぜか”お金がなくなるようなら、どれも思い当たって仕方がないことでしょう。
お金は使うためにあるものですが、いざという時のための備えに蓄えは必要です。そのためにはまず、「使わないようにする」以前に「無駄使いを減らす」ことから始めしょう。方法はシンプルです。さっそく見ていきましょう。

 
【対処法】

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買い物をする際の手間を増やして、面倒くさくする!

定番の浪費改善法は、「毎日使った金額をメモ! 毎月支出計算をすること!!」なのですが、浪費家の人は基本的にズボラでめんどくさがり。最初の1~2か月くらいは真面目にメモるかもしれませんが、徐々に「明日まとめてメモろう」とか「数百円だしつけなくていいか」と自分に言い訳するうちにメモを取るのが億劫になってきて長続きしません。

だったら逆に、「めんどくさがり」なところを利用してしまいましょう。オススメは「買い物する際の手間を増やして、めんどくさくする」です。どういうことでしょう? 説明します。

多くの人が、よく利用するECサイトやデリバリーサービスに会員登録していることでしょう。もちろんクリックひとつ、ワンタップで買い物するためです。この会員登録をやめましょう。結果、ゲストとして購入するとなると、毎回クレジットカード番号や住所氏名といった個人情報を入力する手間が発生します。面倒ですね?
けれど面倒であっても、本当に必要な物であれば入力して買うものです。逆に、すぐに必要でなければ、めんどくさがりが発動して「また今度でいいか」となるはずです。

リアルなシーンでの買い物は、キャッシュオンリー。持ち歩くのは必要な現金のみです。クレジットカードも電子マネーもやめてみましょう。そうすることで、手持ちの現金で足りないけれど欲しいものと遭遇した場合には、ATMに行くか、家に取りに帰るしかなくなります。面倒ですね?
これだけで、予定外の買い物はグッと減ることでしょう。ちなみにコンビニのATMは手数料も取られる贅沢品ですから、もちろん使用禁止です。

ひとまず1ヶ月間この生活を続けるだけで、手元に残る金額は確実に多くなります。そして、お金が残る楽しさを覚えたら、スマホ代や家賃、保険といった固定費もどんどん見直したくなるはずです。浪費癖をなんとかしたい方は、ぜひ実践してみてください。

 

▼過去のシリーズはこちら▼

「メンドウな女のトリセツ」第2回

●漫画:カマタミワ

東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー

HP:http://kamatamiwa.com
X(旧Twitter):@kamatamiwa

●最新著書
カマタミワ
『気づいたら独身のプロでした』

KADOKAWA 刊
1,210円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4046810742

●構成・文:トキオ・ナレッジ

弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。

●最新著書
トキオナレッジ おとな キレイ 養成講座 タウンワークマガジン
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」

ジービー 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/

●著書
メンドウな女のトリセツ タウンワーク
「めんどうな女のトリセツ」

宝島社 刊
1,296円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4800239648

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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