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2024年07月24日

忘れっぽい性格を改善したい【ワタシのトリセツ】(企画:トキオ・ナレッジ 漫画:カマタミワ)

ベストセラーを多数生み出すクリエイティブユニット・トキオ・ナレッジと、大人気漫画家カマタミワさんによる新シリーズ。

喫茶店で働く一見普通のパート主婦・照代は、人間観察や悩みを解決することが大の得意。毎回、性格に何らかの悩みを抱えているお客さんに、問題を解決する方法をこっそり伝授します。

●今回の登場人物


和佳照代(わか・てるよ)

43歳。喫茶「T&Nコーヒー」の店員。多種多様な人が訪れる喫茶店で働いているうちに、人間観察や悩みを聞くことが得意になった主婦。悩みを抱えている人や、自らの短所に気づいていない人を放っておけず、ついついアドバイスをしてしまうのが悩みの種。

忘れっぽい 性格 ワタシのトリセツ コラム トキオ・ナレッジ カマタミワ アルバイト タウンワークマガジン townwork
客:物輪 すみれ(ものわすみれ) 20代半ば

同僚 20代半ば

今回のテーマ:忘れっぽい

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【浪費癖断の特徴】

 
(1)整理整頓が苦手

(2)常にキャパオーバー

(3)今できることを後回しにしてしまう

【解説】

整理が苦手で、いつもタスクで頭がいっぱい。些細な約束から重要な用事まで忘れてしまう

物忘れが気になる年齢でもなく、子どもの頃から物覚えが悪かったわけでもないのに「最近、忘れっぽくなってしまった…」という感じる方、けっこういるのではないでしょうか。

忘れてしまうトピックが「予約するの忘れてた!」「あの作品名なんだっけ…」「あれ買うの忘れて帰ってきちゃった」など、自分が困るだけならまだしも、「大事な書類を忘れた!」「商談の時間を忘れてた!」など仕事絡みになると、下手すると会社の信用問題にも発展しかねない大事になってしまいます。

そもそも脳みそは都合よく「これは覚えておいて、これは忘れよう!」と、意志でコントロールできるものではありません。大人のたしなみとして、万が一に備えて対策しておいて損はありません。
まずは、どんな人が「忘れっぽい人」なのか、その特徴をおさらいしていきましょう。

1つ目は「整理整頓が苦手」。
よく「机の上は自分の頭の中と同じ」、なんてことを言いますが、実際、机の上が散らかっている人は頭の中も散らかっているものです。忘れっぽい人の頭の中は「どこに何があるのかわからない机」状態なため、必要な時に必要な記憶が取り出せなくなっています。
忘れっぽい、瞬間的に思い出せないことが多い…という人は一度、自分のデスクの状態を確認してみてください。十中八九、残念な状況のはずです。

2つ目は「常にキャパオーバー」です。
これは結構あるある、かつ重要なポイントです。そもそも人間の脳は、長期記憶と短期記憶を司る部分が別に存在し、それぞれにはキャパシティがあります。
忘れっぽい人は日常生活で主に使われる短期記憶の容量がいっぱいになっている可能性があります。もしもあなたが「最近、忘れっぽくなっている」と感じる場合は一度、現在覚えておかなければいけない要件を消化させてみましょう。もしかすると“忘れっぽい”のではなくそもそも脳がキャパオーバーで“覚えられない”状態なのかもしれません。

そして3つ目は 「今できることを後回しにしてしまう」。
忘れっぽい人は“自分が忘れっぽい人”だということもすぐ忘れてしまうため、すぐにできることを後回しにして、今やらなくてもいいことを優先してしまいがち。当然、後回しにしたことは忘れてしまいます。
問題なのは「すぐできるようなこと」と「忘れてはいけないこと」はまったく別の話なのに、「すぐできること=重要なことではない」と判断してしまいがち、ということ。何かの用件のために誰かに会っても後回しにしてしまい、家に帰ってから「あ! あの話するの忘れてた!!」となってしまうこともよくあるでしょう。
この他にも「メモを取らない」「注意散漫になりがち」「すぐ物をなくす」「忘れ物が多い」などの特徴もあります。

そんな「忘れっぽい人」にはどのような対処法が効果的なのでしょうか。というか「対処法を知ったところで覚えてられるのか!?」という懸念はありますがとりあえず見てみましょう。

 
【対処法】

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「覚えておける」という自信を捨て、自分を信用しない!

「こうすれば忘れなくなる!」という改善方法は残念ながらありません。とはいえ、忘れないようにする対処法はあるので、気落ちする必要はありません。

そもそも、「忘れないでおこう」と思ったことをなぜ忘れてしまうのか?
答えはシンプルに、「覚えていられる自信がある」からです。逆に、「自分はとにかく覚えられない」という自信があるなら、「忘れてはいけないけど、今できないこと」のメモを取るなり、ToDoリストに組み込むなどするはずです。

というわけで、忘れっぽい人ができることは「覚えられる」という自信を今すぐ捨てることです。「すぐ忘れる」という自覚と自信があれば、忘れないような行動を自然に取って習慣化できるはず。それだけで、これまで多発していた忘れポカがなくなるわけですから、逆に「ミスが減った!」という自信にもつながります。

とはいえ、「メモを取ったことすら忘れるから困ってんだよ!」とお怒りの方もいらっしゃるでしょう。そこでオススメなのがLINEアプリ内にある「Keepメモ」という機能です(PRではありません!)。
Keepメモに忘れてはいけないことをメモしてみましょう。LINEを1日に何度も開くのであれば、開くたびにイヤでも目に付きます。ほか、Google Keep、Evernote、OneNoteなど、同様の機能を備えたアプリはいくつもあります。それぞれ試してみて、使い勝手so good!なものをチョイスするとよいでしょう。

「忘れっぽい」のいちばんの対処法は自覚して開き直ること――そうすることで、時間のロスやしなくていい後悔とも無縁の生活を送れます。忘れる前に、ぜひ実行してみてください。

 

▼過去のシリーズはこちら▼

「メンドウな女のトリセツ」第2回

●漫画:カマタミワ

東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー

HP:http://kamatamiwa.com
X(旧Twitter):@kamatamiwa

●最新著書
カマタミワ
『気づいたら独身のプロでした』

KADOKAWA 刊
1,210円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4046810742

●構成・文:トキオ・ナレッジ

弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。

●最新著書
トキオナレッジ おとな キレイ 養成講座 タウンワークマガジン
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」

ジービー 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/

●著書
メンドウな女のトリセツ タウンワーク
「めんどうな女のトリセツ」

宝島社 刊
1,296円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4800239648

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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