メンドウな女(ヒト)のトリセツ・学生版 第9回「心配させる女」
●登場人物

派手すぎず、地味すぎず、どこにでもいる普通の女子大生。人付き合いが上手なのが唯一の取り柄。なのだが…、それによっていつもめんどうな女に振り回されている。そして、心の中ではけっこう修羅っている。彼氏はいないが、彼氏みたいな人はいる。
(1)ダメンズとばかり付き合う
(2)たまに突然、音信不通になる
(3)いまだに絶賛反抗期中
対処法
■あれこれフォローしたりするのをやめて「見守る」
「便りのないのは良い便り」なんて言葉がありますが、このタイプの女子は逆。変な異性と付き合ったり、悪い友達とつるんだり、すぐ風邪ひいたり、部屋の鍵をなくして夜中に突然やってきたり、親らしき電話相手と口論をはじめたり、とにかく心配させてくれます。あなたの周りにもいませんか? そのときは「めんどくせーな」と思うのだけれど、連絡がなければないで気になるってしまう友だちが。
私たちが彼女たちを心配してしまう一番の理由は、その天性の純粋さでしょう。その純度が高ければ高いほど、すぐ誰かにダマされたり、事故や事件に巻き込まれそうな危うさマシマシ。「見ていてあげないと」と思わされてしまいます。母性本能をくすぐるどころか、ぎゅっとつかんでくるのです。「もう知らない!」と割り切れないのは、そのためです。
対処法は、あれこれフォローしたりするのをやめて「見守る」こと。
心配させる女を心配しているのは、あなただけではありません。相性や付き合いの長さによって心配の度合いに差こそあれ、彼女はみんなに心配されています。もちろん、フォローしてくれる人もわんさか。「自分がいないとこのコはダメだ!」なんて思わなくても大丈夫なんです。
心配しすぎると口うるさくなってしまい、逆にめんどうな「おせっかい女」に思われてしまう危険もあります。心配な気持ち、手を差し伸べたくなる気持ちをグッとこらえ、かまってあげるのではなく見守るスタンスを貫きましょう。
●漫画:カマタミワ
東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー
HP: http://www.miwah.com/
twitter: @kamatamiwa
●最新著書
KADOKAWA 刊
1,100円(税込)
弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。
●最新著書
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」
2017年12月19日発売!
ジービー 刊
1,404円(税込)
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●著書
宝島社 刊
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