ENTP(討論者)ってどんな人?性格や特徴、相性のいいタイプやおすすめのバイトも解説

イラスト:kimi
ENTP(討論者)の特徴
ENTP(討論者)の基本的な性格
ENTPは、「外向的(E)×直観型(N)×思考型(T)×知覚型(P)」の組み合わせ。頭の回転が早く、好奇心旺盛で創造力に長けているので、誰も思いつかない斬新なアイデアを出すことが得意です。論理的な上にディベートが好きな性格から、相手構わず論破することも。思いやりや気遣いが足りないと受け取られることもありますが、根底には「もっと面白く、もっと良くしたい」という純粋な情熱が隠れています。
また、ENTPは新しいものや面白いことが大好きで、毎日変化や知的な刺激を求めて行動します。思いついたら即アイデアを形にしようとしますが、ルーティンや細かいルールを決めるのは苦手な一面もあります。
ENTP-AとENTP-Tの違い
ENTPには「ENTP-A(アサーティブ=自己主張型)」と「ENTP-T(タービュレント=慎重型)」の2タイプがあります。AとTは、自分自身への認識やストレスに対する反応を示す指標のことです。
- ENTP-A(アサーティブ)は自分のアイデアや意見に自信を持ち、多少の批判や異論があってもめげません。新しいことにどんどん挑戦し、失敗しても引きずらず、前向きに次の行動へ移れるのが特徴です。
- ENTP-T(タービュレント)は慎重で自己評価が厳しく、自分のアイデアや意見に自信はあるものの、他人の評価や場の空気を気にします。自分の選択や行動を何度も振り返り、より良い方法を模索し続けるのが特徴です。
ENTP(討論者型)の日本人の割合
日本人におけるENTP(討論者型)の割合は約2.5%を占め、16タイプの中では比較的少ないタイプです。新しいアイデアや課題解決を好み、学校や職場などで議論を活発にしたり、新たな視点を提供する場面で活躍しています。
ENTP(討論者)の長所は?
ENTP(討論者)の長所① 好奇心旺盛で豊かな創造力
ENTPは、未知の分野や斬新なアイデアに対して強い興味を持ち、既存の枠にとらわれない豊かな創造力があります。例えば、新しいプロジェクトや企画の立ち上げやブレインストーミングの場においてENTPの型破りな発想が大きな力となります。
ENTP(討論者)の長所② 議論・ディベートが得意
ENTPは、論理的な思考力と卓越したトーク力を持ち合わせています。例えば、議論やディベートの場では、相手の意見を的確に捉えつつ、自分の考えを明確に主張し、建設的な議論を通じて新しい発見や価値を生み出します。ディスカッションの場では、場を活性化させるムードメーカーとしても活躍し、周囲の人々に刺激を与えます。
ENTP(討論者)の長所③ 型にはまらない自由さ
ENTPは、常識やルールに縛られることを嫌い、自分なりのやり方で物事を進めることを好みます。例えば、会社の会議においてあえて既存のやり方に疑問を投げかけたり、誰も思いつかないようなアプローチで課題を解決しようとします。周囲からは「型破りな自由人」と評されることもありますが、その独自性が大きな魅力となっています。
ENTP(討論者)の短所は?
ENTP(討論者)の短所① 計画の実行力
ENTPは、アイデアを出すのは得意ですが、計画を着実に実行し、最後までやり遂げることはやや苦手です。例えば、プロジェクトの立ち上げや企画段階では大きな力を発揮しますが、継続的な運用や細かな作業が必要な場面では集中力が続かず、途中で飽きてしまうことがあります。
ENTP(討論者)の短所② 他人への気遣い
ENTPは、議論や論破に夢中になるあまり、相手の気持ちや人間関係への配慮が至らない場合もあります。例えば、議論の際に論理的な正しさを重視するあまり、自分の意見をストレートに伝えることで、時には相手を傷つけてしまうこともあります。周囲から「思いやりが足りない」「冷たい」と誤解されることもあるため、相手の立場や気持ちに寄り添う意識を持つことが大切です。
ENTP(討論者)の短所③ 物事への飽き性
ENTPは、新しいことに興味を持つ一方で、同じことの繰り返しや過去の再現にはすぐに飽きてしまう傾向があります。例えば、やると決めたことがあっても集中力が続かず、途中で別のことに興味が移ってしまうことも多く、長期的なプロジェクトや地道な作業には向いていない場合があります。
ENTP(討論者)と性格の相性が合うタイプは?
友人として相性が合うタイプはISFP(冒険家)
ISFPは自分の価値観を大切にしつつも、他人の個性を尊重するため、ENTPの突飛なアイデアや新しい体験の誘いも受け入れ、良い刺激を与え合える関係です。お互いの違いを受け入れられる関係なので、トラブルも少なく刺激的で楽しい友情を築くことができるでしょう。
恋愛の相性が合うタイプはESFJ(領事官)
ESFJは社交的で人間関係を大切にし、相手の気持ちに寄り添うことが得意なため、ENTPの自由奔放さや論理的な一面を温かく包み込んでくれます。お互いの違いや面白さや尊敬すべきポイントとして認め合い、ENTPがもたらす刺激とESFJがもたらす安心感でバランスのいいパートナーシップを築くことができます。
仕事仲間として相性が合うタイプはENFP(広報運動家)
ENFPは、好奇心旺盛で人や社会を楽しませる創造力と柔軟性を持っており、ユニークな視点やアイデアを持つENTPとはお互いに刺激し合いながら、型にはまらない発想でプロジェクトを推進できるため、クリエイティブな分野や新規事業の立ち上げなどで特に相性が良いです。
ENTP(討論者)と性格の相性が合わないタイプは?
友人として相性が合わないタイプはISFJ(擁護者)
ISFJは、安定した穏やかな日常や人間関係を重んじるため、日常における刺激や新しい人との出会いを好むENTPとは価値観が合いにくい傾向があります。ISFJは慎重で計画的な予定を好む一方で、予測不能なアイデアを発散するENTPの行動に戸惑うこともあるでしょう。
恋愛の相性が合わないタイプはISTJ(管理者)
ISTJは、一緒に出かける予定や、記念日の過ごし方も計画的で現実的なので、今やりたいことなら予定変更も厭わない自由奔放なENTPとは、考え方や行動パターンですれ違いが生じやすいです。また、意見が衝突した時も気持ちに寄り添ってほしいISTJと、議論して理解し合いたいENTPでは向き合い方のスタイルも合わないことが多いでしょう。
仕事仲間として相性が合わないタイプはISTP(巨匠)
ISTPは必要以上のコミュニケーションは要さず、寡黙に着実に物事を進めることを好み、課題を最短で合理的に解決したいタイプですが、。ENTPはアイデア発散が得意で、頻繁な方向転換や新しい提案、議論がつきものなので仕事の進め方のスタイルが大きく異なります。お互いの強みを活かすには、役割分担やコミュニケーションの工夫が必要です。
ENTP(討論者)に向いている仕事とは?
ENTPの長所を活かせる仕事を紹介します。バイトから将来の自分の仕事選びの参考にしてください。
「好奇心旺盛で豊かな創造力」が活かせる仕事
ENTPは、好奇心が旺盛なので新しい発想や遊び心を活かせる仕事が向いています。
- アミューズメントスタッフ
- バーテンダー
アミューズメントスタッフやバーテンダーなど、出会うお客様も日々変化があり、創造力やコミュニケーション力が求められる職種はENTPの性格にぴったりです。お客様との会話やイベントの企画など、自由な発想を活かせる場面が多く、飽きずに楽しく働くことができます。
「議論・ディベートが得意」が活かせる仕事
ENTPのトーク力や交渉力を活かせる仕事もおすすめです。
- テレフォンアポインター(テレアポ)
- 携帯・スマホ販売
テレフォンアポインター(テレアポ)や携帯・スマホ販売など、お客様のニーズを引き出し、説得力のある提案ができるためのコミュニケーション能力が重視される職種では、ENTPの強みが存分に発揮されます。
「型にはまらない自由さ」が活かせる仕事
ENTPの型にはまらず自由に創造する力は、自分のセンスや個性を活かせる仕事に向いています。
- アパレル
- クリエイター
アパレルやクリエイターなど、ファッションやデザイン、企画など、枠にとらわれない自由な発想や独自のアイデアが求められる職種では、ENTPの創造力を発揮できます。
ENTP(討論者)と接する時のポイント
友人がENTP(討論者)の場合
ENTPの友人と接する際は、ENTPの自由でユニークな発想を否定せず、時には一緒にディベートを楽しむことで、より良い関係を築けます。議論を経て新しく見えた価値観を一緒に楽しめることが大切です。
パートナーがENTP(討論者)の場合
ENTPのパートナーと接する際は、日常的に刺激や変化を求める傾向があるので、新しい体験やアイデアを一緒に楽しみ、自由な発想を尊重することで良い関係が築けます。一緒に出かける際の急な予定変更も楽しいポイントの一つとして、ENTPの個性を認めることがポイントです。
仕事仲間がENTP(討論者)の場合
ENTPの仕事仲間と接する際は、ルーティンワークはあまり得意ではないものの新しい提案や改善策を考えるのが得意なため、創造的な仕事を任せることでチームを活性化させることができます。
MBTIについて詳しく知りたい方は「一般財団法人日本MBTI協会」のHP(※2)をご覧ください。
※1:「MBTI」は、一般社団法人日本MBTI協会の登録商標です。
※2:一般社団法人日本MBTI協会
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。