大学生が月10万円バイトで稼ぐには?おすすめ職種・シフトの組み方など
大学生がバイトで1ヶ月に10万円を稼ぐには、どのようなバイトでどれくらい働けばいいのでしょうか?この記事では、月10万円稼げるシフトの入り方や働き方をはじめ、おすすめのバイト職種や税金の注意点などについて解説します。
【目次】
バイトで月10万稼ぐ方法
働ける時間が限られる学生が効率よく稼ぐには、以下のような働き方がおすすめです。
平日なら時給の高いバイトを探す
平日は学校や部活サークルのため、バイトを8時間フルタイムで入れない人も多いで、平日中心で稼ぎたい人は時給を重視してバイトを探すのが良いでしょう。同じ職種でも、繁華街で人手が必要なお店は時給が高く設定されているところもあります。
深夜、早朝など、時給の高い時間帯に入る
22時~翌5時までの深夜帯は、時給が25%以上割増されます。また、朝7時前後の通勤通学の来客が多い業種(コンビニ、カフェ、駅内の店等)は、時給を高く設定するところも珍しくないので、都合が合うならねらい目です。
週末フルに入れるバイトをする
平日のレギュラーバイトのみだと月10万円に届きにくいため、週末に終日入れるバイトを組み合わせると稼ぎやすくなります。
1日単発からOKのイベントスタッフや引っ越しバイト、週末両日が基本の試食試飲販売、家電スマホ販売など、まとめて稼ぎやすい短期単発バイトは多くあります。
また、短期ではありませんが、週末に終日シフトがあるバイト先も稼ぎやすいです。特にパチンコ店やコールセンターは時給が高い傾向にあります。
月10万円稼げる働き方
月10万稼ぐには、1週間あたり23,255円稼ぐ必要があります(1年52週、1ヶ月4.3週とした場合)。
時給1000円のアルバイトで週24,000円稼ぐ場合のバイトの入り方の例です。
・週4日(6時間シフト)
・週2日(4時間シフト)+週2日(週末フルタイム)
・週2~3日(深夜早朝8時間)
労働時間6時間以下は法律上休憩義務がないため、1回のシフトを6時間以下にするとバイト先の滞在時間分の給与がもらえ、より効率よく稼げます。
また、時給1500円以上になる深夜早朝シフトや塾講師、コールセンターなどの高時給バイトなら、1日あたり4時間、週4日で月10万円稼げる計算になります。
月10万稼ぐのにおすすめのシフト制バイト
ここからは平均的に時給の高いアルバイトを紹介します。
※2023年10月度の首都圏のアルバイト・パート平均時給1,219円より高い職種を参考にしています。
家庭教師
平均時給:1,460円
1回の授業は1時間半~2時間、生徒一人当たり週1~2回が平均的なシフトです。1回あたりの時間が短いので、一度に多く稼ぐことは難しいですが、平日忙しい学生には働きやすいアルバイトです。月10万円稼ぐには、週末や空いた時間に単発バイトが組合せられるかがポイントになります。
塾講師
平均時給:1,605円
授業のコマ単位でシフトに入るため、終日シフトではなく、夕方以降1日2~4時間程度の募集が多い傾向です。給与は、時給の場合とコマ(受け持った授業)数などさまざまです。コマで支払われる場合は休憩時間の給料が発生しないので、事前に確認しておきましょう。
コールセンタースタッフ
平均時給:1,492円
朝9時から夜20時くらいの間でシフト制が多く、終日勤務や半日勤務のほか、1日2~3時間の短時間シフトなど都合に合わせてシフトに入ることができます。インバウンドの場合24時間制の会社もあり、その場合22時以降翌朝5時までは深夜手当がつきます。
データ入力
平均時給:1,356円
作業量が多く、正確性を求められることから比較的時給が高いバイトです。時給制のほか、1件または1文字いくらの成果報酬や、在宅作業OKの仕事もあります。短期・単発のものから週3~、1日3~4時間OKなど、比較的シフトの融通が利きます。
パチンコホールスタッフ
平均時給:1,301円
8:00~16:30(早番)、16:00~24:30(遅番)などの2交代制が多いですが、週3以上、土日のみ、1日4時間~などのシフトもあります。24時まで営業している店舗も多いので、22時以降は時給が25%アップするほか、土日は時給アップという店舗もあります。
ホテルフロント
平均時給:1,243円
8:00~17:00(早番)、17:00~23:00(遅番)、13:00~22:00(日勤)、22:00~翌8:00(夜勤)など交代制が基本ですが、平日・休日のみ、週3~、1日6時間~OKもあります。深夜シフトや夜勤なら時給がアップするほか、英語が話せると時給が上がる傾向があります。
物流作業
平均時給:1,245円
物流倉庫は24時間稼働しているところも多く、2交代制、3交代制のフルタイム勤務のほか、1日2,3時間~、週1OKなどシフトの融通が利き、働きやすい職場です。深夜以降は時給がアップするので、効率よく稼ぐことが可能です。
発送・仕分け・梱包
平均時給:1,230円
単発、1日OK、1日3時間~、日払い、週払いなどの仕事も多く、都合に合わせて働けます。24時間稼働している工場なら深夜や早朝のシフトに入れば時給が25%アップします。梱包などは在宅の仕事もあり、スキマ時間に稼ぐことが可能です。
月10万稼ぐのにおすすめの深夜・早朝シフトもあるバイト
深夜や早朝シフトがあり、深夜や早朝シフトは高時給になるバイトを紹介します。
居酒屋
平均時給:1,180円(ホールスタッフ・飲食店)
ランチ営業をしている店舗は11:00~15:00などもありますが、夕方から営業の店舗は17:00~24時、19:00~など、シフトで勤務することが多いです。週2~、土日のみOKなど、シフトの融通が利く店舗もあります。22時以降の勤務は時給が25%アップします。
漫画喫茶・ネットカフェ
平均時給:1,301円(ホールスタッフ・遊技場)
多くの漫画喫茶やネットカフェは24時間営業をしているため、シフトのバリエーションが多く、22時~翌5時までは深夜手当が付きます。土日祝は時給がアップする求人もあります。
カラオケボックス
平均時給:1,301円(ホールスタッフ・遊技場)
カラオケボックスも24時間営業が多く、その場合深夜シフトがあります。22時~翌5時までは深夜手当が反映され、東京都内では1500円~1800円程度の募集が数多くあります。
コンビニ
平均時給:1,125円
24時間営業している店舗がほとんどなので、22時以降のシフトに入れば効率よく稼ぐことが可能です。平日のみ、週1~、1日3時間~OKなどの募集も多く、短時間でも勤務ができたり、シフトの融通が利きやすいのも魅力です。駅近や所業施設内などは常に忙しいので時給が高い傾向があります。
月10万稼ぐのにおすすめの単発バイト
時給も平均より高く、単発募集が多い週末のみでも入りやすいバイトを紹介します。
チラシ配布、キャンペーンスタッフ
平均時給:1,303円
どちらも週1~、1日3時間~、土日のみ、単発1日など勤務形態が多様で、都合に合わせて働けます。チラシ配布は担当分を配り終われば業務終了となるケースも多いです。
イベントスタッフ(設営・運営など)
平均時給:1,308円
イベントにより異なりますが、半日~1日の単発から1~2週間の短期、シフト制の長期バイトまでさまざまです。イベントは休日に多いので、土日や祝日、GWや夏休み、冬休みなど長期休みには募集が多くなります。
警備員・監視員・パーキングスタッフ
平均時給:1,245円
担当する現場によって勤務時間やシフトは異なります。イベントの雑踏警備などは4~5時間程度の拘束ですが、オフィスビルや商業施設の警備などだと朝から深夜までシフト制で、夜勤もあります。土日手当がつく現場もあります。
月10万円バイトで気を付けたい税金や社会保険のこと
稼げれば稼げるほど嬉しいバイトですが、稼ぎすぎには注意が必要です。ここでは、学生が稼ぎすぎる時に起きやすい税金や社会保険の影響について解説します。
年収103万円超で親の税金が増える
学生の場合、親に扶養されいる人は、子である学生の年収が103万円を1円でも超えると親の税金負担が重くなります。特に、大学生に多い19~23歳の人は、親の減税制度が大きいので、注意が必要です。
年収103万円超で自分の税金も増える
学生自身のバイト代にも一定額以上を稼ぐと税金がかかります。具体的には、年収100万円前後から住民税(成人)、年収103万円から所得税(年齢関係ない)が課税されます。勤労学生控除という制度を使うと、所得税は130万円以下、住民税所得割は126万円以下まで非課税となりますが、親の扶養は103万円をこえると外れるので、制度を利用するかは自身状況に応じて判断が必要です。
年収130万円以上で社会保険の扶養から外れる
会社員や公務員の親の勤務先の社会保険の扶養に入っている学生は、バイト代が年収130万円以上になると、社会保険の扶養も外れます。扶養から外れると、自分で国民健康保険に入るか、バイト先の社会保険に加入し、保険料の負担が増えることになります。