コミュニケーション能力が磨けるバイト10選【先輩の成功体験付】
対人関係や就活時の自己PRでアピールしたいコミュニケーション能力。ここではバイト経験者にコミュ力が磨けるアルバイトだと答えた職種を体験談と共にご紹介します。
【目次】
話す相手や状況により磨かれるコミュ力は変わる
アルバイトでは、コミュニケーションを取る相手が、同じバイトスタッフ同士なのか、お客さまなど不特定多数の人なのか、あるいは、相手の理解に時間をかけられるのか、瞬間で判断する必要があるのかで、求められるコミュニケーション力が変わります。
どんな状況でも、相手の状況を感じとる力、自分の考えを相手に伝える力の双方がスムーズなコミュニケーションには必要です。アルバイトの環境に応じて、鍛えられるコミュニケーション力に違いがあるので、具体的に体験談と一緒に紹介します。
チームワークを意識する事でコミュ力が磨かれる
忙しい時間帯をみんなで乗り切ったり、ミスが許されない現場で回りとの密な連携が必要な場が多いアルバイトで、コミュニケーション力が鍛えられたという声が多くありました。
ブライダル・結婚式場のバイト
結婚式が滞りなく進行するよう、式の進行スケジュールに合わせてホール、キッチン、演出などのスタッフが協力しながら進めていくのがブライダルバイトの仕事です。磨けるのは、相手の状況をくみ取る力、的確に仕事のお願いをするコミュニケーション力など。また、新郎新婦をはじめ、年齢の高い参列者も多いため、言葉遣いなどの敬語マナーも身に付きます。
【先輩の体験談】
「他のスタッフと息を合わせる必要があるため、声を掛け合いながら仕事を進めていました。また、新郎新婦やゲストと話すことも多いので、自然とコミュ力が上がりました(大学2年生/文系/女性)」
「コミュニケーションをとらないと時間通りに進められないので、問題があればすぐ相談していました。ミスやトラブルを事前に防ぐ力がついたと思います(大学4年生/文系/女性)」
「言葉遣いが大事な仕事なので、敬語など丁寧な受け答えができるようになりました」(大学4年生/理系/女性)
居酒屋のホールスタッフのバイト
お客様の席案内や注文、料理の配膳など行う居酒屋のホールスタッフは、スタッフ同士で連携が欠かせない仕事です。特に金曜日や年末年始、年度末などの忙しい時期は、効率よくホールを回す必要があるため、誰が何をするかお互いに把握してコミュニケーションを取る力がつきます。
たくさんのお客様と接する経験を通し、イレギュラーな要望への状況把握力や、中には常連さんとの雑談力が鍛えられ人もいるようです。
【先輩の体験談】
「忙しいときはホールスタッフ同士やキッチンとの連携が大事なので、仲間の気持ちを汲み取る力がついたと思います(大学1年生/文系/女性)」
「お客さんと喋る機会がとても多かったので、初対面の人と接することに慣れました(大学4年生/文系/女性)」
「こんなタイプの人にはこう対処すれば良いなど、コミュニケーションの取り方を学べました(大学3年生/文系/女性)」
お客様とのやりとりでコミュ力が磨かれる
さまざまな世代、性格のお客様と接する機会があったり、接客を数多く行なうことでコミュニケーション力を鍛えられるバイトがあります。
ホテルのフロントスタッフのバイト
お客様にとってホテルの顔となるフロントスタッフは、チェックイン・チェックアウト手続き、宿泊中の問い合わせや宿泊予約対応などを行ないます。
不特定多数のお客様を相手にするため、その場でお客様が求めていることを読み取り、臨機応変に適切な対応をする力が磨かれます。また、お客様の状況共有などをスタッフ同士ですることで的確なコミュニケーションを取る機会が多い仕事です。
敬語やマナーが身につく他、外国人の利用が多いホテルでは英語での対応経験を積むこともできます。
【先輩の体験談】
「どんな場面でもお客さんと話さないといけないし、メンバーとも意見を共有する必要があるので、自分の気分に左右されず人とコミュニケーションが取れるようになりました(大学3年生/文系/女性)」
「幅広い年代や国籍の方と話す機会が豊富だから、自然とコミュ力がアップしました。誰とでも臆せず話せるようになったと思います(大学4年生/文系/男性)」
「お客さんの要望を的確に処理しなければいけない仕事だったので、融通が利かせるようになったと思います。あと、どんなときでも笑顔で対応できるようになりました(大学3年生/文系/女性)」
アパレル販売のバイト
アパレルの販売のアルバイトは、お店に来たお客様に対し、購入の目的や好みなどを素早く把握する必要があります。その上で、おすすめのコーディネートなどを提案するタイミングも上手に図る必要があるため、気持ちの良いコミュニケーションのみだけなく、提案力も磨かれる仕事です。
明るく挨拶をすることから始めていけば、徐々に相手の気持ちや立場を意識した接客ができるようになったり、スタッフ一丸となって売上げアップを目指す中でチームワークの大切さも学べるアルバイトです。
【先輩の体験談】
「お客様が何を求めているのか、相手の気持ちを汲み取る力が鍛えられます。自分の提案したアイテムを気に入ってもらえたときはすごく嬉しいです(大学4年生/文系/女性)」
「従業員同士の連携が必要で、それをしていると自然とコミュニケーション能力が上がりました」(大学4年生/文系/男性)
コールセンターバイト
コールセンターの仕事は、お客様からの問合せに対応するインバウンドと、こちらから電話をかけて商品やサービスを案内するアウトバウンドの2種類があります。コミュニケーション力に自信がない人はインバウンドを、積極的にコミュ力を磨きたい人はアウトバウンドを希望するといいでしょう。
仕事は声やチャットだけのやり取りのため、表情が見えない分、より丁寧な対応や相手の気持ちを察する力が磨けます。アウトバウンド業務は営業力も鍛えられます。
【先輩の体験談】
「基本的にはマニュアル通りなので始めやすかったです。たくさんの人に対応するので、話すことには慣れました(インバウンド/大学4年生/文系/女性)」
「相手の顔が見えないので、声だけで相手の気持ちを読み取れるようになったと思います(インバウンド/大学3年生/文系/女性)」
「相手の年齢層や気持ちに合わせて、さまざまな話し方ができるようになりました。バイトを始めて会話力がかなり上がったと思います」(アウトバウンド/大学4年生/文系/女性)
塾講師バイト
塾講師の仕事は、個別指導か集団のクラスを受け持ち、受験や学力アップを目指す生徒たちに勉強を教える他、生徒のモチベーションを上げる役割もあります。
生徒がどこでつまずき、どう伝えたら理解できるか、いかに生徒の目線に合わせたコミュニケーションが取れるかが求められます。また、生徒との信頼関係を築くため、心を許してもらえるようなトークもできることが必要です。集団指導では一定のスピーチ向きのスキルが求められますが、個別指導の場合は、いかに生徒に寄り添えるか、勉強に関する受け答えをするうちに自然に会話のスキルが上がっていくでしょう。
【先輩の体験談】
「生徒との仲を深めるために、どんなことを話そうかを考えるようになりました(大学3年生/文系/女性)」
「生徒だけでなく、塾長や他の講師とコミュニケーションを取って情報交換をする必要があるので、授業以外でもコミュニケーションの練習になりました(大学3年生/文系/女性)」
「生徒によって理解するレベルが違うので、相手に合わせた伝え方を教える必要がありました(大学4年/文系/女性)」
人と話すのが苦手な人向けのコミュ力UPバイト
就活などに向けてコミュニケーション力をアップしたいものの苦手でどうしたらいいか分からないという人は、まずは、挨拶ができる程度から人と話すことに慣れていけるバイトもあります。ハードルの低いものからチャレンジしてみるのもいいでしょう。
カフェ・喫茶店バイト
コミュニケーションを取るのが苦手な人は、カフェや喫茶店のバイトからスタートするのもおすすめです。接客は、レジやテーブルで注文を取ったり、運んだりすることが中心です。他の飲食店より品数やテーブルごとのお客様の数も少ないため、予想外の対応が少ない傾向があります。マニュアルがしっかりしているお店も多く、最初はマニュアルに従って仕事をしながら、店内のスタッフやお客様とのやりとりに徐々に慣れていける環境にあると言えます。
【先輩の体験談】
「初めはうまく話せませんでしたが、仕事は決まっていたので徐々に人と接することに慣れることができました(大学2年生/理系/女性)」
「社員の方やパート方など働いている人もさまざまなので、幅広い年代や性格の人と喋る機会がありました(大学4年生/文系/女性)」
コンビニ・スーパー・ドラッグストア
コンビニやスーパー、ドラッグストアなどの仕事もカフェと同じく、他の接客業と比べるとお客様への接客が少なめで、レジや店内でお客様の質問に答えたり、案内することが多いです。そのため、お客様への挨拶と、レジや品出しなどの担当業務が覚えられれば、未経験でも始めやすいので、人と接することに慣れたいという人には適したバイトといえます。
【先輩の体験談】
「年の離れた常連のお客さんと世間話をする機会があったので、それまであまり接することがなかった世代の人とのコミュニケーションに慣れることができました(コンビニ/大学2年生/文系/男性)」
「レジ業務だけだったので、お客さんとの会話は商品の場所を聞かれるくらいでしたが、いろいろな人と接する経験ができたのは良かったです(スーパー/大学3年生/理系/女性)」
「薬の場所や特徴について質問されることが多かったです。丁寧にわかりやすく説明するのが難しかったですが、いい経験になりました(ドラッグストア/大学3年生/理系/女性)」
イベントスタッフバイト
コンサートやスポーツイベンなどの会場で、グッズ販売やチケットのもぎり、会場の案内、会場の設営などを担当するのがイベントスタッフのバイトです。
会場案内など接客に関わる担当は、座席や売店の場所を聞かれる機会が多いですが、対応方法は事前に説明があるケースがほとんどなので、決められた通りにバイトをしながら人と接する経験が積めます。
また、そのイベントのために集まったアルバイトが多いため、初対面のスタッフ同士でコミュニケーションを取る機会が多いのも特徴です。
【先輩の体験談】
「不特定多数の人と話さなければいけないので、すぐに話すことに慣れました(大学3年生/理系/男性)」
「一緒に働く人のほとんど初対面なので、コミュニケーション能力は上がると思います。人見知り克服にもいいかもしれません(大学2年生/文系/女性)」
「設営は同僚や上司とコミュニケーションをとる必要があります。何か困ったことがあったときに報告・連絡・相談をする大切さを学べました(大学3年生/文系/女性)」
事務スタッフバイト
不特定多数の人と話す自信がないという人には事務スタッフのバイトがおすすめです。コミュニケーションを取るのは基本的に社内のスタッフや、やりとりのある外部の方のみになります。お客様などからの電話に応対することもありますが、担当のスタッフにつなぐことがほとんどなので、慣れてしまえば苦労すること少ないでしょう。
【先輩の体験談】
「電話対応や社内での伝達が多いので、人と会話する機会が増えました(大学3年生/理系/男性)」
「お客様の電話の内容をわかりやすく、手短に担当に説明しなくてはいけなかったので、どうすれば伝わりやすいかを工夫するようになったと思います(大学2年生/理系/男性)」
「会話だけでなく、メールや付箋を使って伝達するなど、普段気づかなかったコミュニケーションの仕方が学べました(大学院2年生/文系/女性)」
まとめ
人見知りやコミュニケーション下手を克服するには、人と接することが一番の近道です。多くの人と接する機会を増やせば自ずとコミュ力はアップします。今回紹介したバイトのなかで、自分にもできそう、身につけたいコミュニケーションスキルが見つかったぜひチャレンジしてみましょう。