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2016年02月19日

高校生向け バイト探しに関する法律と、始める前に知っておきたいこと【働ける時間・職種・同意書の例文など】

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18歳未満の高校生は「年少者」とされており、年少者の労働に関しては、労働基準法をはじめとする法律によって様々な制限や規則が設けられています。これらの法規制は、年少者の安全や権利を保護することが目的です。そのため高校生でアルバイトを始めたい場合は、これらの法規制についてしっかり理解した上で、納得いくような労働契約を結ぶことが大切です。バイト探しにあたって知っておきたい法律や、同意書の例文などについて解説します。

 
【目次】
・高校生が働ける時間は?
・高校生が働いてはいけない職種は?
・面接で確認すべき労働条件とは?
・アルバイトの賃金はどうやって支払われる?
・休憩時間は?
・休日労働はどのくらいもらえる?
・労働契約は誰が結ぶの?自分?親?
・働いている時にケガをしたらどうするの?
・15歳未満の人が働く場合
・時間外、休日労働の禁止
・アルバイト先に保護者の同意書を求められたらどう書けばいい?
・18歳未満のバイトに必要な年齢証明書って?
 └住民票とは
 └どうして年齢証明が必要なの?
・そのほかにチェックすべきQ&A
 └Q.同意書を代筆で提出して、保護者に内緒でバイトできる?
 └Q.年齢をごまかしてバイトをしたらどうなる?
 └Q.学校の許可が事前に必要なのに内緒でバイトをしたらどうなる?
 └Q.18歳の高校生ですが、バイト先に深夜勤務をお願いされたけど大丈夫?
 └Q.中学卒業したばかりの15歳はバイトができる?
 └Q.年齢証明書って、学生証のコピーや保険証のコピーじゃダメなの?

 

高校生が働ける時間は?

<15歳〜18歳未満>
1日8時間、週40時間が限度。15~18歳未満は22時~翌5時は働けない。

<18歳以上>
1日8時間、週40時間+残業可。深夜労働も可能だが、会社の就業規則で高校生不可としているところも。

そして、どちらも6時間を超える時間働く場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は1時間の休憩が定められているので、休憩時間もチェックしておきましょう。

【年齢ごとの就業時間】
未成年労働

 

高校生が働いてはいけない職種は?
「危険な仕事&お酒をついだりするバイトはNG」

実は、高校生が働けない職種もあるんです。

・ボイラー、クレーン、2トン以上の大型トラックなどの運転、取り扱い業務
・高さが5メートル以上で墜落のおそれのある場所における業務
・足場の組み立てなど
・有害物又は危険物を取り扱う業務
・酒席に侍する業務(お客の傍でお酒をついだりする業務)

などは、法律で18歳未満は就業が禁止されています。つまり危険な仕事や、お酒を出す場での接待にあたるバイトは禁止されているものが多いということ。料理やお酒を運ぶだけの居酒屋のホール・キッチンはOKだけど、バーやクラブ、キャバクラなどの仕事、建築関係の日払いバイトはNGなので気を付けて!

 

面接で確認すべき労働条件とは?

労働基準法の第15条には、面接にあたって使用者が労働者へ示すべき労働条件が定められています。アルバイトでは、口約束で労働条件が決められてしまうことがあり、トラブルのもととなっています。面接では次の条件が示されているかを確認しましょう。

【面接で確認しておくべき条件】
・雇用期間
・働く場所
・業務の種類
・始業時刻、終業時刻
・休憩時間
・休日
・賃金(金額、計算方法、支払い方法、賃金締切日、支払い日など)
・昇給の有無

これらの条件は、書面で通知されることとなっています。しかし万が一口頭で言われた時のために、メモとペンを持っていきましょう。またこれらの条件を記載した書面を請求した時、使用者にそれを拒否された場合、労働基準監督署に相談することができます。

全国労働基準監督署の所在案内

 

アルバイトの賃金はどうやって支払われる?

賃金については、労働基準法第24条という法律によって定められています。具体的な規則としては、「毎月1回以上、全額を通貨で直接本人に、定期的に支払うこと」となっています。支払い方法としては、手渡しか銀行振込が一般的です。もしあまりに賃金が低いと感じたら、厚生労働省が地域別の最低賃金を提示しているため、調べたり問い合わせたりしてみましょう。

厚生労働省 地域別最低賃金の全国一覧

 

休憩時間は?

休憩時間については、労働基準法の第34条に定められています。使用者は労働者に対して、6時間を超えて労働する場合は45分以上、8時間を超えて労働する場合は1時間以上の休憩を労働者に与える義務があります。もし規定の休憩時間を与えなかった場合は、使用者が労働基準法違反として問われることになります。もし休憩時間を十分に取得できていないと感じたら、休憩の開始時間と終了時間についてメモするようにし、使用者に相談しましょう。もし使用者が相談に応じない場合は、労働基準監督署に相談できます。

 

休日労働はどのくらいもらえる?

労働基準法第35条では、原則として週に1日は休日を設けるよう定めています。高校生の場合は毎日働く人は少ないかもしれませんが、覚えておきましょう。なお労働基準法第32条では、原則として週あたりの労働時間は40時間まで、1日あたりの労働時間は8時間までと定めています。長時間働きたい場合でも、この制限を超えることはできないため注意しましょう。もしこの規定時間を超えて労働すると、使用者が労働基準法違反として処罰される可能性があります。

 

労働契約は誰が結ぶの?自分?親?

労働基準法第58条には、労働契約の主体が明記されています。高校生であっても、大人と同じように、アルバイトの労働契約は本人が締結します。親に代わりに締結してもらうことはできないため、自分でしっかり説明を聞き、納得した上で労働契約を結ぶことが大切です。アルバイトをするということは、責任ある一個人としてみなされるということを覚えておきましょう。

 

働いている時にケガをしたらどうするの?

労働者災害補償保険法という法律では、労働中のケガについて定められています。業務中・通勤中の事故などによるケガは、アルバイトでも労災保険から補償を受けることができます。ケガしたアルバイト本人が使用者に請求し、使用者が手続きを行うことが一般的です。業務中・通勤中の事故により病院や診療所へ行くことになり、医療費が発生してしまった場合は必ず申し出るようにしましょう。またうつ状態など、精神的な症状も労災の範囲内になることがあります。もし精神科や心療内科にかかることになったら、医師と相談して、労災の適用範囲内だと判断される場合は労災を請求できます。

 

15歳未満の人が働く場合

労働基準法のいくつかの箇所で、アルバイトの年齢について定められています。18歳未満の高校生は、「年少者」という位置づけで労働時間についていろいろな制限があります。母子家庭・父子家庭であったり、経済状況が芳しくなかったりなど、様々な家庭の事情により15歳未満でも働く必要がある場合は、労働基準監督署長の許可を受ければ例外的に働くことができます。しかしこの場合も、13歳以上に限られています。年少者である中学生や高校生は、その安全や権利を保護するために、法律で様々な規定が設けられているのです。

 

時間外、休日労働の禁止

労働基準法第60条に明記されています。18歳未満での高校生のアルバイトは、労働基準法第32条に定められている労働時間(1週間あたり40時間以内、1日あたり8時間以内)が厳格に適用されるため、時間外労働、いわゆる残業はできません。そのため残業代が必要だからと使用者に無理をお願いすることはできないため、注意しましょう。また休日労働も、同じく禁止されています。これらの規則に違反すると、使用者が処罰の対象になってしまいます。

 

アルバイト先に保護者の同意書を求められたらどう書けばいい?
「アルバイト先に必要事項を確認しましょう」

18歳未満の場合、何かトラブルがあったときに本人同士では解決できないこともあるので、保護者の同意書の提出を求める会社が多いです。必要になるタイミングは、

・面接時に持参(フリーフォーマット)
・面接時に、履歴書の保護者記入欄に記名・捺印で持参
・採用決定後、所定のフォーマット又はフリーフォーマットで作成し、出勤日に持参

など。詳しくは応募をする際に自分の年齢を告げて、いつ・どのようなものが必要かを確認しましょう。
尚、「自由なフォーマットで」と言われた場合は、一般的には下記のような内容が入っているといいでしょう。

<同意書に入れる項目>
・文頭に「同意書」の文字
・応募先の会社名
・応募先の代表者名
・「下記の者が貴社にて働くことに同意します。」の文字
・本人の名前
・本人の生年月日
・本人住所
・記入年月日
・保護者の住所
・保護者の氏名・捺印

【同意書の書き方例】
未成年同意書

 

18歳未満のバイトに必要な年齢証明書って?

バイト先に提出する年齢証明書とは、住民票や戸籍の証明書のこと。ちなみに、学生証や保険証のコピーは、法律上は年齢証明書とは認められていません。
住民票、戸籍証明書は、各市区町村の役所でもらって提出しましょう。取得する際には、免許証や学生証、保険証等の身分証明書が必要となります。

住民票とは

一般的に「住民票」と呼ばれるものには、「住民票(写し)」と「住民票記載事項証明書」の二つがありますが、行政では個人情報保護の観点から、「住民票記載事項証明書」の提出を推奨しています。

・住民票(写し) … 住民票(住民基本台帳)の写しとなるので、本籍など、企業が必要としない項目も記載されている。
・住民票記載事項証明書 … 住民票に記載されている情報のうち、申請者が希望する項目のみ表示した証明書。

どうして年齢証明が必要なの?

事業所では、18歳未満の労働者を雇入れた場合は、「年齢証明書」を事業所に保管しておくことが労働基準法で定められて、提出しないと事業者への罰金や、採用してもらえない等、自分に不利になるケースもあります。

 

そのほかにチェックすべきQ&A

 

Q.同意書を代筆で提出して、保護者に内緒でバイトできる?

A. ウソがバレたら即刻解雇になることも

18歳未満に対しては、保護者の同意書や承諾書を求めるバイト先がほとんど。例えば、同意書を友人などの保護者以外の人に書いてもらってごまかせたとしても、ウソが判明した場合には「信用できない」「親とのトラブル回避」のために、即刻解雇される場合も。周囲に迷惑をかけないためにも、きちんと同意を得ておきましょう。

Q.年齢をごまかしてバイトをしたらどうなる?

A.辞めさせられる場合もある

18歳未満の場合は、雇用契約の際に住民票の提出が必要になるので、ごまかすことはできません。万が一、ごまかせたとしても、労働基準法によりバイト先が罰せられることになるので、バイト先に迷惑がかかるだけでなく、懲戒解雇など本人にもそれなりの処分があることを覚悟して。

Q.学校の許可が事前に必要なのに内緒でバイトをしたらどうなる?

A.停学や下手すれば退学の可能性も

学校でアルバイトが禁止の場合、見つかった際に停学や退学などの処分がある高校も。アルバイトをする際に可能なのか校則をきちんと確認しましょう。

Q.18歳の高校生ですが、バイト先に深夜勤務をお願いされたけど大丈夫?

A.校則がどうなっているか、学校側に確認しよう

法律上は大丈夫ですが、高校によっては深夜勤務を許可していない学校も多いです。一度、校則や学校側に確認しましょう。

Q.中学卒業したばかりの15歳はバイトができる?

A.原則3月31日まではできない

15歳になった年の最初の3月31日まではできないと法律で禁止されているので原則不可。4月1日を過ぎてからアルバイトを始めましょう。

*非工業的業種に限り、①健康及び福祉に有害でなく、②軽易な労働であり、③修学時間外に使用を限定し、④労働基準監督署長の許可を受けること等で、13歳以上の児童を雇用することが可能となる会社もあります。また、13歳未満の児童については、映画の製作又は演劇の事業に限り、同様に許可を受けて雇用することも可能となっております。

Q.年齢証明書って、学生証のコピーや保険証のコピーじゃダメなの?

A.学生証のコピーや保険証のコピーはNG。会社指定のものを用意しよう

学生証や保険証は法律上、年齢証明書類とは認められていません。年齢証明書には、住民票(写し)や、住民票記載事項証明書、戸籍証明書などがありますが、最近ではプライバシーの観点や管理のしやすさから、行政が住民票記載事項証明書を勧めています。

 
 
規則をきちんと守って、高校生バイトライフを送ってくださいね!

 

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