バイトが続かない人の特徴と、長続きさせるコツ
バイトを始めたものの、なかなか続かず、すぐに辞めてしまう人もいるでしょう。この記事では、バイトが続かない人の特徴と、続かなくて悩んでいる人向けに、バイトを長続きさせる方法を紹介します。
バイトをすぐ辞める人の特徴
自分で選んで応募したはずのバイトなのに、なぜすぐに辞めたくなるのでしょうか。バイトが長続きしない人の特徴を解説します。
すぐに「合わない」と判断してしまう
バイトを始めてみたら自分の想像していないようなことも起こります。「お客さんに怒られた」など、少しでも嫌な事があると「自分にはこの仕事は合わない」と判断してしまう人はバイトが続きにくい傾向にあります。嫌な事も慣れれば解決するものとそうでないものがあります。時間が解決してくれる前に辞める判断をすると続きにくいです。
「イメージが違う」と判断してしまう
アルバイトを始めたものの、「思った以上に仕事がきつい」「華やかで楽しそうなイメージがあったのに、実際は地味」など、イメージと違うとやる気がなくなってしまったりする人もバイトが続きにくいです。なぜイメージとの違いが起こったのかを振り返る習慣が無い人は、さらに次のバイトも同じような理由で辞めやすいでしょう。
わからないことがあっても聞けない
バイトを始めたばかりの時期は、わからないことも多くあり、その場合は自分で判断せずに先輩スタッフや上司にすぐに確認することが大切です。緊張していたり、周囲のスタッフが忙しそうに見えて聞きづらく、わからないままにしていた結果、ミスを繰り返してしまい、バイトを続ける意欲をなくしてしまう、というパターンもあります。
新たな人間関係を作るのが苦手
バイト先の人間関係は働きやすさに大きく影響します。大抵の職場では人間関係が出来上がっており、既存のスタッフに自分から話しかけるなど働きかけが必要な場合がほとんどです。そのようなシチュエーションで、会話に加わる事が苦手で人間関係に馴染めず、辞めたくなるというケースもあります。
ミスを人のせいにしてしまう
ミスをしてしまったり、仕事がうまく進まない理由を、他人や環境のせいにしてしまう人もバイトが続きにくい傾向があります。自分の非を認めないと、職場の人間関係にもマイナスになりますし、仕事を覚えたり上達するスピードも遅くなりがちなので、それがさらに続けにくくなる原因にもなります。
スケジュール管理や優先順位づけが苦手
大学生は学業のほか、サークル活動、友達との飲み会、デートと大忙しです。授業料や生活費をバイト代で賄う必要がある人は別ですが、そうでない場合はバイトの優先順位が自分の中でどうしても低くなり、スケジュール管理がうまくいかなかったりと、バイトを続けるのが億劫になってしまう人もいます。
時給や店名など表面的なイメージで選んでいる
バイトが続かない人は、物事をあまり深く考えず、時給や店名などの表面的なイメージだけで選んでしまい、具体的な仕事内容やスタッフの雰囲気など働く上で大切な部分まで見れていないことがあります。
バイトを辞めることに抵抗がない
嫌なことがあるとすぐに逃げ出してしまう人や、新しいことを始めても長続きしない人は、バイトもすぐに辞めてしまいがちです。「辞める」ことに抵抗がなかったり、周囲への悪影響を考えられないなどが理由ですが、繰り返していると、安定してバイトをすることも難しくなるので要注意です。
バイトを長続きさせるコツ
バイトを長く続けられるようになるためには、モチベーションの維持と働きやすい環境づくりが重要です。ここでは、バイトを長続きさせる方法を紹介します。
自分に合ったバイトを選ぶ
アルバイトは、自分の得意・不得意や興味関心に合った仕事を選ぶことが、負担を軽くし、バイトを長続きさせるために大切です。
例えば、人と話すことが好きだったり得意なら接客業、PCの操作が得意ならPCを使う事務系の仕事、勉強が好きで人に教えるのが好きなら塾講師や家庭教師などの選択肢があります。また、料理が好きならレストランのキッチンスタッフ、漫画が好きならネットカフェの店員、映画やドラマが好きなら映画館や中古の書籍・DVDショップのスタッフなど、趣味を活かして働くことを優先しても良いでしょう。
時給に見合うバイトか確認する
バイトを始める大きな目的の一つは、お金です。仕事内容に満足していても、時給が低いとモチベーションを保てないことがあります。時給の割に仕事がキツすぎることもあります。とはいえ、バイトから得られるものはお金だけではありません。スキルが身に付いたり、友達ができたりする点もバイトの魅力です。また、長く働くことで時給アップも期待できます。そうした点を総合的に考え、時給に見合うバイトかを考えてみるといいでしょう。
給料の使い道を決める
バイトを始める動機が欲しい物を買うためだったり、夏休みや卒業旅行の資金だったりする人もいるでしょう。「いつまでに何万円貯めたい」という目標をしっかり持っていれば、仕事で多少つらいことがあっても乗り越えやすくなります。辞めたいと思うことがあったら、欲しい物の画像を見たり、旅行先でやりたいことをイメージしたりして、モチベーションを高めましょう。
友達と一緒にバイトを始める
初めてのバイトや職場は緊張して不安になるものです。そんなときに友達が一緒に働いていると、わからない点や悩みを相談したり助け合ったりできて心強いでしょう。友達が働いているバイト先に応募するか、友達と一緒に同じバイトに応募することもバイトを長続きさせるコツの一つといえます。
友達と一緒に働くことが難しい場合は、バイト先で気の合う人を見つけて友達をつくる努力をしましょう。つらいときは互いに支え合えますし、仲の良い人がいるというだけで、シフトに入るのが楽しみになります。
上司や先輩と良い関係を築く
バイトを長続きさせるには、上司や先輩と良い関係を築くことが欠かせません。バイト先の居心地の良さは長く働く上での重要なポイントです。
人間関係については、働き始めてみないとわからない部分ではあります。ただし、バイトを始めてからでも、上司や先輩と積極的にコミュニケーションを取って良い関係を築く努力をするなど、自分から居心地の良い職場に変えることも可能です。「バイトが楽しい」「ここで長く働きたい」と思っているなら、その気持ちをアピールすることで上司や先輩に好意的に受け入れられることもあるでしょう。
自宅近くのバイトを選ぶ
バイト先を自宅近くにすると、通いやすくて便利です。疲れていたり、バイトへのモチベーションが落ちていたりするときに、自宅から遠いところにバイト先があると、行き帰りの通勤時間を考えるだけでバイトに行く心理的ハードルが高くなってしまいます。「通いやすい」「終わったら、すぐに帰宅できる距離にある」というだけで、バイトを続けるモチベーションになり得ます。
バイトを長く続けるメリット
一つのバイトを長く続けると、さまざまなメリットがあります。どんなメリットがあるかを知れば、バイトを続けるモチベーションの維持に役立つでしょう。
時給が上がる
時給アップはモチベーションの向上につながりやすい大きな要因の一つです。昇給制度のあるバイトなら、長く続ければ少しずつ時給がアップしていきます。バイトリーダーになって重要な仕事を任されたり、後輩の指導をするレベルまで昇格したりすると、さらに上がりやすくなるでしょう。
就活に役立つ
一つのバイトを長く続けたことが、途中で投げ出さずに一つのことをやり遂げる能力の証明になります。その点を就活のときに「粘り強さ・根気」「多少の挫折があっても簡単に投げ出さない性格」としてアピールすれば、説得力のある根拠として評価の対象になる可能性があります。また、働いた業界の仕組みに詳しくなれるので、バイト先と同業界への就職を希望する場合、経験や知識がアドバンテージになります。即戦力として認められることもあるでしょう。
シフトの融通が利きやすくなる
長く働いていれば上司とも気心が知れてくるので、シフトを調整してもらいたいときに優遇してもらいやすくなるでしょう。職場をよく理解していて、仕事への対応力の高いベテランスタッフは、バイト先にとって貴重な戦力です。シフトに多少の融通を利かせたり優遇したりしても、辞めずに続けてくれたほうがありがたいものです。
特技ができる
バイトを通して身に付く特技も長く続けることによるメリットです。例えば接客業ならコミュニケーション力や敬語などが身に付きます。そのスキルは就活だけでなく就職してからも大きな武器になるでしょう。
ホテルやレストラン、料亭のスタッフなどを経験すれば、冠婚葬祭や改まった席でのマナーが身に付きます。キッチンスタッフなら料理の腕前がアップします。事務のバイトを長く続ければ、PCスキルが向上して、就活に役立つようなPCの資格取得にもつながるでしょう。
長く続けてこそ身に付くスキルや経験は、バイトしてもらえる給料に負けないくらい大きな財産といえます。
長続きするにはバイトに期待しすぎないことも大事
バイトをすぐ辞めてしまうのは本人の意思の問題もありますが、バイトの選び方や、続けるためのモチベーション管理と環境づくりがうまくできていないことも原因の一つです。また、働き始める前にバイト先に期待しすぎるのも、ギャップを感じて長続きしない原因になることもあります。ぜひ今回紹介したすぐ辞めてしまう人の特徴や長続きをさせるコツを参考に、今後のバイト選びに活かしてください。
※更新履歴:
2017年09月19日
2023年8月2日
2024年6月28日