パン屋のアルバイトとは? 仕事内容と評判、メリット・デメリットを解説
こんがり焼けたパンのいい匂いを嗅ぎながら仕事ができるパン屋さん。パン好きにはたまらない魅力です。なんとなく楽しそうな雰囲気はありますが、具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。そこで、メリットだけではなくデメリットについても、パン屋のアルバイトについて紹介します。
【目次】
パン屋バイトの仕事内容
パン屋やベーカリーのアルバイトの仕事は、大きく分けるとお店に立つ販売と、パン作りの製造の業務に別れます。販売はレジや接客、パンの品出し、パン棚の整理、店内清掃などがあります。製造については店内で手作りをしているパン屋であれば、経験を積めば、生地作りからやらせてもらえる場合もあります。販売中心か、製造中心かは、お店によって異なります。
体験談|実際こんな仕事をやっていました!
・焼きあがったパンの袋詰めや陳列、レジでの接客をしていました。パンの種類と値段を一つずつ暗記していました(22歳/大学4年生/女性)
・パンのレジ打ち・包装、ポップの貼り付け、トング・トレーの掃除などを行っていました(19歳/大学2年生/女性)
・早朝に出勤して、惣菜パンの惣菜や、菓子パンの材料などの仕込み作業をしていました(20歳/大学2年生/女性)
・食パンの製造をしていました。生地の切り分けや、丸めた生地の型入れ、焼きあがったパンを窯から出してバターを塗る作業などを行っていました(20歳/大学2年生/女性)
・イートインスペースがあったので、ドリンクやフード作り、座席の清掃も行っていました(22歳/大学5年生以上/女性)
パン屋での1日の流れ
パン屋でのバイトの1日の流れですが、製造を担当する場合は早朝から業務開始です。開店が8時だとすると、4時ごろから仕込みを開始する店舗もあります。販売スタッフは、朝出勤したら、まずは片付けをしてからパンの陳列をします。陳列は、おすすめ商品の並びなども考える場合もあります。営業時間中はお客さんに対してのレジ打ちはもちろん、焼きあがったパンを売り場にどんどん出していかなくてはなりません。空き時間ができた際にはレジ袋の補充なども行います。店が閉まった後は掃除をして、業務完了です。
パン屋バイトの評判|良かった・楽だった
パン屋バイトの経験者によると、最初は覚えることが多くても、パンの名前や種類、仕事内容などを覚えてしまえば比較的ラクだと感じる声が目立ちました。余ったパンや試作品をもらえることもあるので、パン好きにはたまらないアルバイトのようです。また、シフトの選択肢が多く、柔軟に自分の予定が組みやすいというコメントも多くありました。
・レジの操作方法とパンの種類を覚えてしまえば、単純作業なので楽でした(21歳/大学3年生/女性)
・レジ打ちをしているうちに、自然とパンの名前を覚えていくのでよかったです(22歳/大学4年生/女性)
・余ったパンを持って帰れるのでお得でした。そのパンを翌朝に食べるのが日課でした(22歳/大学4年生/女性)
・ほんわかした雰囲気のスタッフが多くて、ちょっとした合間におしゃべりすることが楽しかったです(21歳/大学4年生/女性)
・毎月新商品が5~6個出るので、試食が楽しみなことです。お客様からパンが美味しかったと言ってもらえると嬉しいです(21歳/大学3年生/女性)
・同年代のバイト仲間が多いので、休日に遊びに行く仲になりました(20歳/大学3年生/女性)
・接客は初めてでしたが、パン屋ではお客様に何か聞かれることも多いので、丁寧な言葉遣いが身に付きました(20歳/大学2年生/女性)
パン屋バイトの評判|きつい・大変だった
一方、バイトできついと感じる点は、「パンの種類や値段、置き場所、作り方を覚えること」、「立ち仕事だったり、重いものを運んだりと体力面」、「朝やお昼などお客さんが多い時間の忙しさ」、「クレームを言うお客さんがいる」あたりで大変だと感じるコメントが多くありました。
・パンの種類を覚えることと、レジ打ちのスピードを鍛えることがとても大変でした。パンは難しい名前のものが多いので、覚えるまでがきつかったです(19歳/大学2年生/女性)
・パン製造はグラム単位でパンの材料を間違えてはいけないので、とても大変でした(20歳/大学2年生/女性)
・製造スタッフは重いものを持つことが多くて大変でした(21歳/大学3年生/女性)
・ピーク時は立ちっぱなしでずっとレジを打つので、体力的にきつかったです。レジが大行列になるとお客様がイライラし始めるため、精神的にしんどいことも多々ありました(22歳/大学4年生/女性)
・駅ナカのベーカリーは急いでいるお客様が多く、遅いとお叱りを受けることも多いです(20歳/大学3年生/女性)
・お客様から理不尽なクレームを言われた際に、こちらに非がなくても謝らなければならないので辛かったです(22歳/大学5年生以上/女性)
どんな人におすすめ?
パン屋でバイトをするなら、パンに対する愛情や熱意がある人が良いでしょう。おいしいパンをお客さんに提供して喜ぶ姿を見たい人なら長く続けられるかもしれません。接客に興味があるかどうかも重要なポイントです。また、朝の通勤時間に買っていく人も多いため、爽やかな笑顔とテキパキとした対応も必要です。パン作りの技術に興味がある方にもおすすめですね。食べ物をあつかう仕事ですので、清潔感が重視されます。バイト中でも、ネイルやルーズな髪型、濃いメイクをしたいという人にはあまり向いてないと言えるでしょう。
まとめ
重い物を運んだり、朝も早かったりと、パン屋でバイトすることは楽しいことばかりではありませんが、おいしいパンをお客さんに届けて、うれしそうな顔を見ることができるのはやりがいのひとつ。パン屋のバイトは、パン好きにはたまらない魅力が詰まっている仕事ですのでパンが大好きな方はぜひチャレンジしてみてください。
2023年1月 大学生アルバイト調査/N=1547/株式会社マクロミル
※更新履歴:
2017年4月22日、2021年5月14日、2022年8月1日、2023年7月21日