倉庫バイトってきつい?仕分け、ピッキング、梱包など仕事内容と向いている人を紹介
稼げるけどきつそうなイメージのある倉庫バイト。ここでは倉庫バイトの気になる疑問を解消します。経験者に聞いた倉庫バイトの「きついところ」「楽だったところ」も紹介するので迷っている人は要チェックです。
【目次】
きつさはあるが、時給は比較的高め
倉庫バイトは、物流系での募集が多く、荷物運びなどの肉体労働が多い傾向にあります。一方、宅配の浸透により需要の高い業界ため、時給が比較的高めな傾向にあるようです。コンビニやホールスタッフなど一般的によくあるアルバイトより、倉庫内の簡単な作業で首都圏で平均60円~100円程度、フォークリフトなどを使う作業で200~300円ほど高くなっています。また、倉庫によっては深夜シフトもあるため、選び方次第でまとまったバイト代を稼ぐことができます。
倉庫バイトの仕事内容
倉庫バイトの中には、座ったままできるものや、持ち運びがラクな商品を扱うなど、仕事先によって大変さが変わりますが、シール貼り以外は体を使うことが多い仕事です。作業1つ1つはシンプルで未経験でもできますが、正確性やスピードを求められます。一緒に働く人とのコミュニケーションは必要ですが、接客のような機会はほぼありません。
荷下ろし、積み込みの仕事
梱包された荷物をトラックから降ろして倉庫内の指定の場所に運んだり、これから配送に向かうトラックに荷物を積み込む仕事です。積み込みの際には、軽い荷物の上に重い荷物は載せない、最大量の荷物をトラックの荷台に積むためにスペースの配分を考えることなどが必要になります。倉庫によってはハンドリフトをいう機械を使うこともあります。
仕分けの仕事
荷物を倉庫内の指定の場所に分類する仕事です。仕分ける商品は仕事場によってさまざまで、例えば家電メーカーなら家電や付属品、アパレルなら衣服や服飾雑貨、食品製造工場なら商品や原材料などが挙げられます。仕分けの際には、伝票番号や商品番号を照らし合わせる正確性が求められ、大きな荷物を仕分ける際には体力が必要となります。
ピッキングの仕事
倉庫のピッキング作業とは、注文書や伝票などをもとに指定の商品を倉庫から選び出し、梱包する担当へ受け渡しをします。扱う商品は、アパレルや本、スポーツ用品、おもちゃなどの日用雑貨のほか、食品(冷凍もあり)、精密機器などさまざまですが、求められるのは速さと正確性です。仕事先によってはピッキングから梱包までを担当することもあります。
梱包の仕事
ピッキングした商品を段ボールや箱、袋などに梱包していきます。梱包の際、荷物に傷がついたり、破損することがないよう衝撃吸収材を入れることもあります。現場によっては梱包した商品を指定の場所へ運ぶ作業もあります。
シール貼りの仕事
商品の値段シールや宛名シールをはじめ、食品類の成分表やラベル、化粧品の成分表やロゴ、雑貨・衣料品のタグシール、パンフレットや書類などの訂正シールなどを指示どおりに貼っていく仕事です。難しい作業ではありませんが、大量のシールをまっすぐきれいに貼るため、慎重さとテキパキ業務をこなす必要があります。
倉庫バイトのデメリット・きついところ
- 立ちっぱなしなど肉体的にきつい
- 単純作業で飽きやすい
- スピードと正確性が求められる
経験者によると倉庫バイトの仕事内容そのものは難しい作業ではありませんが、どの仕事でも共通しているのは、忙しさ、立ちっぱなし、作業に飽きる、ミスできないなどの声が多くあります。
立ちっぱなしなど肉体的にきつい
倉庫内の仕事は、基本的にシール貼りなど以外は立ちながらのものが多く、また扱う荷物のサイズや重さがあると辛さを感じる作業になります
・ずっと同じ作業を立って継続するため、長時間勤務のときは足や腰がきつかったです(19歳/大学1年生/男性)
・重い荷物を運んだり一日中立ちっぱなしなので、足腰が痛くなりました(17歳/高校2年生/女性)
・ゴルフクラブやお米など重いものがベルトコンベアから流れてきたときは、重すぎて仕分けするのが大変でした(22歳/大学4年生/女性)
単純作業で飽きやすい
特に色んな商品を選ぶ出すピッキング以外の仕事は単調になりやすく、淡々とした作業が苦手な人には苦痛に感じることがあります。
・作業が長時間になってくると、だんだん飽きてくるので少しきついと感じました(22歳/大学3年生/女性)
・長時間の単純作業なのでいつまでも時間が進まないような錯覚を感じました(23歳/大学4年生/男性)
・何も考えずに同じ仕事を続けていると、途中で眠くなり、眠気と戦うのがつらかったです(23歳/大学4年生/女性)
スピードと正確性が求められる
ネットショッピングが当たり前となった今は、いかに早く荷物を届けるかが求められ、倉庫内の作業もスピードと正確性が求めらるてきついと感じる人もいます。
・素早く正確な作業が必要なので、神経を使って疲れました(20歳/大学2年生/女性)
・商品を大切に扱いつつ、タイムリミットがあるのでスピードも必要で、作業に慣れるまでは大変でした(17歳/高校2年生/女性)
・商品を探すときに、間違って棚入れされている場合もあり毎回見つけるのが大変でした(18歳/高校3年生/女性)
倉庫バイトのメリット・楽なところ
- 人と接する機会が少ない
- 単純作業のため覚えてしまえば楽
- 時給が高めで稼ぎやすい
倉庫バイトのメリットとして、コミュニケーションを取る機会が少なくて楽であることや、黙々と作業できて精神的な疲労が少ないところ、稼ぎの良さがあります。
人と接する機会が少なくて楽
特に作業中は1人で担当する仕事が多いので、お客様に気を遣う必要がない点が気楽という面があります。
・基本1人で黙々と作業をするので、人と関わらなくていいのがよかったです(18歳/大学1年生/女性)
・接客業ではないので、お客様と関わる必要がなくて楽でした(19歳/大学1年生/女性)
・話さなくても仕事が出来ていれば文句は言われないので、自分のペースで仕事ができました(23歳/大学4年生/男性)
単純作業のため覚えてしまえば楽
倉庫内のバイトは仕分け、ピッキング、梱包など、主となる仕事を中心に担当し、それぞれ作業自身は覚えやすいので最初のハードルは低いと言えます。
・ピッキング作業は単調な仕事だったため、あまり労力を使うことがなくて楽でした(19歳/大学1年生/男性)
・同じ作業を繰り返し行うだけなので慣れたらめちゃめちゃ楽でした(22歳/大学4年生/女性)
・作業は難しいものでなく、誰にでもできるような簡単なもので初心者でも働きやすかったです(23歳/大学4年生/女性)
時給が高めで稼ぎやすい
ニーズの高い業界で単発から定常的にシフトがあるアルバイトまで選択肢が多く、ガッツリ稼ぎたい人には良いバイトのひとつです。
・単発だと時給が高くシフトもないので、自分の行きたい日に行くことができて都合が良かったです(18歳/大学1年生/女性)
・仕事内容が単純で覚えやすい割に時給が高めだったので良かったです(18歳/大学1年生/女性)
まとめ
重いものを運んだり、立ちっぱなしなど体力を使う仕事も多いですが、時給が高めで単純作業がメリットもある倉庫バイト。興味のある方は、短期・単発バイトから始めてみるのはいかがでしょうか。
2022年3月 高校生アルバイト体験調査/N=1030/株式会社マクロミル
2022年3月 大学生アルバイト体験調査/N=2074/株式会社マクロミル
2023年1月 大学生アルバイト調査/N=1547/株式会社マクロミル
※更新履歴
2020年11月1日
2021年9月14日
2023年5月25日