サンプリングバイトとは?仕事内容や評判、面接での質問など<体験談付き>
チラシやティッシュ、商品のサンプルなどを配るサンプリングバイトは、未経験でも気軽に始めることができ、大学生にも人気の仕事です。今回はサンプリングバイトを経験した人へのアンケートの評判をもとに、仕事内容やきつい部分、楽しい・ラクなこと、面接や登録会で聞かれる質問への回答例などを紹介します。
【目次】
サンプリングバイトの仕事内容
サンプリングバイトとは、企業の商品やサービスをPRするために、チラシなどの広告が入ったティッシュ、試供品、フリーペーパーなどを配る仕事です。駅周辺、店頭、商業施設内などを通りがかった不特定多数の人に配る場合と、決められたエリアの住宅に配る場合(ポスティングとも言います)、その企業のサービスの契約者など、顧客宅をまわって配る場合などがあります。
・広告の入ったティッシュ
・チラシ
・フリーペーパー
・コスメ、たばこ、飲料、食品などの試供品
・新聞
・その他、商品のサンプル品
店頭や商業施設で配る場合は、人の多い朝の出勤・通学時間や夕方の帰宅時間に配ることが多く、商品やキャンペーンにより衣装や着ぐるみを着ることもあります。拘束時間は他のバイトに比べて短く、短期・単発の募集も多くあります。
サンプリングバイトの給与や報酬
給与は「時給制」「日給制」「出来高制」の3パターンがありますが、「出来高制」の募集はあまり多くありません。
サンプリングバイトの首都圏平均時給は1,299円(※)で、他のバイトに比べ時給は高めです。単発の場合は、日給制が多くなります。
勤務形態は「週1日~OK」「1日3時間OK」「土日のみ」「単発1日OK」など多様で、予定に合わせて空いた時間を有効に使うことができます。また、決められた配布数を配り終えれば仕事は終了で帰ってOKというケースもあるので、効率よく稼ぐことが可能です。当日は現地集合、現地解散が多いです。
※アルバイト・パート募集時平均時給調査(2024年2月度)リクルートジョブズリサーチセンター
チラシ配布、キャンペーンスタッフ参照
サンプリングバイトの始め方
サンプリングのバイトは、ほとんどが人材派遣会社やサンプリング業務の代行会社に登録し、希望の日時で働く登録制バイトです。
派遣会社やサンプリング代行会社が、企業から業務を請け負い、アルバイトを募集します。バイト希望者は、派遣会社や代行会社に登録を行ってから、希望の日時を伝えて仕事をもらう流れになります。登録はWEBのみでOKの会社と、登録会など対面式で行う会社があります。
登録をしておけば、働きたいときにすぐに働け、求人サイトに掲載されていない仕事を紹介してもらえることもあります。
登録制の場合、面接はありませんが、企業が直接募集している場合は面接があります。求人は18歳以上、未経験OKの募集が多く、高校生は不可なことが多いです。
サンプリングバイトのきついところ
サンプリングバイトは、屋外のことが多く天候の影響を受けやすいです。また、受け取ってくれないことが続くと、辛いと感じることがあります。
・外でのサンプリングが多いので、夏の暑い日は熱中症の危険がありました。冬も寒いので体力的にキツいです(21歳/大学3年生/女性)
・受け取ってくれる人ばかりではないため、無視をされると辛いと感じます(21歳/大学3年生/女性)
・単純作業で人が通らないとすることが少ないので、時間が過ぎるのが遅く感じました(21歳/大学3年生/女性)
サンプリングバイトの楽しい・ラクなところ
一方、受け取ってもらえるような声掛けや配り方がわかってくると、時間があっという間で楽しさを感じられるようになります。また、試供品をいち早く試せるなどのメリットもあるようです。
・ティッシュを受け取ってくれる人を観察して工夫した結果、効率よく配ることができたときは楽しかったです(21歳/大学3年生/女性)
・帰りにサンプルをもらえたことが嬉しかったです(21歳/大学4年生/女性)
・ノルマの配布数を超えれば早めに終了できるため、楽だと感じます(21歳/大学2年生/女性)
・単発バイトは一日限りの人間関係なので気が楽です。軽いダンボールを運ぶ程度で体力的にも楽です(21歳/大学3年生/女性)
面接でよく聞かれる質問と答え方
登録制の場合、合否を決める面接はないことが多いですが、派遣登録の際に面談でシフトの希望や応募理由などを聞かれる場合があります。ここでは、面接や面談でよく聞かれる質問と回答例を紹介します。
いつから、どれくらい働ける?
スタッフのシフトを組むために、いつからどれくらいのペースで入れるのかは、確認されることが多いでしょう。希望の曜日や時間帯、週何回程度働けるのかをわかるようにしておきましょう。
<回答例>
「すぐにでも働けます。平日は大学があるため、土日祝日、GWなど長期の休みでのシフトを希望します」
「来週から、週3回程度を希望します。平日は火・木でしたら16時以降入れます。土日は何もなければ両方とも入れます」
志望動機や応募理由
志望動機も聞かれることがあるので、応募の理由を答えられるようにしておきましょう。シフトの融通が利く、稼ぎたいなど、長く働ける印象を与えられると好印象になります。
<回答例>
「現在大学1年生なのですが、サンプリングのバイトはシフトが比較的自由なので学校の授業との両立がしやすいと思い、応募しました」
「居酒屋でホールのバイトをしており、コミュニケーションには自信があります。サンプリングのバイトは初めてですが、短期の仕事も多く現在のバイトと両立できそうですし、コミュニケーション力を活かして働けると思い、応募しました」
「生活費を少しでも多く稼ぎたくて、単発でできるバイトを探していました。今やっているバイトが思うようにシフトに入れないため、短期の仕事やシフトの自由さが魅力のサンプリングバイトをやってみたいと思いました」
サンプリングバイト面接で確認されること
サンプリングバイトの経験者によると、派遣会社の登録会や面接で、仕事をする上での身だしなみや知っておいて欲しいルールなどを事前確認することがあります。
・身だしなみのルールを確認された
・面接で掛け声の練習をした
・講習ビデオのようなものを見た
・研修があると言われた
・平日に出られるか聞かれた
・掛け持ちの有無や体力に自信があるか、等
まとめ
短期や単発の仕事も多く、他のバイトと掛け持ちができたり、すぐにバイト代を手にしたいときに便利なサンプリングバイト。人と接するのが好きで、立ち仕事が苦でない人なら楽しみながら働けるでしょう。まずは派遣会社に登録して、都合に合う求人を探してみてくださいね。
2024年1月 大学生アルバイト調査/N=1575/調査企画リクルート/調査協力マクロミル
※更新履歴
2021年6月28日、2024年3月18日