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2021年06月17日

俳優・山田裕貴さんインタビュー 「魂が動く現場で、魂が動くような芝居がしたい。デビュー当時から変わらず大事にしていることです」

山田裕貴 インタビュー タウンワークマガジン townwork日本中が歓喜に沸いた1998年長野オリンピック、スキージャンプ団体金メダル――この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの秘話を描いた、「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」に出演した山田裕貴さん。皆で一丸となって臨んだ撮影の裏側や、実在の人物を演じた感想を聞いたほか、デビュー10周年を迎えた俳優という仕事に対する思いを尋ねました。

 

聴覚障害のある人ではなく、“一選手”であることを大事に演じました

山田裕貴 インタビュー タウンワークマガジン townwork――山田さんは、スキージャンプ団体が金メダルを獲得した長野オリンピックのことを覚えているそうですね。

当時、僕は小学2年生で、テレビ中継を見ていたんですけど、実況の方が「金メダル!」と絶叫し、その時母親はキッチンに立っていて……など鮮明に記憶しています。でも、テストジャンパーの存在はまったく知らなくて、この「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」に出演することになって初めて知りました。

――今作は、原田雅彦さんや船木和喜さんといったスター選手が脚光を浴びる一方で、競技前にジャンプ台の状態を確かめ、選手が安全に飛べるようになるまで飛ぶテストジャンパーの活躍を描いた作品です。

中継で映るのは代表選手が飛ぶ部分だけで、その前にテストジャンパーが飛んでいるところなんてテレビでは流れないじゃないですか。原田さんたちは確かに英雄だし、偉業を達成しているけれど、その裏にこういう人たちがいたからこそ、日本のチームが金メダルに到達したと知り、考えさせられるものがありました。

――そんな作品で山田さんが演じたのは、実在するテストジャンパーの高橋竜二さんで、高橋さんには生まれながらの聴覚障害があります。

聴覚障害ということを皆さんはひとつのポイントとしてご覧になるでしょうけど、竜二さんにお会いしたら、「みんなが普通に扱ってくれたし、そこを気にする人はまったくいなかった。自分にとってもハンデという意識はなく、ただ飛ばなきゃという一心だった」とおっしゃっていたので、僕としてもハンディキャップがあることより、“一選手”であることを大事に演じました。

 

飯塚監督から誉められたことで、十字架から解放された気がした

山田裕貴 インタビュー タウンワークマガジン townwork――スキージャンプの練習もかなりされたんですよね?

長い板を足に装着して、スタート台に行くまでがまず大変で。選手の皆さんはスーッと行きますが、100m以上もあるジャンプ台まで移動するのが大変です。僕たちがどんなにいい芝居をしても、ちゃんと選手に見えないと作品として成立しないので、仕草と挙動に関してはかなり意識しました。

そのほか、「空(から)サッツ」といってジャンプ直前の踏み切り動作を陸上で練習するシーンがあったのですが、それがめちゃくちゃ難しいです。選手の皆さんが練習を積み重ねてコツをつかむところを、僕たちは3、4日で習得しないといけなかったので、恐ろしいことを要求されているなと感じました。

――野球やサッカーのようになじみのあるスポーツではないので、皆さんの苦労がしのばれます。飯塚健監督の演出はいかがでしたか?

監督の作品に出演するのは、「虹色デイズ」(2018年)以来ですけど、以前、大好きな山田孝之さんが主演の「REPLAY&DESTROY」というドラマのオーディションがクリスマスに行われたんですね。そこに飯塚監督と山田孝之さんが審査員として立ち会われていて、僕はセリフをすっ飛ばしてしまい、泣きながら家に帰った思い出があります。だから、監督を見るたびに「なんでクリスマスに俺は泣きながらチャリを漕いで帰らなきゃならないんだ」という当時の記憶が蘇ってきます。

今回の作品のラストで、高橋が「西方!」と叫ぶシーンを撮った後に、遠いところから監督が歩いてきて「裕貴、めっちゃいい顔してた」と言ってくれた時に、すべてが救われて、十字架みたいなものからも解放された気がしました。

 

西方さんが他の選手に抱いていた嫉妬心にはとても共感できます

山田裕貴 インタビュー タウンワークマガジン townwork――感慨深いエピソードですね。劇中、田中圭さん扮する西方がライバルへ嫉妬し、複雑な思いを抱える場面もありましたが、そんな葛藤は理解できますか?

めちゃくちゃ理解できます。デビューしてから26、27歳ぐらいまでかな。同世代の俳優に対して悔しい思いを抱えていて、特に自分がオーディションを受けて、落ちた作品などは悔しくて、テレビや映画を見ることすらできなかったです。だから、西方さんが原田さんや他の選手たちに抱いていた嫉妬心にはとても共感できます。

――サブタイトルに「舞台裏の英雄たち」とありますが、役者というお仕事でも“舞台裏”にたくさんの方がいますよね。

この年齢になって、より感じるようになりましたけど、例えばこうやって僕の記事を載せてくださる人、写真を撮ってくれる人、動画を撮ってくれる人、「山田裕貴を使おう」と思ってくださる方がいないと僕らの仕事は成立しない。1人だけでは成り立たないということを日常的に考えます。その方たちのためにいいお芝居をしたいと思うし、作品が評価されたら関わった人すべてが報われる。だから、表も裏もない、全員が表で一緒に戦っている感覚です。

 

口にしたのならちゃんと叶えようと思うことが大事

山田裕貴 インタビュー タウンワークマガジン townwork――山田さんは今年、デビュー10周年を迎えました。今やドラマに映画に引っ張りだこですが、現状についてどう感じていますか?

どうなんでしょう……。自分ではわからないです。昨日も外で撮影をしていて、年配の女性から「山田くんだ」と声をかけられ、若い子も「青のSP」って僕が出演したドラマのタイトルを言っているのが聞こえてきて、ふと思ったんですよ。10年間、目の前の仕事を一つ一つやってきて、「キャーッ」なんて声をあげられたこともなく、僕自身は変わっていないのに、環境が変わってしまったんだなって。そこにちょっと悲しさを覚えました。

――自分が頑張ってきたことによって生んだ結果だとは思いませんか?

まったく。今も昔も変わらず、やっているのは同じことです。だけど、作品を観てもらえたか、観てもらえないかでこんなにも違うんだ、同じ熱量で演じているのに、昔の作品のことは何も言われないんだって。なんだろう……。うれしいことですけど、「俺は今しか生きてないの? 以前からこの世界で生きていたんだけど」みたいな感じですよね。そんな言葉が頭に思い浮かんできて、不思議な気分になりました。

――確かに、演者側にとっては複雑な思いになってしまうのかも。そんな山田さんがお仕事をするうえで、大事にしているのはどんなことでしょう?

“ソウル”です。魂が動く現場で、魂が動くような芝居がしたい。心が動いている人としゃべりたい。魂がない人や、愛がない人は苦手なので、魂のある人と魂のある現場・作品に挑みたいと思っています。これはデビュー当時から一貫して変わらないことですね。

――最後に、夢や目標へと近づくために奮闘する若い世代へメッセージをお願いします。

夢を語るのは誰でもできますが、口にしたのなら、ちゃんと叶えようと思うことが大事ではないでしょうか。ちょっとイヤなことがあったからといって、すぐに「イヤだ」と諦めてしまうのも違うと思います。その時、おかれている状況で自分から逃げず、夢を叶えるために突き進んでほしいです。

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■Profile
山田裕貴
(やまだ・ゆうき)

1990年9月18日、愛知県名古屋市生。2011年「海賊戦隊ゴーカイジャー」(テレビ朝日系)でデビュー。最近の出演作に「青のSP-学校内警察・嶋田隆平―」(関西テレビ系)、「ここは今から倫理です。」(NHK総合)など。現在、テレビ朝日系で放送中の「特捜9 season4」に出演しているほか、5月28日公開のアニメ映画「100日間生きたワニ」、7月9日公開の「東京リベンジャーズ」、10月公開の「燃えよ剣」に出演している。

◆OFFICIAL SITE:https://www.watanabepro.co.jp/mypage/10000042/
◆OFFICIAL Twitter:@00_yuki_Y
◆OFFICIAL Instagram:@00_yuki_y

■作品情報
山田裕貴 インタビュー タウンワークマガジン townwork
「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」
6月18日(金)全国公開

長野オリンピック・ラージヒル団体で、日本初の金メダルを狙うスキージャンプチーム。そこにエース・原田雅彦(濱津隆之)のジャンプを複雑な思いで見つめる、西方仁也(田中圭)がいた。前大会・リレハンメルオリンピックで、西方は原田とともに代表選手として出場するも、結果は銀メダル。4年後の雪辱を誓い、練習に打ち込むが、代表から落選。失意の中、テストジャンパーとしてオリンピックへの参加を依頼され、屈辱を感じながらも裏方に甘んじる。そのテストジャンパーの中には、聴覚障害がありながらも、いつも笑顔でまわりを明るくする高橋竜二(山田裕貴)らがいた。

公式サイト:https://hinomaru-soul.jp/
公式Twitter:@hinomaru_soul

©2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会

編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
取材・文:荒垣信子

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