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2021年11月09日

鈴木瞳美(≠ME)インタビュー「アイドルを仕事として中途半端にしなかったことで、何でも諦めがちだった自分が強くなれました」

鈴木瞳美 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townworkデビューイヤーの今年、秋には1stツアーも盛り上げた≠ME(ノットイコールミー)。4月で20歳になった鈴木瞳美さんも、グループの核として活躍を見せています。曲調は軽快ながら初の失恋ソングとなる「まほろばアスタリスク」の発売を前にしたお話では、成長の奇跡と共にファンへの想いの強さを感じられました。

 

バイトで給料をいただく責任を学びました

――以前ラジオで、アルバイトを辞めたときのことが話題になっていました。

ノイミー(≠ME)に入るまで、地元のファミレスで半年くらい、ホールのバイトをしていたんです。家の近所だったので、中学時代の先生がごはんを食べに来て「お久しぶりです」ということもありました(笑)。

――バイトをして学んだこともありますか?

私はお姉ちゃんがいて甘やかされていたので、お給料をいただく分、ちゃんとお仕事をしなきゃいけない責任を学びました。メニューを全部覚えて、お客さんの質問にも答えられるようにして、お料理を運んだり、お片付けを急いでする。いろいろなことに意識を向けないといけなくて、大変ではあったんですけど、やり甲斐もすごく感じました。

――瞳美さんはもともとモデル志望だったんですよね?

雑誌が好きでモデルさんに憧れて、アイドルになりたい想いはそんなにありませんでした。でも、お仕事は人生を懸けるものじゃないですか。ノイミーで人生を懸けるつもりでアイドルをやってみたら、生きていくうえで大切なことをたくさん学べそうな気がしたんです。楽しい人生を送るために、自分に一番向いているのはアイドルだと思いました。

――アイドル活動は最初から“仕事”という意識があったんですね。

私は高校生でしたけど、お仕事という感覚で取り組んでいました。支えてくださる方がたくさんいるから、迷惑を掛けられませんし、中途半端なことはできない。どんなお仕事でもなかなか思い通りにはいかないでしょうけど、アイドルは辛いことがあっても楽しくて。自分が楽しめることをお仕事にできたのは、本当にありがたいです。

 

ステージからレスを送るときが一番の幸せ

鈴木瞳美 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork――ノイミーの初期のドキュメンタリーでは「今までの自分を変えたい」と話していました。

昔は何でも途中で諦めがちだったんです。こう見えて中学受験もしていて、小学校では勉強を頑張っていましたけど、「やっぱりできない」となったり。中学のときも吹奏楽部に入っていたのを、芸能活動をやりたい想いもあって、1年で辞めてしまいました。

高校生になってノイミーに入ると、両立は大変でした。勉強して進級しないといけないし、もちろんノイミーの活動も全力でやる。朝早く起きて学校に行って、夕方からはレッスンに通って。そんな毎日を送って無事卒業できたのは、自分が強くなれたからかなと。

社会に出れば楽しいことばかりでないと思いますけど、アイドルのお仕事もうまくいかずにヘコむことも多くて。でも、今は気合いで乗り越えることができます。あとは家でペットの猫のじろうに話し掛けると、心が楽になって回復します(笑)。

――アイドルの仕事は楽しさと厳しさが表裏一体だと。

そうですね。一番楽しいと感じるのは、やっぱりステージに立っているときです。ファンの方と触れ合っている時間は、辛いことも全部忘れられます。イベントでお話ししているときや、踊りながらレスを送るときが一番幸せ。リハーサルで振りをなかなか覚えられなかったりしても、ファンの方と一緒に楽しい時間を過ごせると思えば頑張れます。

10月の『イコノイフェス』(=LOVEとの合同コンサート)では、野外ステージで台風くらいの土砂降りになってしまって。そんなこと、普段だったら絶対イヤじゃないですか。でも、お客さんと一緒に過ごしていたから、それも楽しい思い出になりました。一生忘れないと思います。

 

ファンの方と一緒に人生を歩むつもりです

鈴木瞳美 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork――逆に、辛かったことというと?

最近だと、その『イコノイフェス』のリハーサルですね。同じ時期にノイミーの1stツアーをしていて、アイドルイベントにも出演させていただいて、今回のシングルの準備もあって。その中で『イコノイフェス』はイコラブさんと一緒にやる曲もあって、セットリストも昼と夜で違っていました。

しかも、コニファーフォレストのステージは広くて、(立ち位置の)番号が50番まであったんです。さらに、本ステージ、サブステージ、花道とあるから、覚えることが本当に多くて。

ノイミーは昔に比べたら余裕が出てきましたけど、この期間だけは本当にいっぱいいっぱいで、涙しているメンバーもいました。でも、やっぱりファンの方にいただいた言葉を思い出すと乗り越えられました。私にとってファンの方の存在は、酸素のように大切なものです。

――活動に関して、プロデューサーの指原莉乃さんからの教え的なものはありました?

結成当初に「『ありがとう』と『ごめんなさい』をちゃんと言える人になってほしい」と言われました。人として大切なことなので、常に心に留めています。

あと、指原さんはよく“プロフェショナル”という言葉を使われるんですけど、この前のツアーで、「瞳美は立ち位置を移動しているときの顔もプロフェッショナルだった」と言っていただきました。歌や踊りのときだけなく、曲の中で移動するのもパフォーマンスのひとつだと意識はしていましたけど、まさかそこを誉めていただけるとはビックリしました。

――他に、瞳美さんがアイドルとして大事にしていることはありますか?

ファンの方とは、一緒に人生を歩むくらいの想いで接していきたいです。皆さん、私たちがどこでライブをやっても駆けつけてくれたり、SNSを更新したら必ず見て、ちょっとした変化にも気づいてくださったり、親よりも私たちのことを知っているんじゃないかと(笑)。こんなに自分のことを愛してくれる方は人生でそういないので、私もファンの方をずっと大切にしていきたいです。

 

白米を食べないと本気で踊れませんから

鈴木瞳美 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork――瞳美さんはコーラ好きで知られていますが、スレンダーなスタイルをキープするための努力もしているんですか?

コーラは飲んでも1日に500mlを1本と決めています。最近は朝に白米を食べることを心掛けていて。太るイメージがありますけど、エネルギーの元で、朝はTKG(玉子かけごはん)が一番いいみたいです。毎日「TKGを作るよ」って配信して、ファンの方と一緒に食べています(笑)。

お昼も動く日は好きなものを食べるようにしていて、逆に夜はヘルシーなものに変えました。食べないと本気で踊れなくて、パフォーマンスに影響が出てしまうんです。だから、ライブ前もおにぎりを食べるようにしていて。たまに自分へのごほうびで、ラーメンを食べます(笑)。

――美容系にも力を入れてますよね?

お肌に悩みがあって、病院で漢方をいただいたんですけど、これが古い畳みたいな味がするんです(笑)。いつも母にフルーツを用意してもらって、スプーンに乗せておいて、漢方を鼻をつまんで飲み込んだら、すぐ口に入れて畳の味を消します(笑)。

それも配信していて、ファンの方に「漢方を飲むところを見せるアイドルは初めて」と言われますけど(笑)、「お薬の時間だよ」と言ってくださるから、半年くらい続けられてきました。この味を我慢して、効果がなかったら困ります(笑)!

 

失恋の切ない詞でも歌は強めに

鈴木瞳美 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork――新曲の「まほろばアスタリスク」には、どんな印象がありますか?

ノイミーの楽曲は疾走感があって好きなんですけど、今回は失恋ソングで、歌詞が全部心に染みます。他の子を好きな人を好きという心情は、考えれば考えるほど切なくて、悲しくなってしまいます。

――ファンの方は、画面越しでしか会えないアイドルへの想いと重ねたりもしているようです。

いろいろ感じることがありますよね。歌うときは「切ない恋をしていても、いつか報われるように、私たちは応援しているよ」という想いも伝えたいと思っています。

――レコーディングまでに歌の練習はかなりするんですか?

家でいっぱいします。どんな歌い方をしたら伝わるか、考えることは多くて。<このまま届かなくていい>というのが私のソロパートですけど、曲調はポップで明るいから、弱く歌うとかき消されてしまう。切ない歌詞でも強めに歌うようにしました。

――MV撮影で印象に残っていることは?

プラネタリウムのイスが映画館と同じ見た目だったから、普通に座ったら、背もたれが倒れるのを発見しました(笑)。天文台では望遠鏡が私の体より大きくて。私は夜空が好きなんですけど、東京では星が見えないから、いつかこんな望遠鏡で見てみたいと思いました。

(谷崎)早耶と星図を見るシーンでは星座が英語で書かれていて、「これは何て読むんだろう?」とか話していました。素の表情が出ていると思います。

 

夢に近づくバイトで生活が充実すると思います

鈴木瞳美 ≠ME インタビュー タウンワークマガジン townwork――お話の中で“人生”という言葉が何度か出てきましたが、今年20歳になって、将来的なことも考えているんですか?

実は先のことは何も考えていません(笑)。いかに人生を楽しく過ごせるか、というだけです。ノイミーとしては東京ドームが一番の夢ですけど、そこから先は、そのときにやりたいことをできたらいいかなと。

今はアイドルが一番楽しいですけど、いつか料理に目覚めるかもしれない。お洋服のブランドをやりたくなるかもしれない。時期ごとに楽しいと感じることをやっていくのも、ひとつの生き方かなと思います。

――それが貫けたらいいですよね。そういう夢を追いながら、バイトをしている読者も多いと思います。

私もアイドルを目指しながらバイトをしていた時期があって、実はファミレスの他に、メイド喫茶をやりたかったんです。初めてのバイトがメイドさんというのはレベルが高くて(笑)、できないままで終わってしまいましたけど。

でも、メイドさんがお客さんに笑顔を届けるのは、アイドルに通じているのかなと。そういうふうに、自分の夢に近づくためのバイトを探したら、生活が充実するんじゃないかと思います。まずは楽しい毎日を送っていれば、ハッピーなオーラが出て、いい出会いも増える気がします。

 

■Profile
鈴木瞳美
(すずき・ひとみ)

2001年4月13日生まれ。東京都出身。
2019年2月、指原莉乃がプロデュースする≠MEのオーディションに合格して結成メンバーに。同年8月に初のオリジナル曲「≠ME」を配信リリース。2021年4月にデビューミニアルバム『超特急 ≠ME行き』を発売。ラジオ『≠ME鈴木と冨田のりんりん7!』(ラジオ日本)に出演中。

鈴木瞳美OFFICIAL Twitter:@suzuki_hitomi_
鈴木瞳美 OFFICIAL Instagram:@suzuki_hitomi__
≠ME OFFICIAL Twitter:@Notequal_ME
≠ME OFFICIAL SITE:https://not-equal-me.jp/

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河野英喜 取材・文:斉藤貴志

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