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2022年01月19日

声優アーティスト・田中ちえ美(NACHERRY)インタビュー「バイトは無理してやるより、自分にとって必要だと思ったり、好奇心が向いた時に挑戦してみるのがいい」

田中ちえ美 タウンワークマガジン townwork「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」等で活躍する声優の田中ちえ美さんが、1月19日に村上奈津実さんと結成したユニット「NACHERRY(ナチェリ)」で本格アーティストデビュー。接客業を中心に働いていたという貴重なバイト経験を中心に、ユニット結成秘話や、デビュー作『CANDY SUNDAY』の制作エピソードについても伺いました。

 

宣材写真のイメージと、楽器が引き立つバンドサウンドとのギャップを楽しんでもらいたい

――NACHERRYからは村上さんにもご登場いただきましたが、アーティストデビューも1つの夢であったと伺いました。

昔から歌が大好きなんです。でも、声優仲間たちがアーティストデビューしていくのを見て “自分には無理なのかもしれない”と勝手に焦っていた時期もありました。だからプライベートで、なっちゃん(村上)と“アーティスト活動をしたいか”という話をした時も、仲が良いからこそ「私はどっちでもいい」と強がってしまって(苦笑)。やりたいのも、不安なのも本心だったので、親友とNACHERRYとしての活動が出来ると知った時は本当に嬉しかったです。

――1月19日に発売となるミニアルバム『CANDY SUNDAY』には、すでに先行配信されている「フォーチュンテラー」も収録されていますが、配信は田中さんの誕生日でもあったんですよね?

なっちゃんの誕生日(9月7日)がユニットの結成を発表した日で、私の誕生日(10月6日)が楽曲配信という嬉しい日になりました。たくさんの方に“おめでとう”の言葉をいただき本当に特別な日になりましたね。ファンの方が伝えて下さる思いと同じくらい、2人ともファンの方たちに対しては「ありがとう」と「おめでとう」を伝えたい気持ちでいるので、音楽でもたくさんのワクワクを届けられたらいいなと思っています。

――楽曲面での反響はいかがでしたか?

アー写(アーティスト写真・宣材写真)がカラフルな印象なので「ここまでガチのロックだとは思わなかった」という声が多かったです。個人的には、楽器の音がギュンギュン入っているようなロックやバンドサウンドが昔から大好きなので、曲を受け取った時はテンションが上がりました。学生時代から聴いていたASIAN KUNG-FU GENERATIONのベースの山田貴洋さんが作曲をして下さったのも夢のようで、聴いてくれるみんなにも“きっと喜んでもらえるはず!”と思いました。

――収録曲のなかでも特に思い入れの強い1曲を教えて下さい。

どの曲も大好きなのですが、個人的にあげるなら「リブラ」です。これもカッコいいバンドサウンドなんですが、歌詞には女の子の可愛い恋心が描かれていて、両極端の魅力を感じられるところが好きなんです。〈天秤座の君へ〉というワードも、恋と友情に揺れる“いじらしい感じ”にキュンとしますね。ライヴでは、みんなと一緒に手を挙げて盛り上がれたら嬉しいです。

――では、ミニアルバム全体の聴き所をお願いします!

ロックな中にも様々なテイストのものがあって、オモチャ箱のようなワクワクする作品になりました。歌も聴いてほしいですが、演奏1つをとってもすごくカッコいいので、楽器をやっている方はコピーをしてみるのも楽しいと思います!

 

将来の夢を具体的に考え始めた時に、上京するための資金を貯めようと思った

田中ちえ美 タウンワークマガジン townwork――ここからはバイト経験について伺いたいと思います。

高校時代は焼肉店と居酒屋さん、上京してからは居酒屋さんなどの飲食店を中心にいくつかバイトをしました。一番最初に働いたのは高校1年生の時の焼肉店で、バイトに対する興味と“お小遣いが欲しい”という思いで、私から友だちを誘って行きました。ホール担当だったので、接客をしたり、網や炭を変えりと新しい経験ばかりでしたね。友だちもいたし、店長がすごく楽しい方だったので良い思い出になっています。

――そこから、居酒屋にバイトを変えたのには理由があったのでしょうか?

その焼肉店は家から遠くて、週に3日くらしか行けていなかったので、学校から近くて少しでも時給の高い居酒屋さんにバイトを変えて週4〜5日働くようになりました。昔から声優になりたいという夢はありましたが、高校2年になって将来のことを具体的に考えた時に、上京資金を貯めようと思ったのがキッカケですね。

親から応援の意味を込めて「東京でやっていくなら、静岡でも一人で頑張れないと無理でしょ?」と言われたことも後押しになりました。バイトに行くのがしんどいなと思う日もありましたが、未来の自分にとって必要なものだと思うことで頑張れました。

 

なかなか馴染めなかった東京生活、バイト先で気を許せる友だちが出来たことが心の支えになった

田中ちえ美 タウンワークマガジン townwork――上京後もバイトをされたそうですが、印象に残っているものはありますか?

静岡では友だちとバイトに行っていましたが、東京では一人でバイトを探すのが辛かったですね。すごく人見知りだったので、知らない人ばかりの環境に飛び込むのが怖かったですし、なかなか馴染めなくてバイトを転々としました。最終的には、最後に働いたお好み焼き店が長く続いたんですけど、そこは事務所の先輩が働いていて誘ってくれたところだったので、私にとって環境はすごく大事なことだったみたいです。

――お好み焼き店では、先輩以外にも仲間は出来たのでしょうか?

そうですね。同世代で夢を追いかけている人も多かったので、普段から連絡をとって遊びに行ったりと打ち解けることが出来ました。東京に出て来て養成所には通っていましたが、養成所は“みんながライバル”という感覚が強かったので、友だちを作るという感じにはならなくて…。上京してだいぶ日は経っていたんですけど、やっと気を許せる友だちが出来たことは支えになりました。

 

忙しく動き回れるホールでの接客が自分には向いていた

田中ちえ美 タウンワークマガジン townwork――飲食店でのバイトが多いということで、接客は楽しめていたのでしょうか?

ホールで接客をするのは楽しかったです。人見知りではあるんですけど“これは仕事だ”と考えてスイッチが入れば大丈夫で、むしろ笑顔を褒めていただけることもありました。なので、接客態度も良かったほうだと思います(笑)。

飲食店の他に、少しだけ書店でバイトをした時はあまりスイッチが入らなかったので、静かな環境で働くより、料理を運んで忙しく動いたり注文をとったりと、お客さんとのやりとりがあるほうが向いているんだなと思いました。仕事が終わった後はドッと疲れるんですけど、その後に仲間たちと食べるご飯も楽しみで、オンオフがあるほうが楽しく仕事が出来ました。

 

苦手だったのはお好み焼き店の鉄板で作る卵焼き。ヘラの扱いも難しかった(笑)

田中ちえ美 タウンワークマガジン townwork――接客するうえで意識していたことはありますか?

笑顔でいるとか、声を出すこと、お客さんのお水がなくなっていないかを気にかけるといった当たり前のことがちゃんと出来るように気をつけていました。自分が働いていたせいか、お客さんとして行った時に、店員さんの態度が気になることもあるんですけど、そこはお客さんから言われるのはイヤだろうなと思うのでガマンします(笑)。

――バイト時代の失敗談やハプニングがあれば教えて下さい。

お好み焼き店でいうと、卵焼きを作るのが苦手でした(笑)。鉄板の上で作るので、卵焼きを作るための四角いフライパンがないんです。焼いた卵を、畳んで畳んでくるんくるんっと丸めるのが下手すぎて、店長にはあんまり任せてもらえなかったですね。本当に人が足りない時はやりましたが、私の卵焼きだった人ごめんなさいっていう(笑)。ヘラの扱いも難しいのに、それを簡単にやってみせるプロはすごいなと思いました。

 

初めてのバイトが不安な時は、お客さんとして下見に行ってみるのもオススメです

田中ちえ美 タウンワークマガジン townwork――最後に、これからバイトを始める人にアドバイスをお願いできますか?

私の場合は夢のために始めたバイトでした。だから無理してやるよりは、自分にとって必要だと思えたり、好奇心が向いた時に挑戦してみるのがいいと思います。就職とは違って、自分のタイミングに合わせて選べるのもバイトの魅力だと思うので頑張って下さい!

それと、働く環境が不安なのであれば、まず働こうと思う飲食店にお客さんとして行ってみるのもオススメです。お店の雰囲気や、一緒に働くことになるスタッフさんの対応を見ると少しは安心出来ると思うので。飲食店以外だと難しいかもしれませんが、私はわりとその方法を使っていたので良かったら試してみてください(笑)。

 

■Profile
田中ちえ美
(TANAKA CHIEMI)

10月6日生まれ。静岡県出身。
主な出演作品に『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(天王寺璃奈役)、『サクラクエスト』(織部凛々子)、『三者三葉』(辻小芽役)などがある。2021年には、村上奈津実と声優ユニット・NACHERRY(ナチェリ)を結成し、音楽配信サイトにて「フォーチュンテラー」を配信。ポジティブで力強いアメリカンロックを届ける。2022年1月19日にリリースされるMini Album『CANDY SUNDAY』がアーティストとしてのデビュー作となる。

◆NACHERRY OFFICIAL SITE:https://nacherry.jp
◆NACHERRY Official Instagram:@nacherry_official
◆NACHERRY Official Twitter:@NACHERRY_STAFF
◆田中ちえ美 Official Twitter:@t_chiemi1006

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影・河井彩美 取材・文:原 千夏

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