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2023年01月20日

アーティスト・俳優/吉野北人さん(THE RAMPAGE)インタビュー「自分自身がワクワクしていないと、いいものは作れない」

吉野北人 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork新ドラマ「スタンドUPスタート」(フジテレビ)で、若くして起業し、ゲーム会社の社長として成功した小野田虎魂(おのだ・どらごん)に扮する吉野北人さん。社会でうまくいかない人や、生きづらさを抱えている人たちに「スタートアップ(起業しよう)」と声をかけ、それぞれの可能性を見出していく主人公を中心に描かれる本作に出演する心境や、俳優だけでなく、アーティストとしても幅広く活動する吉野さんを支えるものなど聞きました。

 

“スタートアップ”をテーマにした作品は時代にマッチしている

吉野北人 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――まずは「スタートアップ=起業」を扱った作品に出演する心境を聞かせてください。

ここ数年のコロナ禍において、仕事について考える時間が増え、コロナをきっかけに起業する人が僕のまわりにもいましたし、そのような方たちが増えているというニュースを見ていたところに、今回の出演のお話をいただきました。台本を読んで感じたのは、現代の社会にとてもマッチしている内容だなと。僕が演じる虎魂という役柄は、普段の僕とかけ離れているキャラクターなので、どう演じようかという不安もありつつ、楽しみもありました。

――虎魂からはどのような印象を受けましたか?

見た目はチャラチャラしていて、社会性はあまりない人物に見えがちですが、竜星涼さん演じる主人公・三星大陽から「スタートアップしてみないか?」と持ち掛けられたことをきっかけにゲーム会社を起業し、成長していくキャラクターなので、すごく可能性を感じました。ひとつのことに対する熱量もそうですし、まっすぐな性格で、まわりから「こいつなら大丈夫」と思ってもらえる信頼感。愛嬌もあって、可愛い部分をもっています。

――社長を演じることも楽しみですが、役柄はどんなふうに構築していきましたか?

原作の虎魂を自分なりに落とし込むことから始め、さらに、名前に「虎」という文字が含まれているので、ヘアスタイルも金髪に黒のローライトを入れて虎っぽくしてみました。とても明るいキャラクターである虎魂に対し、僕の中には陽キャの要素がほとんどないので、美容師をしている陽キャの友人に会う時間を増やして、ノリやバイブスをもらいながらつくり上げていきました。

 

あまり考えていなそうで、実は考えているところが虎魂と僕の共通点

吉野北人 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――演じるうえでの苦労などがあれば聞かせてください。

不安を抱えつつ、演じながら虎魂というキャラクターの正解を見つけていっている感じで、難しいです。事前にこう演じたいと考えていても、実際現場へ行ってお芝居していると「これじゃない」となってしまうんです。監督が描いていらっしゃるイメージもあるので、その都度監督に聞きながら、虎魂を作っていっています。

――台本を読んでみると、原作の虎魂よりも多少ソフトになっている印象をうけました。

原作の虎魂は陽キャでチャラチャラした要素が強いですが、監督と話し合ったときに、口調など「可愛らしさみたいなものも入れてほしい」とリクエストされたんです。“オラオラ系”にし過ぎると、“吉野北人らしさ”を殺してしまうので、強い口調の中にも自分らしさを盛り込むようにしています。

――虎魂と吉野さんの共通点はありますか?

一見、何も考えていないような虎魂ですが、内心「これでいいのか」という葛藤を抱えています。僕自身、見た目がフワフワしていて、何も考えてなさそうに見えますが、実は考え過ぎちゃうタイプ。そういうところは似ていると思います。

 

「まわりの人を大切にすること」が僕の理念

吉野北人 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――作品にはいろいろな“スタートアップをする人たち”が登場しますが、吉野さんが新たなことへ挑戦する場合、どんな心構えで臨むようにしていますか?

ワクワクしながら、飛び込むことが多いですね。自分自身がワクワクしていないといいものは作れないと思いますし、何事も楽しみながらやろうと常日頃考えています。起業とは違いますが、僕もグループ活動においてグッズなどをプロデュースする場合、もちろん、スタッフさんと相談しながらですが、物作りってまず自分が楽しまないことには、いい物は作れないと思うので、その挑戦を楽しむようにしています。

――三星大陽には「資産は人なり」という理念がありますが、吉野さんの理念や信条を聞かせてください。

まわりの人を大切にするということでしょうか。家族もそうですし、身近な人を大切にするって、生きていくうえでも、そして、仕事をするうえでも大事だと思うんです。何事も“対・人(ひと)”なので、相手に敬意をもって接するようにしています。

――では、仕事をするうえで心がけているのはどのようなことですか?

僕は表現者なので、そこに自分の意志がないと表現しづらいですし、受け取る側にも伝わりづらいと思うので、ステージでもお芝居でも、自分の意志をきちんと盛り込むことを大事にしています。

 

最も楽しいのは、自分が表現したものが皆さんに届いている瞬間

吉野北人 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――劇中、大陽が虎魂の背中を押したように、吉野さんの背中を押してくれた存在、支えてくれる存在について聞かせてください。

宮崎にいる家族です。家族が背中を押してくれなければ、今の僕はいなかったと思う。直接的に何かしてくれたというわけではありませんが、いつも遠くで見守ってくれていて、そういう目には見えない応援が僕の支えになっています。

――ご家族の他、原動力となっているものはありますか?

食べものですね(笑)。中でもお寿司です。少し前に、ちょっといいお寿司屋さんへ親を連れていったのですが、イカがこれまで食べたものとは比べものにならないぐらい美味しくて、「イカってこんなに美味しいんだ!」ってビックリしたので、僕の中で今、イカがきています。

――仕事をしていて最も楽しいと感じるのはどのような時ですか?

自分が表現したものや作ったものがファンの皆さんに届いている瞬間、そして、届いたものに対して喜んでくださっている姿を見ると嬉しくなります。

――夢や目標に向かって奮闘する学生や、吉野さんと同世代の皆さんへメッセージをお願いします。

学生さんの中でまだ将来の具体的な目標は決めていないという方も多いと思いますが、自分がワクワクするものを突きつめていけば、自ずと自分の進むべき道が見えてくると思うんです。もしかしたら、たどり着く仕事は当初に描いた理想とは違うかもしれませんが、努力していれば自分の未来に、きちんと形になって返ってくると思うので、自分の中のワクワクを楽しみながら感じとってほしいです。

吉野北人 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork

■Profile
吉野北人
(よしの・ほくと)

1997年3月6日、宮崎県生まれ。2014年「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格し、THE RAMPAGEのボーカルとしてデビュー。主な出演作に、ドラマ「魔法のリノベ」(カンテレ・フジテレビ)、映画「PRINCE OF LEGEND」シリーズ、「HiGH&LOW THE WORST」シリーズなど。ニューアルバム「ROUND&ROUND」を2月22日(水)にリリースする。

◆Official Site:https://m.tribe-m.jp/artist/index/146
◆Official Instagram:@hokuto.yoshino.16_official
◆THE RAMPAGE Official Twitter:@therampagefext

■作品情報
吉野北人 俳優 インタビュー タウンワークマガジン townwork
「スタンドUPスタート」
1月18日(水)スタート 毎週水曜よる10時放送

三星大陽(竜星涼)は、「資産は人なり」「資産を手放す投資家はいない」を理念とする、自称・人間投資家。投資会社「サンシャインファンド」の社長として、会社組織でうまくいかない人や生きづらさを抱えている人たちに、「スタートアップ<起業>しよう!」と声をかけては、彼らのもつ可能性を見出している。そんな大陽がかつて起業へと導いたのが、中卒で前科持ちの小野田虎魂(吉野北人)。虎魂は、大陽の出資でスマホ向けゲームアプリを開発し、起業家として成功していた。

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/stand_up_start/
公式Twitter:@stand_up_start

©フジテレビ

編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
ヘアメイク:oya(KIND)
スタイリスト:吉田ケイスケ
取材・文:荒垣信子

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