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2023年02月03日

木村慧人(FANTASTICS)×山中柔太朗インタビュー「どんな時でも感謝を忘れず、常に全力パフォーマンス」

木村慧人 山中柔太朗 インタビュー タウンワークマガジン townwork人気BLコミックをドラマ化した「飴色パラドックス」(MBS)に主演している木村さんと山中さん。ゴシップ週刊誌の記者&カメラマンとしてコンビを組み、衝突しながらも惹かれていく二人に扮する心境や、これまで演じた“胸キュンシーン”の裏側をインタビュー。そして、グループ活動を行ううえで大事にしていることや、日々の原動力について聞きました。

 

その時の感情によって、キスの印象がまったく違うことに驚きました(木村)

木村慧人 山中柔太朗 インタビュー タウンワークマガジン townwork――木村さん演じる尾上と、山中さん演じる蕪木の胸キュンシーンが話題になっていますが、キスシーンの感想を聞かせてください。

木村:それがほとんど覚えていないんですよ。

山中:撮影したのは、かなり前だもんね。

木村:緊張はしましたが、カメラがまわったらお互い演技に集中して、役に入り込んでいたので、感情の流れにまかせてキスをしたという感じでしたね。

――する側とされる側で、心境の違いもあると思いますが…。

山中:初めてのキスはお互いを想って…というより、蕪木の悪ふざけ的な行動だったので、尾上の反応がとにかく可愛かったです。

木村:その時に自分が抱いている感情によって、こんなにも違うキスになるんだっていうのを僕は感じましたね。最初のキスは蕪木からのイタズラ的なものでしたが、その次のキスは想いが通じ合ってのキス。印象がまったく違いました。

 

“かぶおの”コンビが全力で挑んだ車内のドキドキシーン

木村慧人 山中柔太朗 インタビュー タウンワークマガジン townwork――1話で蕪木が尾上の耳に息を吹きかけるシーンもありましたが、照れなどはありませんでしたか?

山中:抵抗は特になかったですね。最初は照れもありましたけど、ストーリーが進行するにつれて、どんどんなくなっていきました。

木村:僕はくすぐったかったです(笑)。

山中:その後に「とんでもない」とつぶやいた尾上が可愛かったな。

木村:あそこはセリフがなくて、アドリブだったんだよね。そんなふうに咄嗟の反応によって生まれるものがあるんだって、自分でもちょっと驚きました。

――最もキュンとした場面について聞かせてください。

山中:7話は他愛もない会話をしながら、ケラケラ笑っているシーンから始まるんですけど、慧人くんがアドリブで後ろからハグしてきて、そこは素でキュンとしました。

木村:詳しいことは明かせませんが、僕はある回のラストシーンにキュンとしました。最後まで見ていただければ、すぐにわかると思います。他には、蕪木が「好きだ」と告白した後、「なぜ?」と尋ねる尾上に「お前が嘘つかないからだ」と答えた場面も好きです。尾上としても、木村慧人個人としてもキュンとしました。

――3話で政治家の秘書から襲われそうになった尾上を蕪木が救い出した後の車内のシーンも、ドキドキしながら見ました。

山中:あそこは僕たち2人にとっても印象深いシーンになりました。監督さんがカットをかけずに長回しをされる方だったので、撮り終えた後は思わず2人でハイタッチしちゃいました。時間をかけた分、いいシーンになったと自負しています。

――きつく目を閉じたまま、蕪木に顔や首元を撫でられる尾上の姿がとても印象的でした。

木村:何とも言えない気持ちで、僕はされるがままでした(笑)。お互いの感情がこもった、とてもいいシーンになったと思います。

 

慧人くんはやさしいから、人の闇を暴くなんて無理そう(山中)

木村慧人 山中柔太朗 インタビュー タウンワークマガジン townwork――お二人は普段、「取材される側」ですが、「追う側」を体験してみての感想を聞かせてください。

山中:プライベートの写真を撮られることはもちろん望ましくありませんが、でも、もし今後そういう立場になってしまったら、向こうも仕事でやっていることだから、やさしく接してあげようって思いました(笑)。

木村:寝ずに張り込みをしたり、車の中からシャッターチャンスを狙ったり、大変なお仕事ですよね。記者さんの気持ちが少しだけ理解できたような気がします。

――記者としてやっていける自信はありますか?

山中:無理です。慧人くんは特にやさしいから、人の闇を暴くなんて絶対に無理そう。

木村:胸が痛くなるよね。

――では、まだどこにも明かしていないスクープネタを提供してください(笑)。

山中:エレベーターの「開・閉」ボタンがあるじゃないですか。さっき、僕たち二人とも「開」を押していました(笑)。年下だし、後輩だし、僕がやるべきなのですが、慧人くんは率先してそういうことをやってくれて、本当にやさしい人です。

 

メンバーとうまくやっていく秘訣は、相手に合わせること(木村)

木村慧人 山中柔太朗 インタビュー タウンワークマガジン townwork――ここからはどんな思いで仕事に臨んでいるのかを聞かせてください。仕事をするうえで大事にしているのはどんなことですか?

木村:僕は「感謝と全力」です。昨年の終盤にFANTASTICSのホールツアーをやらせていただき、1日2公演の日もあるので体力的にきついこともありましたが、1階席、2階席、3階席、すべてに届くような全力パフォーマンスを心がけていました。そして、僕たちをサポートしてくださるスタッフさんに対して、常に感謝の気持ちを忘れず、接することを大事にしています。

山中:僕も慧人くんと同じように「感謝」、そして、「初心」を大事にしていて、本番で納得いかないなんてことがないよう入念に準備を重ね、妥協しないことを意識しています。ライブもそうですし、お芝居もそう。練習不足で失敗するのが一番嫌なので、そこは努力を怠りません。

――グループ活動において、メンバーとうまくやっていく秘訣があれば聞かせてください。

山中:「思いやり」一択ですね。男のグループってどこかザックリしていて、特にうちのM!LKはいい意味での適当さをもっているといいますか、プライベートで会うこともあれば、「これは仕事」と割り切っている部分もあります。言いたいことはちゃんと言えるし、それでケンカになることもないので、いい関係が築けていると思います。

木村:僕はメンバー一人一人に寄り添うようにしていて、誰か一人になっているメンバーがいたら、そこへ行って話をします。何か行動する時にどうしても分かれてしまう時があるんですけど、偏らずにみんなと会話をするなど、バランスよく存在することがうまくやっていく秘訣なのかなと思います。

――意見が分かれるときはどうしていますか?

木村:相手に合わせる。

山中:ハハハ(笑)。

木村:食事に行く時とか、どうしても食べたいものがない限りは「いいですね! 行きましょう」って、メンバーからの誘いは基本的に断らないようにしています。

山中:僕は、もともとあまり意見しないタイプなんです。どうしても譲れない時はきちんと主張しますけど、最後まできちんと話し合って、向こうが正しかったと思えば、自分の非を認めて、相手の意見に賛同する。食事のメニューと新幹線の座席は、公平にジャンケンで決めます(笑)。

 

不可能に思えた目標も、口に出したことが原動力となる場合も(山中)

木村慧人 山中柔太朗 インタビュー タウンワークマガジン townwork――俳優業、アーティスト業など多忙な日々を送っていると思いますが、原動力になっているものは何ですか?

山中:ファンの方がSNSに書き込んでくださるコメントや感想が励みになっています。今回のドラマは初めての主演で不安なこともたくさんありましたが、皆さんの応援にたくさん助けられました。

木村:僕はアニメのキャラクターから学ぶことがすごく多いです。アニメって、生活している中では体験できないようなことが描かれていたり、実生活では照れくさくて言えない言葉を臆することなく口に出していたりするじゃないですか。それを言えるようになりたいという憧れもありますし、アニメを見ることが僕の原動力です。

――中でも影響を受けた作品やキャラクターは何ですか?

木村:「ONE PIECE」の全キャラクターです。ルフィたちだけではなく、敵キャラにもそれぞれの生い立ちや正義があると、広い視野でみられるようになったのも「ONE PIECE」のおかげです。それ以降、どんな人も否定せずに受け入れることができるようになりました。

――山中さんも影響を受けた人物やキャラクターはいますか?

山中:僕は桑田佳祐さんが大好きで、桑田さんのライブを見ると、悩みなんて吹き飛びますし、すごく元気が出ます。おこがましい発言になってしまいますが、音楽に携わっている同業者として、あんなふうに音楽を楽しめるようになりたいなって。桑田さんの存在には大きな影響を受けています。

――同世代の皆さんへ、夢や目標へと近づくためにアドバイスをお願いします。

木村:まずは、思い立ったら即行動に移す。そして、自分に自信をもつ。もてない方は、何とか自信をもつ方法を見つける。僕もそうだったように、自信をもつことで人生は変わると思うので、胸を張って努力をしていれば、いつか夢は叶うのではないでしょうか。

山中:僕自身は夢を口に出すのがもともと嫌で、逆に、メンバーの佐野勇斗はきちんと口に出すタイプの人間なんです。メンバー全員で会議をしている時も「今年の目標とか言ったほうがいいよ」と主張して、そこから去年はInstagramのフォロワー10万人を目標に掲げ、達成することができました。実現は難しいと思うことでも、誰かに伝えたことによってやらざるを得ないというか、それが原動力になる場合もあるので、最近は「口に出したほうがいい」と考えるようになりました。ぜひ、参考にしてみてください。

 

■Profile
木村慧人
(きむら・けいと)
1999年8月16日、東京都生まれ。2016年にFANTASTICSのパフォーマーとして始動し、2018年にメジャーデビュー。主な出演作にドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日)、「あざといを知り尽くした私 I like you?like you」(ABEMA)、「恋と弾丸」(MBS)、映画「HiGH&LOW THE WORST X」 など。「FANTASTICS LIVE TOUR 2023”FAN FAN JUMP”」が2月15日よりスタートする。

◆FANTASTICS 公式サイト:https://www.ldh.co.jp/management/fantastics/
◆FANTASTICS 公式Twitter:@fantastics_fext
◆FANTASTICS 公式Instagram:@fantastics_fext
◆木村慧人 公式Instagram:@keitokimura_official

山中柔太朗(やまなか・じゅうたろう)
2001年12月23日、栃木県生まれ。主な出演作にドラマ「高嶺の花」(NTV)、「恋と弾丸」(MBS)、舞台「暁のヨナ~烽火の祈り編~」など。現在、「ブラザー・トラップ」(TBS)に出演し、現在目を離せない若手俳優の1人。5人組ダンスボーカルユニット「M!LK」のメンバーとしても活動しており「M!LK CONCERT TOUR 2023『CHECKMATE』」が3月31日よりスタートする。

◆M!LK 公式サイト:https://sd-milk.com/
◆M!LK 公式Twitter:@milk_info
◆山中柔太朗 公式Instagram:@jyutaro_milk
◆山中柔太朗 Staff公式Twitter:@jyu_ta_ro

■作品情報
木村慧人 山中柔太朗 インタビュー タウンワークマガジン townwork

木村慧人 山中柔太朗 インタビュー タウンワークマガジン townwork
ドラマシャワー「飴色パラドックス」(MBSほか)

「週刊DASH!」張り込み班の尾上聡(木村慧人)は正義感が強く、まっすぐに仕事へ向き合う記者。そして、尾上と同期でカメラを担当する蕪木元治(山中柔太朗)は、スクープのためなら手段を選ばない人たらしで、クールに見えがちだが、相手を思いやるやさしい一面ももっている。最初は蕪木のことをよく思っていなかった尾上だが、仕事を通し、彼の意外な一面に接したことで徐々に惹かれていくように。一方の蕪木も、ピュアで素直な尾上に対して好意を抱くようになっていた。

公式サイト:https://www.mbs.jp/amepara/
公式Twitter:@tunku_shower

編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河井彩美 取材・文:荒垣信子

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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