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2024年10月10日

俳優・齋藤潤さんインタビュー/「『踊るシリーズ』のように、長く“生き続ける”役者になりたい」

齋藤潤 俳優 「室井慎次 敗れざる者」 「室井慎次 生き続ける者」 映画 アルバイト タウンワークマガジン townwork1997年の連続ドラマ開始以来、熱狂的なファンを生み出し、社会現象を巻き起こしてきた“踊る”プロジェクト。その最新作「室井慎次 敗れざる者」が10月、「室井慎次 生き続ける者」が11月に連続公開されます。警察を退職し、故郷に戻った室井慎次とともに生活している少年・タカを演じた齋藤潤さんにインタビュー。待望の話題作に出演した感想や撮影の裏側、そして、現在高校2年生の齋藤さんが描く将来のビジョンを聞きました。

作品に対する柳葉さんの愛情にふれ、身が引き締まる思いに

齋藤潤 俳優 「室井慎次 敗れざる者」 「室井慎次 生き続ける者」 映画 アルバイト タウンワークマガジン townwork――まずは出演が決まった時の心境から聞かせてください。

僕は2007年生まれで、ドラマも映画も知らない世代なので、まずは過去作を観る作業から始めたのですが、「踊る大捜査線」という作品の影響力、熱狂的なファンも多いシリーズだといろいろな方から伺いましたし、ものすごく大きなプロジェクトに参加するというのは撮影に入る前から感じていました。そして、今回の主人公である室井さん(柳葉敏郎)と一緒に暮らしているタカを演じることに、かなり緊張したことを覚えています。

――ドラマのヒットをうけて実際に湾岸署ができ、りんかい線・東京テレポート駅の発車メロディが「踊るシリーズ」のテーマ曲になるなど、多くの伝説をつくった作品です。

この作品に出合うまでは、東京テレポート駅に行くたびに「何の曲なんだろう?」と思っていたんです。それだけ多くの人に認知され、長く愛されているってことですよね。すごいことだと思いました。

――柳葉さんからはどんな印象を受けましたか?

初めてお会いした時から、緊張している僕を和ませようと温かく接してくださり、顔合わせでは作品への思いを聞かせていただきました。現場では本広克行監督との絆の深さを感じる瞬間がたくさんありましたし、愛にあふれたやさしい方という印象です。

――現場でお話したこともたくさんあったのではないですか?

顔合わせの最後のあいさつで、この作品は室井さんと暮らしているタカ、リク(前山くうが・前山こうが)、そして、杏(福本莉子)がどれだけ室井さんを愛しているかにかかっているとお話してくださって、室井さんが主人公の作品ではあるけれども、僕も任された重要な役割を果たしたいと思いました。作品に対する柳葉さんの強い思い、そして、室井さんへの愛を忘れてはいけないと思いながら、毎日現場に向かっていました。

秋田で柳葉さんや福本莉子さんと過ごした時間が貴重なものに

齋藤潤 俳優 「室井慎次 敗れざる者」 「室井慎次 生き続ける者」 映画 アルバイト タウンワークマガジン townwork――撮影現場での思い出を聞かせてください。

室井さん、タカ、リクの3人で熊鍋を食べるシーンがあって、フードコーディネーターさんが撮影用にと実際に熊肉を取り寄せてくださったんです。テストの時に初めて熊肉を食べたのですが、本来はバクバク食べなければいけないシーンなのに、ちょっと硬くてひと切れを食べるのが精いっぱいだったという(苦笑)。思い出に残っているシーンの一つです。

――今作の舞台になっている秋田での撮影はどうでしたか?

秋田で撮影したシーンはタカが通っている高校や登下校中に通る赤い橋、田沢湖などだったのですが、お休みの日にスタッフさんに食事に連れて行っていただくなど、秋田のものに直接ふれられたのは貴重な経験でした。山の中での撮影は柳葉さんや福本さん、くうがくんやこうがくん、さらに、室井さんが飼っている犬のシンペイもいて、皆で楽しく過ごすことができました。

――タカとシンペイが散歩をするシーンもありましたが、すぐに打ち解けられましたか?

シンペイもリクと同じようにWキャストだったのですが、人混みで緊張させてはいけないと、カメラがまわっていないシーンでも柳葉さんが一緒に過ごしたり、散歩に連れていったりと、シンペイが柳葉さんに徐々に慣れていっていることは間近で感じていましたね。動物への寄り添い方がとてもお上手で、僕も真似したいなって思いました。

――タカはSF小説が好きで読書をしている場面も登場しましたが、齋藤さん自身は?

僕も読んでみようと思って、ページを開いたはいいものの全然進まなくて(笑)。セットのタカの部屋にもたくさんの本が並んでいたので休憩中に読み始めたのですが、やっぱり進まなくって、そして、これだけ小さな文字を読めるタカはすごいなって思いました(笑)。僕も読書は嫌いではありませんが、文字がびっしりつまっているものはちょっと苦手です。

タカが成長し、大人になっていく姿を丁寧に演じたいと思った

齋藤潤 俳優 「室井慎次 敗れざる者」 「室井慎次 生き続ける者」 映画 アルバイト タウンワークマガジン townwork――母を失い、心に傷を負ったタカを演じるにあたり、どんなことを意識していましたか?

室井さんの家で過ごすシーンが多かったので、タカが抱えた心の傷についてはあまり考えないようにしていました。「室井慎次 敗れざる者」から「室井慎次 生き続ける者」にかけて、タカが少しずつ大人になっていく様子を監督やプロデューサーの亀山千広さんが大事にみせたいとおっしゃっていたので、僕も慎重に演じることを意識し、さらに、“室井家の長男”として自覚していく変化をきちんと表現したいと思いました。

――母親を死に追いやった犯人と面会する場面は、涙なしでは観られないとても見ごたえのあるものでした。

先日、本広監督とお会いした時にも、そのシーンで泣いてくださる方がたくさんいらっしゃったというお話を伺いました。わりと後半のほうで撮影したのですが、タカにとっては山場となるシーンだったので、何としてでもやり遂げたい、いいものにしたいという思いで臨みました。

――多くの方が公開を心待ちにしていると思いますが、どんなところに注目していただきたいですか?

室井さんがなぜ僕たちと暮らしているか、新城さん(筧利夫)がどんなふうに絡んでくるかなど、長く作品を愛してくださる皆さんにとって気になる部分も多いと思いますが、僕としてはタカの成長、杏の真の目的、そして、問題に直面した“室井家”の家族の形に注目して観ていただきたいです。期待は裏切らないという自信がありますし、僕自身も公開が楽しみです。

タカ同様、僕もそろそろ進路を決めなければいけない時期に……

齋藤潤 俳優 「室井慎次 敗れざる者」 「室井慎次 生き続ける者」 映画 アルバイト タウンワークマガジン townwork――現在、高2ということですが、学業と仕事の両立で苦労していることはありませんか?

学校に通いながらお仕事もしていると忙しいと思われがちですが、僕の場合、あんまりなくて。しいて挙げるなら、通学だけですね。毎朝、早起きしなければいけないことだけがちょっとだけ大変です。

――では、学業のほうも問題なく……。

得意ではないです(笑)。大変じゃないというのは勉強ができるということではなく、向き合う時間がちゃんととれているという意味です。登校した日に休んだ分のノートを放課後までにすべて書き写すなどやらなければいけないことはありますけど、学校の先生も協力してくださっているので、自分の中でもゆとりをもって向き合えています。

――「室井慎次 敗れざる者」でタカが進路について考える場面もありましたが、齋藤さん自身もそろそろ決めなくてはいけない時期なのでは?

担任の先生から進路について聞かれるたびに「考えないといけないですよね」とは答えていて、なんとなく考えてはいるものの、進学については、まだはっきりとした答えが出せない状態というのが正直なところです。両親ともきちんと時間をかけて話し合わなければいけないことなので、いろいろな方の意見も参考にしながら、そして、自分の気持ちも確かめながら決めたいです。

「作品に出ること」が原動力! もっとお芝居がしたいです

齋藤潤 俳優 「室井慎次 敗れざる者」 「室井慎次 生き続ける者」 映画 アルバイト タウンワークマガジン townwork――デビューから約5年、仕事をするうえで大事にしているのはどんなことですか?

演じたシーンの一つ一つがつながって1本の作品になるので、役柄に向き合う時間、作品にとともに過ごす時間は大切にしたいと思っています。そんなふうに僕が仕事に集中できるのは、応援してくれる家族や友だち、そして、現場でご一緒するスタッフさんのおかげなので、感謝の気持ちを忘れず、そして、後悔のないように全力でお芝居に向き合っていきたいです。

――現在の原動力は何ですか?

「作品に出演できること」が一番の原動力ですね。俳優って自分の人生では経験できないことを役柄として疑似体験できる職業で、そこに触れながら僕も大人になっていき、そして、演じながら感じることもちょっとずつ変化していると思うので、もっとお芝居がしたい、お仕事がしたいという欲がどんどん強くなってきているんです。その中で、人間として大切にしなければいけないものを学んでいきたいです。

――将来のビジョンを聞かせてください

明確にこういう役者というものはありませんが、作品には出続けたいですし、お芝居にはずっと関わっていたいので、その時、その時の目標に向かって頑張っていきたいです。そして、そこにはいろんな方たちとの出会いが待っていると思うので、人とのつながりも大切にできるような人間になりたいです。そんなこともふまえて、作品や、現場に立ってふさわしい役者、生き続けられる役者になりたいと思っています。今、頑張って作品名(「室井慎次 生き続ける者」)にかけたんです(笑)。僕も眉間にしわを寄せながら、室井さんのように強い信念をもった大人になります。

――夢や目標に向かって奮闘する同世代の皆さんへメッセージをお願いします。

17歳の僕から皆さんにお伝えできることは限られてしまいますけど、自分がおかれた環境の中で“今”を楽しむことが一番だと思います。抱えているものに違いはありますし、人それぞれだと思いますが、僕も頑張りますので、皆さんも頑張ってください!

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2024年10月10日(木)〜2024年10月16日(水)23:59 まで
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Profile
齋藤潤(さいとう・じゅん)
2007年6月11日、神奈川県生まれ。2019年に芸能界デビューし、主な出演作にドラマ「生理のおじさんとその娘」(NHK)、「トリリオンゲーム」(TBS)、「院内警察」(フジテレビ)、「9ボーダー」(TBS)、映画「正欲」、「カラオケ行こ!」、「からかい上手の高木さん」、舞台「HUNTER×HUNTER THE STAGE」など。2025年1月10日(金)公開の映画「366日」に出演する。

◆Official Site:https://theatre-ent.co.jp/
◆Official Instagram:junsaito_14
◆Official X:junsaito_14

作品情報

齋藤潤 俳優 「室井慎次 敗れざる者」 「室井慎次 生き続ける者」 映画 アルバイト タウンワークマガジン townwork

齋藤潤 俳優 「室井慎次 敗れざる者」 「室井慎次 生き続ける者」 映画 アルバイト タウンワークマガジン townwork

室井慎次 敗れざる者」10月11日(金)公開
室井慎次 生き続ける者」11月15日(金)公開
プロデュース:亀山千広 脚本:君塚良一 監督:本広克行

現場の捜査員のために粉骨し、警察の組織改革に挑むなど、波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井慎次(柳葉敏郎)は、27年前の“青島との約束”をはたせなかったことを悔やみ、警察を辞めて故郷・秋田に帰る。そこには、かつての険しい表情とは異なり、自分たちが見過ごしてきた「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」という思いで、少年たちと一緒に穏やかに暮らす室井の姿があった。そんな中、謎の少女(福本莉子)が室井の前に突如現れる。彼女の来訪とともに、他殺と思われる死体が発見され……。

©2024 フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝

編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
ヘアメイク:中條三菜子
スタイリング:岩田友裕
取材・文:荒垣信子

衣装協力:EGO TRIPPING(トップス+シャツ+パンツ)、他スタイリスト私物

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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