佐々木久美(日向坂46)インタビュー「できることは全力でやってきた、というのはちょっとだけ自信をもって言える」
日向坂46の初代メンバーとしてチームを支えてきた佐々木久美さん。2025年1月29日にリリースされたシングル「卒業写真だけが知ってる」での活動をもって日向坂46の卒業を発表。そして、初のソロ写真集「めくる日々」が3月25日に発売されます。この写真集撮影時のエピソードや、アイドルとして、どのようなスタンスで仕事に向き合っているのかを聞きました。
服が好きな女性の方にも喜んでもらいたい
――写真集が決まった時の感想から聞かせてください。
ファンの皆さんからずっと「写真集を出して欲しい」という声をいただいていたので、決まったときには「やっとみんなに嬉しい報告ができる!」という思いが大きかったです。私自身、卒業するまでに写真集を出せたらいいな、という思いはあったので、とても嬉しかったです。
――撮影場所はマレーシア・ランカウイ島と東京都内ということですが、振り返っていかがでしたか?
とにかくずっと楽しかったですね。マレーシアは海が綺麗で、そこにいるだけで気持ちが優しくなる感じ。印象に残っているのは「鷲」です(笑)。鷲が集まる場所があるって言われて、撮影に行ったんですけど、てっきり餌を投げたら鷲が餌をパクッて取る、みたいな場所かな、と思って行ってみたら、船長さんが大量の魚をまいてその船の周りにものすごい数の鷲が集まるという場所で、ものすごく豪快な感じの鷲の群れを見ました(笑)。そのカットもあるんですけど、ちょっと日本では撮れない1枚になってると思うので、チェックして欲しいです。
――東京での撮影分も含めて、衣装は佐々木さんから希望も出しつつ?
はい。自分で希望したものもあります。モデルのお仕事もさせていただいていることもあって、女性のファンの方もいらっしゃるので、服が好きな女性の方にも喜んでもらいたいなと思って、ピンクのサテンのドレスを選んでみたり。いろいろな要望も出して、いくつも叶えていただきました。真っ白なワンピースに花束を持って、みたいな卒業を感じさせる衣装もありましたし、本当にいろいろな服を着させてもらいました。いろいろな佐々木久美を見ていただけるんじゃないかなと思ってます。あと、私が希望を出したということでは、飼い猫の「とろろ」くんと一緒にいるシーンも入れていただきました(笑)。パジャマみたいな服で撮影してるんですけど、完全に母の顔になってると思うので、そこも見ていただけたらと思います。
――東京での撮影は日向坂46での9年間への思いも込められているそうですね。
マレーシアでは本当にただただ楽しく旅して撮影した、という感じだったんですけど、東京のほうは昔のことを思い出したり、歴代の衣装を持ってきていただいてそれと一緒に撮ったり、これまでへの思いを込めて撮影しました。日向坂46の佐々木久美として最後の作品になるので、メンバー、おひさま(日向坂46ファンの総称)という私の人生にとっては欠かせない存在を感じられるショットを撮れたらと思って撮影しました。
でも、しんみりするとかそういう感じではなく、新しい旅に出るっていう感じで、全体に楽しさを感じてもらえるものになっていると思います。そのままの私を詰め込んだ1冊になので、もうそのままだなぁー、そのまますぎるなぁーって感じてもらえたら嬉しいです(笑)。
自分にできることを、そのときの自分の全力でやる
――そんな佐々木さんにこの世界を目指した頃のことを振り返っていただければと思うのですが、子どもの頃からアイドルへのあこがれがあったのですか?
いえ、小さい頃はアイドルや芸能界への思いはなくて、正直、自分がなれるとは全く思ってなかったです。でも、乃木坂46さん、欅坂46さんの存在が私にとって大きくて。いわゆるファンというか、ただただ坂道グループが好きすぎて、応募したら受かっちゃったという感じだったので、けっこう人生行き当たりばったりだな、って思います(苦笑)。昔から遠い先の未来を見るのがすごく苦手で、もっと自分の人生のヴィジョンをちゃんと描いたほうがいいのかな、と思うこともあるんですけど、でも意外とこれで生きてこれたし、とりあえず目の前のことを一生懸命頑張ろう、という感じでいつもお仕事には向き合っています。
――活動をするうえで大事にしていることは?
自分のできる範囲のことを全力でやる、というのを大事にしています。向き不向きはあると思いますし、自分にはこれはできないかも、と思うことも絶対あるし、他の人と比べてしまうこともあるんですけど、そういうことよりも、自分にできることをそのときの自分の全力でやるというのが一番大切なことかなと思っています。
そうやって向き合っていると、そういう姿とか、自分の気持ちが絶対周りの人にも伝わると思うんです。最初の頃、特に得意なこともなくて、自分の強みも全然わからなかったので、何が正解かわからない時期はあったんですけど、できることは全力でやってきた、というのはちょっとだけ自信をもって言えるかなと思います。
――2018年には「キャプテン」に就任。グループの「キャプテン」として心掛けたことはありますか?
キャプテンとしては、そんなに「これをやったぞ」みたいのはないんです。グループに所属してると、この子はこれが得意、この子はこれについてすごく詳しいとか、いろいろ役割みたいのがあるじゃないですか。その中で私はたまたま「キャプテン」という役割を担ってるという気持ちでやってました。たまたま役職の名前がついてるけど、変に気負ったり、というのはなかったと思います。
――ただ、メンバーから相談されたり、ということもあったんじゃないですか?
そんなになかった…ですかね(苦笑)。家族でいうとお父さんみたいな存在だったと思います。どちらかというと、みんなお母さんに相談するじゃないですか。だから父として遠くから見守ってるみたいな感じですかね(笑)。ただ、グループの代表として喋る機会が多いので、みんなの総意であるようにメッセージを伝えないと、というのはいつも意識していました。自分の言葉でもあるけどでもグループとしての言葉なので、っていうのは自分の中で大事にしてたことだと思います。
後悔がないようにやっていたらチャンスが舞い込んできた
――活動の中で達成感があったな、と思えることは?
やっぱり私はファンの人たちに報告したときに、自分のことのように喜んでくれたとき、それが一番の嬉しい瞬間だったなと思います。新しい挑戦でこんなことがあるよ、実はこんなことを準備してたよ、という報告をして、大きな反響をもらうと、それ以上ない喜びがあります。いつもそういう報告を一つでも多くできたらいいなというふうにやってきましたし、これからもそうありたいなと思っています。
――その意味では、スポーツ番組のMCであったり、ここ数年、新しい挑戦を報告する場面も増えてきてますよね。
スポーツ番組のMCが決まったときもファンの皆さんはすごく喜んでくれました。驚いてる方も多かったと思います。
――今後に向けての思いも聞かせていただければと思います。
今後に関して特に具体的には考えてないんです(笑)。今までは日向坂に所属していたので、それで頑張れたんですけど、あまり自分自身の夢というのはないので、卒業してお仕事をいただけるんだったら全部全力で、必要としていただけるとしたらその場所で頑張りたいなと思っています。
「楽しむぞ」って気持ちでやると、本当に楽しくなるんです
――最後に、夢や目標に向かって進んでいる皆さんにメッセージをお願いできればと思います。
何よりも「楽しむ」っていうことが大事だと思っています。お仕事って楽しいことだけじゃないと思うんですけど、大変なこともきっと後々笑い話になったり、自分の糧になったりというのはあると思うので、目の前のことを楽しんでやってみる、そうすると新しい道が見えてくるんじゃないかと思います。
――前向きにやってることで見えてくるものがある。
そうですね。「楽しむ」って言葉で言うのは簡単、でも難しいことだと思うんです。それでも、チャレンジする心というのを忘れないようにって思います。楽しむぞってやると、本当に楽しくなるんですよ。不安な気持ちばっかりだと、結果あんまりうまくいかなかったことが私自身も多くて。基本ポジティブに。
――ちなみに、プライベートでもポジティブに新しいことにチャレンジしていくほうですか?
チャレンジするほうだと思います。どちらかというと、何事も「何とかなるでしょう」みたいな感じなんです(笑)。一人でパッと旅に行ったりしちゃう。楽観的すぎるかもしれないですけど、とりあえずやってみよう、っていう感じは好きです。たぶんこれからもそれは持ち続けていくと思ってるので、そこは変わらないかなって思います。
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2025年3月24日(月)〜2025年3月30日(日)23:59 まで

1st写真集「#めくる日々」発売📷#佐々木久美(@hinatazaka46)さんにインタビュー🎤
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— タウンワーク (@townworknet) March 24, 2025
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佐々木久美(ささき くみ)
1996年1月22日生まれ。千葉県出身。2016年「けやき坂46 メンバーオーディション」に合格。その後日向坂46では初代キャプテンとしてチームを支える。2017年にはドラマ『Re:Mind』で、本人役としてドラマに初主演。またファッション誌「Ray」ではファッションモデル、テレビでは番組MCを担当と、その活動の幅を広げている。今年2025年1月29日リリースのシングル「卒業写真だけが知ってる」での活動をもって日向坂46を卒業することを発表。今年3月25日に自身初となる写真集「めくる日々」を発表する
◆佐々木久美 Offical Instagram:@kumisasaki
◆佐々木久美 Official Blog:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/member/list?ct=7
◆佐々木久美 SHOWROOM:https://www.showroom-live.com/r/46_KUMI_SASAKI

⽇向坂46 佐々⽊久美1st写真集 「めくる⽇々」
発行元:株式会社DONUTS
発売元:株式会社主婦の友社
発売日:2025年3月25日
定価:2,500円(税込)
体裁:オールカラー144ページ/A4サイズ
特典:ポストカード6種類中1点封入
撮影/藤原宏
■衣装:
イエロートップス 15,400円/CALNAMUR
白デニムパンツ 2,970円/神戸レタス
その他/スタイリスト私物
(問い合わせ先)
CALNAMUR http://calnamur.com
神戸レタス http://www.lettuce.co.jp
編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
取材・文:田部井徹
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。