高校生のバイトと部活の両立、どうやりくりしてる?
高校生活で、部活とアルバイトをうまく両立する方法はあるのでしょうか。ここでは、現在アルバイトをしている高校生1065人へのアンケートをもとに、高校生活でバイトと部活を両立するコツを紹介します。
バイトする高校生の半数以上は部活と並行
現在アルバイトをしている高校生にアンケートしたところ、半数以上の53.9%の人が部活と並行していると答えていました。実際どのように工夫したのか、コメントを交えながら部活とバイトを両立するコツを紹介します。
部活しながらバイトをするコツ
週末のみOKのバイトをする
平日は授業や部活などの学校活動を優先し、バイトは土日だけにするという声が多くありました。1週間の生活のリズムが安定するし、授業と部活、バイトのメリハリもつきそうですね。
「部活のある日にバイトをすると1日に予定を詰め込みすぎてしまうし、疲れてどちらにも悪影響になるので、部活のない土日だけバイトをしています」(17歳/女性/神奈川県)「平日は部活を優先するよう学校に言われていたから、バイトは土日だけにしています」(18歳/女性/高知県)
「平日だと部活や学校の終わる時間によってバイトが始まる時間に間に合わない可能性があるので、学校が休みの日だけバイトをしています」(16歳/女性/富山県)
部活を優先して予定を組む
部活を優先し、空いた時間にシフトを入れる人も多くいました。ほかにも、部活のある日は短時間のシフトにして、部活がない日は長時間のシフトを入れるなど工夫をしているようです。
「バイトは大学生になってできるけど、部活は高校生のうちにしか経験できないことだと思うので、部活を最優先しています」(16歳/女性/北海道)「強豪校で全国大会に出ることを目標にしているので、バイトが余裕があるときだけにしています」(17歳/女性/長野県)
「バイトより部活をしているときのほうが楽しいし、大切にしているので、バイトは優先順位を下げています」(17歳/女性/神奈川県)
早朝や夕方からのシフトに入る
日中は授業や部活を優先し、バイトは学校に行く前の朝や夕方以降にシフトを入れ、上手にやりくりしている人もいました。ただし法律により、18歳未満は22時以降、翌朝5時まではバイトが出来ないので注意してください。
「朝にバイトした方が早起きができるし、何かと得だから」(16歳/女性/神奈川県)「自分の生活リズム似合っているから、学校に行く前の早朝に働けるバイトを選びました」(16歳/女性/富山県)
「部活や勉強する時間を考えたら夕方か早朝しか選択肢がなかった」(16歳/女性/福岡県)
短期・単発・派遣バイトにする
短期、単発のアルバイトを土日や長期休みに入れているという声も多く聞かれました。また、派遣に登録して、自分の入りたい日や時間帯を伝えて仕事を紹介してもらうのも、効率よく働くコツかもしれません。
「部活優先だったので、一日単位でシフトを入れられるバイトのほうが都合が良かったです」(17歳/女性/千葉県)「部活が忙しい時期は、長い期間バイトができなくなるので、空いているタイミングだけできるバイトを選んでいます。勉強も優先できるので、自分に合っています」(17歳/女性/沖縄県)
週6日部活なので、平日は疲れているし、時間もない。だから空いているときだけ入れる単発のバイトを選んでいます」(17歳/女性/兵庫県)
テスト前や大会前はシフトを減らす
普段はバイトOKでもテスト前や期間中を禁止にしている学校もあります。その場合は事前にバイト先に説明をして、シフト調整の際に配慮をしてもらうといいでしょう。大会や発表会も予定が分かっている場合には事前に話しておくと、スムーズにシフトを調整してもらえるはずです。
「テスト前の1週間はシフトに入らず、勉強に集中するようにしています」(16歳/女性/大阪府)「事前に店長に相談して、テスト期間中のシフトは週に1回だけにしてもらっています」(16歳/女性/神奈川県)
「以前、テスト期間中もシフトを入れていまい大変な思いをしたので、今はテスト前から期間中はなるべくシフトを入れないようにしています」(16歳/女性/長野県)
週1からOKなどシフト調整しやすいバイトを選ぶ
バイトを選ぶ際、「週1回OK」や「1日2~3時間勤務OK」などの条件で探すという方法もあります。最初からバイト先がOKなら、シフト調整のお願いもしやすく部活との両立もしやすいでしょう。
「週一からOKのバイトは、普段からシフトの調整がしやすいし、『テストや部活の大会があるので休ませてほしい』と言えば、希望通り休ませてくれるところが多いと思います」(17歳/女性/神奈川県)「週一だと自分の予定が立てやすい。部活や家の事情など急に入った用事でも調整しやすいです」(17歳/女性/千葉県)
「部活の休みが週1なので、休みの日にバイトを入れるようにしています」(16歳/女性/茨城県)
活動日が少ない部活を選ぶ
入学時点で、バイトと部活を両立したいと思っている人なら、活動日が少ない部活を選ぶという考え方もあるようです。なかには平日にアルバイトをして、土日に部活をするという人もいます。
「もともと受験勉強を優先するために活動日の少ない部活を選んでいたおかげで、バイトのシフトも調整しやすいです」(18歳/女性/埼玉県)「朝練しかない部活なので、放課後は自由にシフトを選べています」(17歳/女性/千葉県)
「活動日が少なく、参加も自由な部活なので、バイトのほうを優先できています」(男性/17歳/鹿児島県)
まとめ
アンケートでは、ほかにも「高校生のバイトメンバーでLINEグループを作り、シフトに入れないときに代わってもらった」「面接で部活をしていることを事前に伝えておく」などの工夫をしているとのコメントもありました。また、チェーン店など大手企業であれば、シフト希望の提出が隔週や毎週のところも多く、部活のスケジュールを確認しながらシフトを入れられます。今回紹介した先輩たちの工夫を参考にして、自分がやりやすい方法で部活との両立を実現してください。
※更新履歴:
2015年04月09日
2023年4月1日
2024年7月2日
2025年7月23日
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。