「大学時代にするべき○○」系の書籍を読み比べて、タイプ別にオススメを分類してみた
巷にあふれる「大学生のうちにやっておくべきこと」系の指南本。
たくさんありすぎてどれを読めばいいの?と思っている人に、実際に筆者が読んで、性格別におすすめしたい本をご紹介。
夏休みで時間があるときや、実家へ帰省する道中に読んでほしい4冊はこちら!
直木賞作家の大学時代“爆笑”エピソードエッセイ
●とにかく笑いたい
●直木賞作家とかの文字に弱い
●本や文章を読むのが比較的好き
●自分はややリア充ぎみだと思う
●人の体験談とか聞くのが好き
『桐島、部活やめるってよ』の著書であり直木賞作家の朝井リョウさんが大学時代に経験した出来事を綴るエッセイ。
一見、真面目に「大学時代に不必要な出来事」を書くと思いきや、爆笑必至のエピソードがずらり。
友達と遊びに行ったり旅行したりとリア充エピソード満載なのに、どこか残念な朝井さんの行動に親近感をムンムン感じちゃいます。
就職活動の体験もこと細かく書いていますが…これもまた残念な感じで大笑い。
身になるというより、とにかく笑いたい!そんな時にオススメです。
ただ、電車の中で読むとひとり吹き出しの恐れアリなのでご注意を。
大学入学から卒業までの“やるべきこと”がすぐにわかる
●今年大学に入学した
●自分がとった履修科目にやや不安がある
●大学生活で何をすればいいか分からない
●文字ばかりの本は苦手
●深く狭くより浅く広く派
大学に入ってから卒業するまでの段取りがマルっとこの一冊に凝縮された大学生活のマニュアル本。
「授業のとり方」「授業の受け方」「ゼミでのレジュメの書き方」など勉強関連のことから、ひとり暮らしの金銭事情や節約術などライフスタイル。
そして、ワードやエクセルの使い方や就職活動のマナーや自己分析法まであるという至れり尽くせりの内容です。
ポイントは図解や資料を多用しているから分かりやすい! そして横書きだから雑誌を読む感覚でサラッと読めるから、普段、本を読まない人でも手にとりやすいですよ。
モテモテの大学時代を過ごしたいならこれを読むべし!
●とにかくモテたい
●読むなら実益があるほうがいい
●毒舌が好き
●大学では勉強よりも人間関係を充実させたい
●本は小さいほうがいい
タイトルだけ見ると、よくある指南本ですが、はっきりいって恋愛マニュアル本といっても過言じゃありません。
大学に時代にこんなことをやって、自分を魅力的に見せるテクニックをつけて、モテましょう!というのが裏テーマ。それもそのはず、著者は早稲田大学の教授であり専門分野は日本政治と恋愛学。
大学時代でモテる術を科学的な側面からキレイごと抜きに書いているから「いたた…」と思う反面、納得もできるわけです。
魅力的に見られる会話術からキスの方法まで書いてあり、読み終わった頃にはモテ男、モテ女に変身!(しているハズ…)。
この本とペン1本で自分のやりたいことが見えてくる
●普段、本はまったく読まない
●人生で自分のやりたいことがわからない
●オシャレなデザインが好き
●文書を書くのがそこそこ好き
●「嫌だなぁ」が口癖
この本は「自分のやりたいこと」を見つける本です。まずはペンを用意しましょう。そして、本に書かれた指示によって自分の気持ちを書き込んでいきます。
“書き込むのってめんどくさい…”って思ったアナタ! 安心してください、文章は短くていいですよ。
まずは自分が「嬉しいこと」と「嫌なこと」を書きだし、そこから書き進めるにつれて「やりたいこと」が見えてくる摩訶不思議な一冊。思ったことを文字にすると、自分の考えが見えてくるのだと実感。
そして、オシャレで仕掛けがたくさんあるデザインだから、書き進めるのも苦じゃない!
書き終わる頃には驚きの結果が出ますよ。ぜひ、試してみて!!
何か気になる本はありましたか?
普段よりちょっと時間のある夏休みは、変化球アリな指南本で自分を見つめたり、大笑いしてはどうでしょうか!
文:中屋麻依子