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2016年07月20日

大学入学時に入ったグループがつまらない。でも「ぼっち」が怖くて抜け出せない…

共通点がない友達グループに属していても楽しくない…、そんなお悩みに、作家の石田衣良さん(@ishida_ira)が答えてくれました。

石田衣良_ぼっち1

Q.大学入学時に入ったグループがつまらない。でも「ぼっち」が怖くて抜け出せない…

18歳の大学1年生です。今年大学で新しい友人グループに入りました。もともとグループに入ったのは入学直後の一人ぼっちになるのが嫌だったことが目的だったので趣味など共通点がなく、数ヶ月経っても会話が弾みません。孤独感がないのは救いですが、このままだと今後の大学生活を楽しく過ごせるか不安です。グループから抜け出すべきでしょうか?

A.急に抜けるのではなく、少しずつポジションをずらしてみて

今のグループにいながら、自分と話が合う人たちを少しずつ探したらどうですか。急に抜けるっていうのもなかなか難しいじゃないですか。なので、だんだんとポジションをずらして、「最近あいつ、あっちと遊んでいるみたいだよね」という感じで自然に距離を置くぐらいでいいと思うんですけどね。

でも、この問題を抱えている人って、今すごく多いじゃないですか。特に一学期とか大学1年の前期は、みんな新しい人間関係を作るのにすごく苦労するので。なんか日本って面倒くさい国だよね。別に一人ぼっちなら一人ぼっちでいいのにね。「あいつそういうやつなんだよね」でそっとしとけばいいのに、ああだこうだうるさかったりするしさ。なんか嫌なんだよな、こういうベタベタした気持ち悪い付き合いかた。

でも大学ぐらいの頃に、ぼくにも確かにこういうことってあったな。今ではぜったい嫌だけど。単純にさ、「あいつは友達がいない人間だ」と思われることが怖いっていう、それだけの理由なんだよね。でもそんなのどうだっていいじゃない? 人間関係なんか、できるときにできればいいんだからさ。最初からぼっちが怖いみたいなことで変な関係を作るから悩むので、もっとゆったり構えればいいのにね。すぐに友達なんかできなくていい、3カ月、半年かければいいじゃん。

友人グループは別に切る必要もないんじゃない? 話が合わないグループの中でも一人か二人は「ちょっと話せるな」って人はいるはずだから。そういうのは当然残しておくべきだし。0か1かっていう考えも気になりますよね。本当に一人でいることを気にすることはないよって全国の学生に言いたいね。

 
※この記事は公式メルマガ「小説家と過ごす日曜日」よりお届けします。

企画:夜間飛行

ira_ishida のコピー石田衣良(いしだいら)
1960年、東京都生まれ。‘84年成蹊大学卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。‘97年「池袋ウエストゲートパーク」で、第36回オール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。‘03年「4TEENフォーティーン」で第129回直木賞受賞。 ‘06年「眠れぬ真珠」で第13回島清恋愛文学賞受賞。 ‘13年「北斗 ある殺人者の回心」で第8回中央公論文芸賞受賞。 「アキハバラ@DEEP」「美丘」など著書多数。 最新刊「オネスティ」(集英社) 公式サイト http://ishidaira.com/