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2018年08月31日

モテクリエイター・ゆうこすインタビューvol.1「どん底を経験したからこそ、本当に好きなことがわかった」〜今のゆうこすになるまで

ゆうこす・菅本裕子さん写真
かわいいのに、かっこいい!みんなが憧れる“ゆうこす”。「モテるために生きている!」と断言し、SNSやメディアを通じてモテのテクニックを紹介し続けている彼女が支持される理由は、ファッション・メイク・しぐさなどの表面的なテクニックだけではなく「内面的な魅力」があるから。モテるためにこれまでどう生きてきて、今何を考え、大事にしているのか。シリーズ3回に分けてゆうこすの人間力に迫ります。

vol.1は、「今のゆうこすになるまで」をテーマにインタビュー。モテクリエイターと言うからには、さぞかしモテモテ&キラキラの人生を歩んできたのだろうと思いきや、10代後半から20代前半に「どん底のひきこもり時代」を経験したそう。そこから、どう復活して今があるのか、ゆうこすさんが、自分の言葉で真剣に語ってくれました。

・(9/4 UP!)vol.2 「つらいときほど“いや、逆に”とポジティブに変換」〜ゆうこすになるためのヒント
・(9/11 UP!)vol.3 ゆうこすの言葉たち「“恋”・“かわいい”・“自分”」に効く〜ゆうこす名言集

「モテてキラキラ」とは真逆だった学生時代

ゆうこす・菅本裕子さん写真

――ゆうこすさんの肩書は「モテクリエイター」ですが、ズバリ、どんなお仕事なのでしょう?

字のごとく「モテ」を「クリエイト」する仕事です。SNSでモテに関する情報を発信することがメインで、YouTubeでメイク方法を実演したり、ライブストリーミングで私がセレクトしたアイテムを販売したり。最近では企業とコラボしてモテアイテムの商品を開発や、セミナーの開催もしています。

――“モテるため”のさまざまな情報を発信しているんですね。ゆうこすさんはHKT48でのアイドル活動を経て、現在モテクリエイターとして活躍されていて、もう理想的なキラキラした人生じゃないですか。

いえ、違います(即答)。3年前までひきこもって、どう生きていけばいいかもわらずにくすぶっていました。

――えっ? アイドルなのにくすぶっていたんですか?? そもそもアイドルになりたいと思ったきっかけは?

元々AKB48さんの大ファンだったっていうのと、夏休みの宿題をやりたくなかったからなんです。高校の夏休みに宿題が多くて嫌になっていたら、HKT48のメンバー応募を見つけて。アイドルになれば宿題もやらなくていいかなと考えたんです(笑)。

――斬新すぎる理由ですね(笑)。でも、アイドルに応募するぐらいですから、そこそこ自分には自信があったんですよね?

それは親の影響が大きくて、幼い頃から「カワイイ」と言われて育ったんですよ。そうなると、自分は「カワイイんだ」と刷り込みのように思い始めて、小学生の頃からカワイイと思われるためにぶりっ子し始めました。だから、女の子の友達もいなかったし、よくハブられていました。

――サラッと言いましたね(笑)。学生時代の女子はグループ社会だから、ショックだったのでは?

それが、わりと空気が読めないタイプだったので、仲間外れにされていても「私が悪い」と思わず、周りがおかしいと思っていたんですよ。女子グループのカーストの中でも枠からはみ出していたので、周りと比べることもなかったし、ひとりでいることが普通でした。

アイドルになって唯一の自信をへし折られた

ゆうこす・菅本裕子さん写真

――そう思うと、空気が読めないって強いですね(笑)。でも、アイドルに合格してからは、キラキラな日々に…。

これも違います(即答)。アイドルになってからが試練でした。それまではクラスで一番、自分がカワイイと思っていましたけど、アイドルになったら周りがみんなカワイイ。ここで初めて順位づけをされるわけです。踊るときも最初は一番前の列にいたのに、日を追うごとに2列目、3列目と下がっていく。顔もそこそこ、ダンスも下手だったので、最後はとうとう一番後ろの端っこになってしまって…。

――いままで一番自信があった「カワイイ」を否定された気持ちになって、落ち込んだのでは?

さすがに落ち込みました。でも、今思えば、このときも周りのせいにしていたんです。メンバーは中学生が多くて、私は高校生だったから「私は年齢も上だし、周りが若すぎる」って。もっとダンスを練習して、かわいくなる努力をするべきなのに、結局アイドルも辞めてしまって…。実家に引きこもっていたときに、ネットで私に関するネガティブな噂が流れたんです。未成年で飲酒したとか喫煙したとか、根も葉もないデマがSNS上で一気に拡散して。私自身もSNSは利用していましたが、ネガティブな情報はこんなに広がりやすいんだと驚きました。そして、一度、アンチがつくとSNS上でしつこく攻撃をしかけられるんです。Twitterで「おはよう」とつぶやいたらアンチからのリプライが「死ね」ですからね。

SNSでは見栄を張り、イベントには3人しかこない地獄…

ゆうこす・菅本裕子さん写真

――聞いただけでへこみそうです……。それでもSNSは続けていたそうですが…

もう、半分意地でした。アイドルを辞めても「幸せな自分」を演出したくて、お金もないのに高いランチを食べて写真をアップしたり、仕事もほとんどないのに「こんな仕事やってます!」とたくさんあるように書いてみたり。毎日、家にひきこもってゲームとSNSばかりやっている日々。この先、何をしたいか、自分がどうなりたいかなんて考えることもせずに、ひたすらゲームをしていました。

――そこからよく這い上がってきましたね。何がきっかけだったのでしょうか。

月に一度、ほそぼそとイベントを開催していたのですが、とうとう参加者が3人になってしまったんです。「よく見られたくて見栄を張っていた自分」の鼻っ柱を完全に折られた気持ちでした。このとき、Twitterのフォロワーは3万人もいたのに、実際に会いに来てくれるのは3人。それまで、みんなに好かれたくてSNSで発信したり、イベントを開催したりしていたけど、結局3人にしか受け入れられていなかったんだと気が付いて。

フォロワーの熱量の低さに愕然として、なんとなくフォローしてくれている3万人よりも、熱量の高いファンが100人いるほうがいいのではないかと思ったんです。そのためには万人に好かれることよりも、私がとことん好きなことをして、結果、ファンがつけばそっちのほうがいいと、考え方が180度変わりました。

自問自答して「本当に好きなこと」が「モテたい」だとわかった

ゆうこす・菅本裕子さん写真

――「とことん好きなこと」は何だったんですか? 

正直、これまで「これがやりたい!」と思って動いてきたわけではなかったので、初めて、自分は何が好きなのかを自問自答しました。「私はお買い物が好き→なんで買い物が好きなのか→服が好きだから→なんで服が好きなのか→かわいく見られたいから→なんでかわいく見られたいのか→モテたいから」。「なんでアイドルやってたの?」「なんでぶりっ子してたの?」、「なんでメイクが好きなの?」。どの答えも「モテたいから」につながって、私はモテるために何をすればいいかを考えるのが好きだっていうことに気がついたんです。

――自分の「好き」やこれまでの行動を突き詰めて可視化したんですね。「好きなこと」がわかってからゆうこすさんが起こした行動は?

自分が何をやっているかを知ってもらうためにSNSで拡散を始めました。最初は「モテ」だから単純に男性に向けて発信したんですけど、まったく共感されない。拡散される根本は共感ですから、どこに向ければ共感されるかを考えたときに、「モテたくてぶりっ子したいけれど、恥ずかしくてなかなかできない女子」に向けようと考えたんです。クラスにひとりか二人ぐらいいるじゃないですか、ぶりっ子な女子(笑)。数はそんなに多くないかもしれないけど、熱量は高いんじゃないかと。わかりやすい情報があれば熱心に見てくれるかなと考えたんです。それから女子対象でインスタグラムをスタートして、ヘアアレンジやオススメのコスメなどを紹介するようになりました。

好きなことだとネガティブもポジティブに変換できる

ゆうこす・菅本裕子さん写真

――ゆうこすさんは現在24歳ですが、22歳で自分の会社を立ち上げましたよね。かなり大きな決断だったと思うのですが…。

それまで別の事務所にいたのですが、タレントとして所属していたのでグラビアや男性向けのお仕事がちょこちょこきていて。でも「本当に好きなことだけをする」と決めてから、そういった仕事に興味がなくて断っていたので、事務所側としても扱いに困りますよね(笑)。とはいえ、事務所に所属していないと、仕事を依頼されにくいだろうなとも思っていたんです。

そんな悩んでいる私の背中を押したのが、自分のバースデーイベント。SNSで告知したら、なんとチケットが即完売したんです。そして、イベントを開いたらこれまで男性ファンが多かったのに、女性が増えていて、直接聞いてみたらインスタで私を知った人がほとんど。モテを拡散し始めて約半年で女性ファンがここまで増えたことに「私のやっていることは間違っていなかった」と自信がもてました。それで、とことん自分のやりたいことをやろうと決心がつき、自分の会社を立ち上げたんです。

――今、自分の好きなことを仕事にしてみて、率直にどう感じますか?

「起業して大変なことは?」と聞かれても、ないんですよ。確かに頭を悩ませたり、うまくいかなくて落ち込むことはしょっちゅうですけど、好きなことだからその落ち込みや悔しさも原動力になるんです。以前は失敗したら周りのせいにして、できない理由を探し続けていたけれど、今は違う。ネガティブなことでもポジティブに考えられる。きっと、これが「好きだから頑張れる」ということなんだと思います。

  
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>>次回は9/4(火)UP! ゆうこすさんの考え方やこの先のことなど、じっくりお聞きしています。彼女の哲学が詰まったインタビューをお楽しみに!

・(9/4 UP!)vol.2 「つらいときほど“いや、逆に”とポジティブに変換」〜ゆうこすになるためのヒント
・(9/11 UP!)vol.3 ゆうこすの言葉たち「“恋”・“かわいい”・“自分”」に効く〜ゆうこす名言集
■Profile
ゆうこす

本名:菅本裕子。1994年5月20日生まれ。2011年HKT48に加入し、翌年脱退。2016年から「モテクリエイター」として活動しTwitterやInstagramで人気に。現在、SNSの総フォロワー数は120万人越え。インフルエンサーとしての活躍は多岐にわたる。

・Twitter:@yukos_kawaii
・Instagram:@yukos0520

取材・文:中屋麻依子/撮影:八木虎造