スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2022年06月03日

【人の悪いところばかり気になる】ワタシのトリセツ(企画:トキオ・ナレッジ 漫画:カマタミワ)

ベストセラーを多数生み出すクリエイティブユニット・トキオ・ナレッジと、大人気漫画家カマタミワさんによる新シリーズ。

喫茶店で働く一見普通のパート主婦・照代は、人間観察や悩みを解決することが大の得意。毎回、性格に何らかの悩みを抱えているお客さんに、問題を解決する方法をこっそり伝授します。

●今回の登場人物


和佳照代(わか・てるよ)

43歳。喫茶「T&Nコーヒー」の店員。多種多様な人が訪れる喫茶店で働いているうちに、人間観察や悩みを聞くことが得意になった主婦。悩みを抱えている人や、自らの短所に気づいていない人を放っておけず、ついついアドバイスをしてしまうのが悩みの種。

ワタシのトリセツ タウンワークマガジン townwork
木荷成美(きに・なるみ)

人の悪いところばかり気になるお客さん。女性(30代前半)

今回のテーマ:人の悪いところばかり気になる性格

ワタシのトリセツ タウンワークマガジン townwork
ワタシのトリセツ タウンワークマガジン townwork

【人の悪いところばかり気になる人の特徴】


(1)いつもイライラしている

(2)完璧主義

(3)自分を客観的に見られない

【解説&対処法】
ワタシのトリセツ タウンワークマガジン townwork

他人は自分を映す鏡! 人の悪いところが気になったら、「自分は大丈夫?」と振り返り!!

つい人の悪いところばかり気になってしまう…。そんな悩みを抱えている人は意外に多いようです。たいていの場合、親身になってくれている人から「悪いとこじゃなくて、良いところを探そうよ」と言われた経験があることでしょう。
けれど、そう言われてもなかなかできないのが、悩みの種。どうして人の悪いところばかりが気になってしまうのか? その根本的な原因を理解せずに、ムリをして良いところを探しても精神的なストレスになるだけです。

原因探し、その➀:どんな時に、人の悪いところが目につくのか?
人の悪いところが目についてしまうのは、イライラしている、精神的な余裕がないときが多いはず。
「いやいや、悪いところが目につくからイライラするんじゃん!」と思われがちですが、実は順番としては、「イライラしている」→「人の悪いところが気になる」です。
心理学では、人はその時の気分に一致する情報に目が行ってしまうといわれています。つまり、好きな人は良いところばかりが目に入るし、嫌いな人はイヤなところばかり目がいってしまうのです。

原因探し、その➁:なぜイライラしてしまうのか?
いつもイライラしている人は、「自己肯定感が低い」場合がほとんど。高い自己評価の裏で不安感や劣等感がスクスクと成長しているため、他人のマイナス面を探してマウントを取らないと辻褄が合わなくなっています(あくまでも自分の中だけの話ですが)。結果、相手をリスペクトする選択肢はなくなり(もちろん、自分の中だけの話です)、攻撃的になってしまうのです。
というわけで、まずは自己肯定感を高める意識をしましょう。自己肯定感の高め方は、ぜひ第1話を参考にしてみてください。心にゆとりがあれば、短所に気づいてもイライラする必要がなくなります。むしろ、長所に気づけることでしょう。

「完璧主義」も、自己評価の高さと自己肯定感の低さゆえの、悲しい特徴です。
当然のことながら、完璧な人など存在しません。けれど、人の悪いところばかり気になる人は、自分にも他人にも完璧(に近い状態)を求めることで、自己評価を高め(完璧な部分しか見ないようにしているので)、他人の完璧ではない部分(=短所)にフォーカスを合わせます。つまり、「つい人の悪いところが気になる」というよりも、「悪いところを見つけようとするクセ」があるのです。

これを直そうと、良かれと思った誰かに「完璧な人なんて、いないんだからさ…」と言われたところで、「そんなの当たり前でしょ! 知ってるからっ‼」とムダに怒ってしまって自己嫌悪……というコンボを決めた経験のある方もいらっしゃるでしょう。
改善するには、「本当の自分」を認めて自己肯定感を高める(第1話参照)しかありません。
心理学で「他人は自分を映す鏡」と言われているように、自然と目がいく誰かの短所は、実は自分でも気づいていない、自らの短所でもあります。「こいつのここがダメ」と気になったら、自分に当てはまることはないか、ぜひ思い返してみてください。
そして、できれば他人の気になる悪いところをノートにすべて書き出してみてください。自分に当てはまることは本当にないのか、改めて考えてみましょう。自分でも気づかなかった「本当の自分」を知る、良いきっかけになるはずです。

「こいつのここがダメ」が口をついて出てしまうと、相手に(いや、誰が言うとんねん…)と、知らぬ間に周囲からの評価がグン下がりすることウケアイです。
「自分では理由がわからないまま評価が下がる」→「同時に自己肯定感も下がる」→「イライラする」→「人の悪いところばかり気になる」という負の無限回廊--想像するだけで寒気がしてきます。
人の悪いところばかりが気になりはじめたら、それは「自己肯定感が低くなっている」「客観的に自分を見られない」というアラートだと考えてみるようにしましょう。

 

▼過去のシリーズはこちら▼

「メンドウな女のトリセツ」第2回

●漫画:カマタミワ

東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー

HP: http://kamatamiwa.com//
twitter: @kamatamiwa

●最新著書

カマタミワ
『気づいたら独身のプロでした』 発売中!

KADOKAWA 刊
1,210円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4046810742

●構成・文:トキオ・ナレッジ

弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。

●最新著書

トキオナレッジ おとな キレイ 養成講座 タウンワークマガジン
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」
2017年12月19日発売!

ジービー 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/

●著書

メンドウな女のトリセツ タウンワーク
「めんどうな女のトリセツ」

宝島社 刊
1,296円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4800239648

早速バイトを探してみよう