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2023年03月31日

いつも遅刻してしまう悪癖を治したい【ワタシのトリセツ】(企画:トキオ・ナレッジ 漫画:カマタミワ)

ベストセラーを多数生み出すクリエイティブユニット・トキオ・ナレッジと、大人気漫画家カマタミワさんによる新シリーズ。

喫茶店で働く一見普通のパート主婦・照代は、人間観察や悩みを解決することが大の得意。毎回、性格に何らかの悩みを抱えているお客さんに、問題を解決する方法をこっそり伝授します。

●今回の登場人物


和佳照代(わか・てるよ)

43歳。喫茶「T&Nコーヒー」の店員。多種多様な人が訪れる喫茶店で働いているうちに、人間観察や悩みを聞くことが得意になった主婦。悩みを抱えている人や、自らの短所に気づいていない人を放っておけず、ついついアドバイスをしてしまうのが悩みの種。

ワタシのトリセツ マンガ タウンワークマガジン townwork
客:尾暮真澄(おくれ・ますみ) 20代前半

今回のテーマ:いつも遅刻してしまう性格

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【いつも遅刻してしまう人の特徴】

 
(1)時間の読みが甘すぎる

(2)待つのがイヤ

(3)楽観的

【解説】

楽観的で、時間の読みが甘すぎる。さらに待つことが嫌い

今回は「いつも遅刻する人」がテーマです。
基本的に、「私は絶対遅刻すると決めている!」という人はいません。申し訳ないと思いつつも、ついつい遅刻してしまう人がほとんどでしょう。
とはいえ、「悪気はないので…」で済むはずもありません。たまの遅刻なら誰しもあることかもしれませんが、毎回ともなると信用されなくなってしまいます。
さらに「申し訳ない…」とか「自分はダメ人間だ」と繰り返し思うことで自己肯定感も下がってしまいます。遅刻癖の自覚があるなら早く治したほうがよいでしょう。さっそく、まずは「いつも遅刻する人」にはどんな特徴があるのか、おさらいしておきましょう。

1つ目は「時間の読みが甘すぎる」です。「時間の管理ができない」と言い換えてもよいでしょう。
遅刻癖のある人は、何にどれくらい時間がかかるのか読みが甘いというか、甘すぎる人がほとんど。何時何分の電車に乗ればOKかわかっているのに、改札から目的地までの時間を考えていないのはデフォルトです。同様に、「タクシーに乗れば間に合う!」と思っていても、タクシーが捕まるまでの時間は想定外。渋滞する可能性など、1ミリも考えていないのです。
買い物だったら商品を探す時間やレジに並ぶ時間、洗濯だったら干す時間など、普通は考慮に入れて然るべきことがスッポリと抜けています。
結果、毎回「思いもよらないことが起こった!」というスタンスを崩さず、到着するいや否や「いや、違うの!」と自分にすべての否がないかのように言い訳をします。

2つ目の特徴は、「待つのがイヤ」というもの。「5分待つくらいなら、5分待たせたほうがマシ」と思っているフシさえ、うかがえます。
基本的に「待つのは時間のムダ」と思っているため、いつもギリギリ行動を心がけています。たとえ前に入っている予定が早く終わったとしても、5分でも待つ時間があれば「何かしよう!」と予定を詰め込む癖が発動。これに「時間の読みが甘い」が乗っかって、遅刻してしまうのです。

そして3つ目の「楽観的」こそ、遅刻という時間泥棒の根源だと言えるでしょう。これが悲観的で心配性だったら、時間の読みの甘さは「早く着きすぎてしまう」という特徴になるでしょうし、相手を怒らせないように「5分待たせるより、5分待ったほうがマシ」という思考が働くはずだからです。
楽観的な性格にはもちろん長所もたくさんありますが、こと遅刻癖に関しては「なんとか間に合うだろう」とか「多少の遅刻では怒らないだろう」という悪い方に作用している可能性が高いと言えます。

ともあれ、「死んでも直らない」とも言われるこの「遅刻癖」は、本当に改善不可能なのでしょうか?
人としての信頼にも関わる悪癖なので、放置していても何ひとつイイことはありません。明日も遅刻してしまう前になんとかしましょう。

【対処法】
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待ち時間を「無駄」から「有意義に使える時間」に意識転換する

今回のミッションは、「楽観的なまま遅刻癖を改善する」です。
すでに述べた通り、「楽観的」なのは悪いことばかりではありません。そのままのあなたでいてください。まずは「時間の読みが甘い」という点から改善の糸口を探ってみましょう。

一般的によく言われるのが、「5分前行動」や「10分前行動」の徹底です。とはいえ、これはやれるならすでにやれているでしょう。「使っている時計を10分早める」という方法も同様で、自分の知らないところで10分早められているならまだしも、自覚していては効果があるとは言い難いものがあります。
一旦「できないものは、できない」と割り切って、次の問題点に目を向けましょう。「待つのイヤ」という理不尽すぎる特徴です。

まずするべきは、待ち時間が「無駄」という既成概念を取り払うこと。でも、どうやって?
実は待ち時間を「有意義に使える時間」と置き換えるだけで、意外とスムーズに脳味噌は書き換えらられるのです。
例えば、本を読むでもよいでしょうし、趣味について調べたり資格の勉強をしたりするのもよいでしょう。見られていなかった動画を見るでも構いません。「自分のためになる」と思えることなら、なんでもイイのです。
そう考えると、大嫌いだった待ち時間が、自分磨きの楽しい時間に思えてくるから不思議です。そうなったらもう、しめたもの。5分や10分では足りず、むしろ30分以上欲しくなることでしょう。結果、自ら30分前行動したくなるというわけです。

「待つのがイヤ」がなくなれば、「出発前や待ち合わせ前の思いつき行動」も自然と減っていくことでしょう。やったが最後、自分磨きの楽しい時間が目減りしてしまうからです。ぜひ参考にしてみてください。

 

▼過去のシリーズはこちら▼

「メンドウな女のトリセツ」第2回

●漫画:カマタミワ

東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー

HP:http://kamatamiwa.com
Twitter:@kamatamiwa

●最新著書
カマタミワ
『気づいたら独身のプロでした』

KADOKAWA 刊
1,210円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4046810742

●構成・文:トキオ・ナレッジ

弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。

●最新著書
トキオナレッジ おとな キレイ 養成講座 タウンワークマガジン
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」

ジービー 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/

●著書
メンドウな女のトリセツ タウンワーク
「めんどうな女のトリセツ」

宝島社 刊
1,296円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4800239648

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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